2人になってもKREWELLAの楽曲は相変わらず魅力的!

KREWELLAに入った亀裂と分裂、そしてその後の3人の行く末をたどる
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2018.05.07 13:46


「ALIBI」曲は勿論、MVもカッコイイから


2018年2月、新曲「ALIBI」をリリースしたEDMのアゲアゲ姉妹デュオ KREWELLA(クルーウェラ)。伸びのある歌声はパワフルで、聴きやすいメロディと相まって心地良く響く。「アリバイ」というタイトルの通り、意味深な歌詞にも注目の楽曲である。


Krewella - Alibi 



トリオだったKREWELLAの青春時代と楽曲


現在では姉妹デュオとして活躍しているKREWELLAだが、かつてはトリオだった。

結成は2007年。当時のメンバーは、KREWELLA姉妹の姉、1989年8月生まれのJahan Yousaf(ジャハーン)と、妹、1992年2月生まれのYasmine Yousaf(ヤスミン)、そしてもう1人プロデューサーのKristopher “Rain Man” Trindl(レインマン)。この3人は故郷イリノイノースブルックで高校生活を送っている時に出会った。レインマンは元々メタルバンドでギターをプレイしており、姉ジャハーンがそのライブに顔を出すうちに仲良くなったという。


3人ともそれぞれ首や腕に”6・8・10”というタトゥーを入れているが、これが示している2010年6月8日は彼らが音楽の世界で生きていくことを決心した日である。その日、美人姉妹とプロデューサー・DJレインマンのトリオKREWELLAが誕生したのであった。

彼らの楽曲にはエレクトロ・ハウスやダブステップの要素が取り入れられ、EDM界で徐々に存在感を増すことになる。

2011年にレーベルと契約してデビューし、翌年の2012年6月にリリースした1stEP「Play Hard」は、なんとビルボードのダンス・ラジオ・エアプレイチャートで1位を記録している。そこからは彼女たちのルックス、ステージのファンキーなプレイなどが話題を呼び、人気急上昇。




KREWELLAが2013年のウルトラミュージックフェスティバルでプレイした後、ビルボードが「KREWELLAはビッグになるだろう」とコメントしている。そして2013年9月にリリースした1stアルバム「Get Wet」は、ビルボードのチャート1位を獲得。この「Get Wet」のプロモーションの際には姉妹2人だけでの来日を果たし、1夜限りのライブを行った。原宿で服を買って食事もせずにスイーツを食べまくったとのことである。


Krewella - Party Monster



KREWELLAに入った亀裂と分裂


そんなKREWELLAの3人の関係に亀裂が入ったのは2014年9月のことだった。レインマン脱退の発表がなされたのである。その後、レインマンが「無理やりクビにされた」と、KREWELLAを訴え、500万ドルの損害賠償を請求。


KREWELLA側は「レインマンがドラッグやアルコール依存の問題を抱えており、自分から辞めた」と主張しているが、レインマンは「姉妹が自分のことを鬱病と勘違いし、治療が必要だと入院させようとした」また、「KREWELLAが成功し多額の収入を得るようになった今、それを3人で分けるよりも別のクリエイターに外注して楽曲制作をした方が効率的だと考えていた」と語っている。

先に書いた東京でのライブの時にレインマンが来ていなかったのは、こういう事情があったのだ。当時はレインマンの脱退を公表する前だったので「レインマンは体調不良で来ることができなかった」としていたが、胸の内は複雑だったのである。


2014年11月、KREWELLAは、レインマン脱退後、初めて2人で臨んだ楽曲「Say Goodbye」をリリースした。2015年8月、KREWELLAは経済誌「Forbes」のインタビューで、やっと裁判が終わった事を公表した。和解内容は明らかにされなかったが、これで肩の荷が下りた事は間違いない。


2016年5月、KREWELLAはEP「Ammunition」をリリース。直訳すると、銃弾、攻撃手段。「おみまいするぜ!」的な意味が込められている。その後レインマンはソロ活動を始め、スティーヴ・アオキのレーベルDIM MAKと契約。2016年にシングル楽曲をリリースしている。こちらも心機一転、のようである。


Krewella - Ammunition 



Photo: https://www.facebook.com/krewella/

Written by 編集部



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