エイフェックス・ツインのプリセットもあり! コルグが新世代アナログシンセ「minilogue-xd」発表

NAMM出展の新シンセには、エイフェックス・ツインのほかドリアン・コンセプトのマイクロ・チューニングプリセットも搭載!
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2019.01.22 12:00

世界最大の楽器見本市「NAMM」開催にあわせて続々と各メーカーが新機種を発表していることはすでにご存知のとおり。機材メーカーのコルグからは人気のモジュラーシンセ系の新機材として発表された「Volca Modular」が話題になっているが、それ以外にも注目したいのが、新世代アナログシンセ「minilogue-xd」だ。




コルグの新世代アナログシンセ「minilogue-xd」はアナログとデジタルのハイヴリッドシンセ 


minilogue-xdは、2016年に発表されたminilogueに続くアナログシンセサイザーの新機種。特徴としてまず挙げられるのは、Minilogueを彷彿とさせるアナログサウンドをさらにブラッシュアップした点だ。また2つのアナログVCOだけでなく3つめのオシレーターとして搭載されたマルチ・エンジンにより、デジタル・サウンドまでをカバーしており、アナログとデジタルといった性質の異なるサウンドを1台で鳴らすことができるハイヴリッドな仕様になっているのも注目すべき点だろう。 


さらに同シンセには高品位なデジタル・エフェクトも搭載。ユーザーはモジュレーション・エフェクト、リバーブ、ディレイの3系統を同時使用可能で、コーラスやアンサンブル、暖かみのあるテープ・ディレイ、多彩なリバーブなど、幅広いバリエーションから好みのサウンドメイクができるようになっている。




ユーザーによるカスタマイズ性、即興性も魅力  


またminilogue xdでは、16個のユーザー・オシレーター・スロットと16個のユーザー・エフェクト・スロットが、ユーザーによるカスタマイズのために用意されており、専用のライブラリアン・ソフトウェアを経由して作られたオシレーターやエフェクト・プログラムを本体へロードすることも可能だ。  


それ以外にも本体に付属している16ステップのステップ・シーケンサーは、リアルタイムRECとステップRECという異なるレコーディング方法にも対応。ユーザーが16個のステップ・ボタンをダイレクトに選択できるため、ステップの音の差し替えやミュートなど素早いエディット以外にも即興的なパフォーマンスを取り入れたプレイがしたい場合にも心強い味方になること間違いなし!




Aphex Twin、Dorian Conceptのプリセット・チューニングを搭載 


そして、個人的に注目したいのはコルグのモノフォニック・アナログシンセサイザーであるmonologueに搭載されていた各鍵盤を個別にピッチ調整できるマイクロ・チューニング機能を搭載している点だ。monologue発売当時、この機能では昨年の新作EPのリリースや今年4月に開催されるコーチェラ2019出演が話題のAphex Twinのチューニングプリセットが搭載されている点が注目されたが、minilogue-xdでもそのプリセットは使用可能。さらに昨年のソニマニ、単独公演でも話題になったDorian Conceptのプリセットほか、全部で23のプリセット・チューニングを使用することができるとのこと。あと出力端子がステレオ化したことで、広がりのあるエフェクトサウンドも出力できる仕様になったことも見逃せない点だ。 


なお、minilogue xdはメーカー公式サイトによると2019年2月下旬発売予定。海外メディアによると販売価格は649.99ドル(約7万1000円)になるとのこと。 


written by Jun Fukunaga

source:

https://www.korg.com/jp/products/synthesizers/minilogue_xd/

https://www.factmag.com/2019/01/15/korg-minilogue-xd-polysynth-announced/


photo: Korg



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