KanyeとPharrellが才能を認めた天才 Kid Cudiの成功と苦悩、復活を辿る

コーチェラで注目を集めたKid Cudiをあらためてピックアップ。Kanyeとの出会いや、その成功の裏にあった苦難とは?
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2019.05.02 04:00

Kanye West(カニエ・ウエスト)の影に隠れがちだが、つねにその傍らで存在感を示し続けるKid Cudi(キッド・カディ)とはどんな人物なのか。あらためて楽曲とKid Cudiについて振り返ってみよう





Kanyeとともに歩んだ成功と苦難。Pharrellが最高のラッパーの1人と称する天才Kid Cudi


Kanye Westは今年のコーチェラで行った、野外日曜礼拝“Sunday Service”で革新的なパフォーマンスを行った。多くのセレブたちもKanyeとゴスペルバンドの奏でる壮大な日曜礼拝を楽しみ、身体性とアート性の両面から主への感謝を表していた。


そんなKanyeがパフォーマンスの最中、感極まって涙を流す場面があった。そしてKanyeの肩に手を添え、印象的に映り込んだ人物がいる。Sunday ServiceでスピーチしたDMX(ディー・エム・エックス)より、同じくマイクを手に取りラップしてみせたChance The Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)よりも、映された時間は短かかったが。慈愛に満ちた表情でKanyeを見つめていたその男こそ、Kid Cudiである。




Kid Cudiは、アメリカ合衆国オハイオ州、クリーブランド出身のラッパーだ。Kanyeが2004年に設立し、主催するレーベルG.O.O.D.Musicからデビュー。G.O.O.D.MusicにはQ-TIP(Q・ティップ)やPusha T(プッシャ・T※現在はG.O.O.D.Musicの社長を務める)、MOS DEF(モス・デフ)、Big Sean(ビッグ・ショーン)、Sunday Serviceにも登場したTeyana Tailer(テヤーナ・テイラー)といったアーティストが所属する。


期待の新人ラッパーとして、2009年8月、1stアルバム『Man on the Moon:The End of Day』をリリース。ヒップホップにエレクトロニカを融合させたサウンドにラップを載せ、全米で人気を獲得した。全米アルバムチャートで初登場4位、『Man on the Moon: The End of Day』からの先行シングル「Day 'n' Nite」は、全米シングルチャートで最高3位をマークするほどのビッグヒットとなった。


2ndアルバム『Man on the Moon II: The Legend of Mr. Rager』以降、『Indicud』、『Satellite Flight: The Journey to Mother Moon』、『Speedin' Bullet 2 Heaven』、『Passion, Pain & Demon Slayin'』、そしてKanyeとの共作で2018年にリリースされた最新作、『Kids See  Ghosts』と通算7枚のオリジナルアルバムをリリースし、内5作で全米TOP5入りを果たす。ソロ名義と別では 2012年、Dot Da GeniusとのロックユニットWZRDとしてリリースしたアルバムでも全米3位を記録している。



 

同年、EDM黎明期、アメリカでも知名度を広げ人気を獲得したDavid Guetta(デヴィット・ゲッタ)のアルバム『One Love』にも参加。Kelly Rolland(ケリー・ローランド)やAkon(エイコン)など多くのヒップホップ、R&BアーティストがGuettaと共演し、ダンスミュージックとクロスオーバーしたエポックメイキングな作品である。当初よりエレクトロサウンドを取り入れていたKid CudiはGuettaサウンドとも抜群の相性を見せつけた。  




Kanyeが信頼する才能


Cudiのデビューよりも半年ほど時間を遡り、2008年Kanyeの4枚目のアルバム『808s & Heartbreak』では共同ソングライターとして参加し、客演も行っている。オートチューンボーカルを全面に押し出し、ラップ的な要素をほとんど排除したKanyeのこのアルバム、内容はめちゃくちゃ暗い。でも筆者はこのアルバムをたぶん『College Dropout』の次くらいに良く聴いた。その中でも「Welcome To Heartbreak」が特にお気に入り。めっちゃ陰鬱な内容だけど、トラックもラップもめっちゃカッコイイ。そして曲中わずかにラップしているKid Cudiの存在感がすごいのだ。




もう1曲は「Robo Cop」。この曲では、Kid Cudiはラップをしていないものの共同制作者としてクレジットされており、ノイズがかったオートチューンボーカルが気持ちいいメロディラインは『Man on the Moon:The End of Day』で聴かせてくれたKid Cudiっぽさが感じられる。




『Man on the Moon:The End of Day』でKid Cudiの人気を決定づけた楽曲が、「Pursuit of Happiness(Nightmare)」である。MGMT(エム・ジー・エム・ティー)、Ratatat(ラタタット)といったエレクトロバンドをフィーチャーし、サイケデリックなサウンドに乗せ、


俺は幸せを追い求めているんだ


もし俺が、転げ落ちて死んでしまっても俺は生き抜いたんだ

銃弾を避けつつ 俺は生きたんだよ


と、酩酊しているかのようにダラダラと歌う。このフロウとハスキーな声がCudiの武器だ。


Kid CudiはDrake(ドレイク)とほぼ同時期にシーンに登場しており、歌うようなラップ、それもグダグダっとしたユルいラップが両者の共通点であった。


「Pursuit  of Happiness」のMVにはDrakeが全カメオ出演しているので互いにシンパシーを感じていたのかもしれない。DrakeもCudiも歌っているのは、外に向けてのメッセージよりも自分のことばかりというのも共通していた。





哲学的で抽象的なリリック、メロウなフロウ、Cudiのメロディセンスが前面に出ているこの楽曲はSteve Aoki(スティーブ・アオキ)によってトランシーに生まれ変わったリミックスもリリースされ、ヒップホップヘッズだけでなく、EDMファンのクラブアンセムとして人気を博し、親しまれている。




2012年、「Pursuit  of Happiness」のリミックスを手がけたStive Aokiとオリジナル楽曲「Cudi the Kid」でも共演を果たす。DJ AMとの名コンビとしても名高く、ヒップホップミュージックと親交の深いBrink 182のパンクドラマーTravis Barker(トラヴィス・バーカー)とオルタナティヴでノイジーなEDMパンクを炸裂させた。







CudiとKanye、蜜月の時代


『Man on the Moon:The End of Day』と翌年2010年発売された、2ndアルバム『Man on the Moon II: The Legend of Mr. Rager』以降もKanyeやG.O.O.D.Musicアーティストと引く手数多の活躍を見せる。


Kanyeの『808s & Heartbreak』の作業を行ったハワイレコーディングにCudiも引き続き参加し、この時のレコーディングが2010年リリース、Kanyeの5枚目のアルバム『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』へと続き、収録された「Gorgeous」や「All of the Lights」に参加。この「All of the Lights」はKanyeと楽曲に参加したRihanna(リアーナ)とともにグラミー賞でBest Rap/Sung Collaborationを受賞している。




2012年リリース、G.O.O.D.Musicのコンピレーション・アルバム、『Kanye West Presents Good Music Cruel Summer』には Kanyeを始め、Pusha T 、 2 Chainz 、 John Legend 、 Big Sean 、 Ghostface Killah(ゴーストフェイス・キラー) 、 Raekwon(レイクウォン) 、 Common(コモン) 、 Cyhi The Prynce(サイハイ・ザ・プリンス) 、 DJ Khaled(DJ キャレド) 、 The Dream(ドリーム)、 Mase(メイス)、 Travi$ Scott(トラヴィス・スコット)、 Teyana Taylor 、 Chief Keef(チーフ・キーフ)  といった豪華メンツとともにCudiもクレジットされた。収録曲の「The Morning」で、Raekwon、Pusha T、Commonと共演し、ソロでの「Creepers」も収録されている。





3枚目のアルバム『Indicud』でG.O.O.D.Musicを離れたが、以降もKanyeの『Yeezus』、『The Life Of Pablo』に参加。Kanyeとの関係性は継続的に続き、蜜月時代は永劫続くかと思われていた。


Kid Cudiご乱心


しかし2016年、Kid CudiはDrakeとKanyeを痛烈に批判する。それは何十人ものライターを抱えて楽曲を作っているDrakeと、そのDrakeと共演したKanyeについて言及されたものだった。


「彼らは世間からやばいって思われているけど、チャートのトップ5を取るやつらは、そのために30人が曲を書いてるんだぜ」


「このツイートは彼らのファンに向けてのものだけど、Kanye WestやDrake、やつらは俺のことなんか気にも止めちゃいないんだ。ふざけんなよ」


という旨の内容である。このTweetに対し、DrakeやKanyeはその後のライヴでのパフォーマンスや音源でCudiをディス。Kanyeは「俺が誰とコラボしようと勝手だ」と一蹴した(2018年には、DrakeとKanye、ひいてはG.O.O.D.Music、Pusha Tが泥沼のビーフを繰り広げることになるのだがそれはまた別の話)。


加えてKanyeは「俺がCudiを見出したのに」と悲壮感と怒りを露わにした。『The Life Of Pablo』のプロモーション時には仲睦まじく肩を組んでいたのに。これが真実なのか。もう2人のコラボは見られないのかとこの件でひどく落胆したのを覚えている。




KanyeとCudi、その出会い、メンタルヘルスの悪化


Cudiはもともと2008年にリリースした自身のミックステープ『A Kid Named Cudi』をKanyeが耳にして、G.O.O.D.Musicと契約に至ったという経緯がある。


初めてKanyeとCudiが顔を合わせたのはレコードショップだったという。当時BAPE®のショップスタッフとして働きつつ自主制作で音源を作っていたCudiは、自らCDを聴いてほしいとアピールしたが、その時はKanyeから断られてしまっている。しかしCudiはめげずに「いずれ、一緒に仕事することになるぜ」とポジティヴに言い放った。このエピソードから、Cudiの自信家としての一面がうかがえる。


しかしその反面、非常に繊細で寂しがりやだったのではないかと先述のKanyeを糾弾した発言からは伺える。これは個人的な印象だが、Cudiはずっと自身の内面を歌い続けてきた。「こんな俺を無視するなんて何事だ」という言葉の裏には、Cudiの抱えた孤独が見え隠れしてならない。


この発言の1ヶ月後、Cudiは自殺願望を伴う鬱状態であることを明かし、入院しながらのリハビリプログラムを受けていることを公表。


そしてKanyeもまた、かねてより見られた「躁」状態に拍車がかかり、Saint Pablo Tour サクラメント公演で1時間半遅れでショーを始めたものの、曲を披露せず、盟友であり家族同然の存在だったはずの(一般的な認識では)Beyonce(ビヨンセ)とJay-Z(ジェイ・Z)をディス。1人語りを延々と続けた末に、ライブを途中で放棄してしまう。


この出来事が決定的となり、Kanyeはのちに緊急搬送。その報が世界中のファン、フォロワーに衝撃を与えたのは記憶に新しい。かなりヤバい状況で入院を余儀なくされ、結果的に躁と鬱を繰り返す躁うつ病の診断が下された。Kanyeが入院したのは、Cudiが入院を公表した翌月の出来事だった。


治療からの復帰、Pharrellとの関係性


Cudiはというと2016年の12月、メンタルヘルス悪化による治療公表後、初のアルバム『Passion, Pain & Demon Slayin'』をリリース。全体的に暗い内容ながら、Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムズ)プロデュースの「Surfin’」やTravis Scottをフィーチャーした「Baptized in Fire」、OutKast(アウトキャスト)のAndre(アンドレ、このときの表記はAndre Benjamin)との楽曲が収録され、Cudiのパーソナルなクリエイティビティが発揮された一枚となった。米Billboardアルバムチャートの最高位は11位。




CudiはPharrellとの「Surfin’」が、何らかの事情があって当初の楽曲からだいぶ違った形でリリースされてしまったことをかなり気にしており、「もう一緒に曲作ってくれないかも」とインタビューで話していた。


しかし、その後ComplexのインタビューでPharrellは「KidCudiは自身が出会ったなかで最高のラッパーで、あの曲だって大好きだ。時間が経っても聴きたいと思える楽曲が好きなんだよ」と明かしている。Cudiの心配は杞憂だったようだ。(このエピソードもCudiって繊細なんだなあと感じる)




このインタビューでは反トランプの姿勢を取るPharrellが、当時政治的発言で世間を賑わせてトランプ支持を表明したKanyeについて主に語られているが、本稿では触れない。しかしPharrellの寛大な人柄がうかがえる内容なので、興味がある人は調べてみてほしい。


現在までに「Surfin’」以降PharrellとCudiのコラボレーションは行われていないが、2019年のコーチェラで販売されたKid CudiのマーチャンダイズはPharellとも親交があるアパレルブランド「Cuctus Plant Flea Market」が制作を担当。オンラインでも期間限定で再販されていたそのマーチャンダイズは「Surfin’」収録アルバム『Passion, Pain & Demon Slayin'』から「Swim In The Light」や「Baptized in Fire」がデザインモチーフとなっている。




また、初開催となったPharrell主催のフェス、「Something in the Water」のLiveではKanyeがコーチェラで行ったSunday Serviceのマーチャンダイズを着用していたことから、間接的にではあるが両者(と、それに伴う両陣営)の距離は遠くない位置にいるのではないだろうか。今後またコラボする機会もあるかもしれない。




CudiとKanyeの「Reborn」闇との決別


互いに抱えるメンタルの問題を乗り越え和解した2人は、2018年待望の共作アルバム「Kids See Ghosts」の制作を発表し、リリースに至る。このアルバムはCudi自身が明るい側面を打ち出したいと打ち込んだ意欲作である。


幼少期、父や友人を亡くしたことにトラウマを抱え死の幻影にとらわれて自殺を望んでいた男は、リハビリで光を見出し、スピリチュアルで希望に溢れた作品をKanyeとともに作りあげた。「Kids See Ghosts」のGhostsとは、「死」が見せる幻影を意味している。


アルバム収録の「Reborn」でCudiは


I’m so I’m so reborn, I’m movin’ forward

俺は本当に、本当に生まれ変わったんだ。次に進むんだ

Keep movin’ forward, keep movin’ forward

前に進み続け、前を向いて歩んでいくんだ


とGhostsとの決別を歌う。アルバム全体のコンセプトとも言える楽曲は非常に美しく、村上隆が担当したアートワークともリンクする。




幸せを追い求める男Kid Cudiはコーチェラでの自身のステージで、同様にメンタルヘルスに問題を抱えドラッグ中毒の末に命を落としてしまったMac Miller(マック・ミラー)そして、銃によって命を奪われたNipsy Hustle(ニプシー・ハッスル)へ「Pursuit Happiness」を捧げた。


幸せとは? 生きることとは? 半ば「死」にその答えと救いを求めていた男は今、先立つものに哀悼の意を捧げ、生きる者へエールを送る存在となった。自身の心の闇に立ち向かい、再び生きることに意味を見つけたのである。


Cudiは自身の生き様、内面を音楽を通して表現し続ける。孤独の表現者は死に、Rebornしたのだ。Cudiの存在がKanyeにとっても支えとなれば嬉しいなんて言うのは美談にしすぎかもしれないし、筆者の個人的な願望なのでおこがましいことだ。


だけどアーティストうんぬんを抜きに、1人の人間として自分の悲しみや痛みを理解してくれる人が近くにいたら、それは希望となりえるのではないだろうか。


Kanyeの影に隠れた天才、Kid Cudi。彼なくしてKanyeはコーチェラの丘の上でパフォーマンスをしていなかったかもしれないし、Kid CudiもまたKanyeなくしての成功と復活はなかっただろう。CudiとKanyeは兄弟分と呼ぶにふさわしい存在だ。互いが光にもなり影にもなり、鏡のように2人で闇落ちして、そして2人は「Kids See Ghosts」という光を見出した。


Kanyeは躁うつのことをスーパーパワーと呼び、ネガティヴなものをなんとかポジティヴに捉えようとしている。それはそれで悲しいことではあるのだが、コーチェラのSunday ServiceはKanyeの信仰心と“スーパーパワー”の賜物である。


感極まったKanyeをそばで見つめ、肩に手をやったCudiだった。コーチェラに行っていないので小さな覗き穴からしか見ていないけれど、そのワンシーンは2人が歩んだ紆余曲折を物語っていた。


時代の先を行く感性とバランス感


Kid Cudiはいつだって正直に内面を晒してきた。カッコつけて欺瞞に満ちた過去のCudiも、孤独で儚げなCudiも。それは昨今のBillie Eilish(ビリー・アイリッシュ)にも通ずる、自身の内面、孤独や不安をダークなトラックでラップするSNS時代のアーティストの先駆けと(今振り返ると)いえるかもしれない。


亡くなったXXXTENTATION(XXX・テンタシオン)やLIL 'Peep(リルピープ)など、退廃的で内省的なヒップホップアーティストが今でこそ若者の共感、支持を集めているが、Cudiのデビュー当時はまだマッチョでブリンブリンなイメージがヒップホップのメインストリームだった。(根底的には今でもそれは変わらないけど)


だからこそ2008年にリリースされ、Cudiが参加したKanyeの『808s & Heartbreak』は斬新だったし、Cudiの存在は異端だったのだ。


そこに僕はCudiの魅力を感じた。なんかウジウジしていて、明るく振舞って見せても陰鬱な雰囲気はぬぐえない。それがギークっぽいし、弱そうな一面を持っている。なんて人間らしくて愛すべきキャラクターだと思った。ヒップホップにこんなヤツが現れたかとワクワクしたのを覚えている。


マッチョなラッパーへ抱いていた憧れではなく、どこか自分に似ているところがあるかもしれないという共感に違い感情が湧き上がった。ファッションスタイルもヒップホップブランドにカテゴライズされるファットシルエットのブランドよりも、今では主流となっているBAPE®などのストリートブランドを当時から取り入れていた。


独自かつ先見性のある洗練されたファッションセンスも彼の魅力のひとつだ。今回のコーチェラのステージではYOON&VERBALが手がけるAMBUSH®のフーディを着用している。




Kid Cudiはデビューから10年を経て、ついに今の時代にジャストフィットするアーティストになったのかもしれない。スピリチュアルでセラピー的なコンセプトのアルバムとして先立ってリリースされたKanye名義の『Ye』よりも、個人的な感覚だが共作した『Kids See Ghosts』が聴きやすく耳に馴染んだ。Kanyeと楽曲制作するにあたり、Cudiの感性やキャラクターがプラスに働いている。Kanyeだけではどちらかに極端に傾いてしまう天秤を、Cudiがいることでフラットに、もしくはプラス方向へ傾けてくれるように感じた。今こそKid Cudiというアーティストを見つめ直し、聴いてみてはいかがだろうか。


 

written by Tomohisa“Tomy”Mochizuki


source:https://www.complex.com/music/2018/10/kid-cudi-i-dont-know-if-pharrell-will-work-with-me-again

https://www.gq.com/story/kid-cudi-is-alright-profile

https://www.spin.com/2018/06/kanye-west-and-kid-cudis-complicated-history-a-timeline/


photo:  Cudi_Stan Instagram



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