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    「アジアでのJAZZY HIPHOPはまるで“ポップス”」Kenichiro Nishiharaが感じるシーンの今と、自身のこれから

    2019/02/06 (Wed) 06:00
    admin

    2月6日に6枚目のオリジナルアルバム、『Elastic Afterwords』をリリースしたプロデューサー、Kenichiro Nishiharaにインタビュー。

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    デビューから10年、音楽プロデューサーとして幅広い分野で活躍するKenichiro Nishihara。2月6日に6枚目のオリジナル・アルバム『Elastic Afterwords』をリリースした。アジア各国でも精力的に活動する西原氏に、アジアでのJAZZY HIPHOPの今とアルバム制作についてインタビュー。

    Kenichiro Nishihara(西原健一郎)

    音楽レーベル・プロダクション“Jazcrafts”(アンプライベート株式会社)代表。96年よりファッションを中心に幅広い分野の音楽プロデュースを手掛け、現在も東京コレクション・パリコレクションといったショーをはじめ、GinzaSixやHermes銀座店内シャンパンバー等の店舗内サウンドディレクションを手掛けている。自身の作品としては1st Humming Jazz (2008)が、Billboard JAPAN Jazz Artist of the Year 2009/優秀ジャズアーティスト賞 にノミネートされる等、一躍シーンの中心に登場し、その後の作品も国内外にてヒットを記録。 2018年にはデビュー10周年を迎え、ベストミックス&リミックスアルバム Kaleidoscope Suite をリリースし、JAZZを中心としたDJスタイルやバンドセットで国内外のイベントやフェスに数多く出演している。その他、企業ブランドとのタイアップ企画、アーティスト・アイドルのプロデュースなど多岐にわたるプロジェクト・作品で手腕を振るっている。

    『ポップス』的に聴かれる、アジアでのJAZZY HIPHOP。

    ー昨年でデビュー10周年を迎えられたということですが、この10年、JAZZY HIPHOPのシーンはどんな風に変わってきたと感じられていますか?

     

    西原健一郎(以下、西):俯瞰できているかわからないんですけど、「JAZZY HIPHOPのシーン」らしきものは今の日本にはないような気がしてるんです。

     

    JAZZY HIPHOPと言うとNujabesが未だに代名詞で、彼が亡くなったことも結構ターニングポイントになってるかな。彼が亡くなった後、だんだんと音楽業界全体でCDの売上が落ちてきて、逆に配信やストリーミングが主流になってきた。

     

    僕らが思う「シーン」って、現場があるというイメージ。JAZZY HIPHOPの音楽が「家聴き」っていう特性もあるんですけど、やっぱり今は現場が見当たらない。それがこのシーンの変化を一番表しているような気がするんです。「シーン」というようなものが見えないのかな。

     

    とはいえ配信が主流になってきたおかげで、僕みたいに韓国とか中国とか、海外に行きやすくなってるのもあります。そういう中で中国に行きだして「これはもはや『ポップス』のようなジャンルなのでは?」ということに気づきはじめて。僕はずっとクラブミュージックが好きだったので、どうしてもクラブ的な現場をイメージすることが多かったんですけれど、この数年間「この音楽(JAZZY HIPHOP)はたぶんポップスに近寄っていくんじゃないかな」と思いはじめてるんです。

     

    中国のライブとかも、どちらかというとポップスのアーティストとして呼ばれているような感覚があります。

    Nujabesの9周忌を追悼するイベントが東京・大阪で開催。Pase Rockも来日出演

     

    ーアジアに行きはじめたのはいつ頃から?

     

    西:2015年の台湾が初めての海外公演です。海外に行くようになったのは、ひょっとしたら韓国のアイドルもきっかけになったのかもしれないんですよね。2PMのウヨンが、雑誌の「尊敬する人物は?」っていう質問に「西原健一郎」って答えてくれたんですよ。そこから2PMのファン経由で広がって、韓国のJ-POPチャートで上位にランクインするようになったのも、そういうことが関係してるかもしれません。

    さっきも言った「ポップスなんじゃないか」っていうのもそういうところから感じてて。聴いてるリスナーの方も、どっちかというとライトユーザーというか、音楽を普段ものすごく掘って聞くタイプじゃない方たちなんですね。

     

    韓国で火がついたのがきっかけになって、台湾、中国にも呼ばれるようになったのかもしれないです。

     

    ーどの国も同じように熱量が高いんでしょうか。

     

    西:熱量という意味では中国がずば抜けてますね。日本でライブやると30代とか40代とか、割と年齢層が高い印象があるんですけれど、中国だと女子高生みたいな若い子がいっぱいいて。その雰囲気はポップスとは言い切れないかもしれないですけれど、コアな音楽の現場ではないですね。

     

    ー若い子が流行りの音楽を聴きに来てる、という雰囲気?

     

    西:そう、それにもキッカケがあって。向こうで初めて知ったんですが、あっちの恋愛ドラマ、トレンディードラマみたいなものの主題歌に、僕の作ったカバー曲が選ばれてたみたいで(笑)。それで若い子とかが聴いてくれるようになったようです。まさにそれは「ポップス」という感じですよね。

     

    ー聴かれ方がポップス的だとすると、中国や韓国にも同じジャンルで人気のあるアーティストがいるんですか?

     

    西:Nujabesフォロワーという意味ではいますが、ずば抜けて、というといないかな。メジャーなHIPHOPとかだと韓国がすごく強いと思うんですけど、こういう繊細な、コアなジャンルだと圧倒的に層が厚いのは日本のような気がします。

     

    日本ってレコードがすごくたくさんあるじゃないですか。レコード屋さんの数も。70年代のジャズとかロックの結構マニアックなものでも日本盤が出てたりとか、そういう土壌があるからこそ、サンプリングとかアジアの中で結構得意としてるのは日本人なのかもしれない。

    ー中国のライブで、観客がスマホのライトを揺らしながら聴いている様子が印象的でした。

     

    西:あれが始まったもともとのキッカケは照明のトラブルなんです。電気が全部落ちちゃって音だけが生きてる状態で、真っ暗な中観客の誰かがライトをつけ始めたら、それがバーって伝染して。本当に素晴らしい光景だったんですけど、それが印象的だったので、今では演出側でもあれを定番にしようとしているところもあります。

     

    今は色々と「実験」してる感じかもしれないですね。お客さんは何を求めてるか、こちらは何がやりたいか、その一致するところを探してる段階かも。

    ー中国ツアーのゲストはMichael Kanekoさん、SIRUPさん、mabanuaさんととても豪華でしたね。

     

    西:そうですね、彼らにもそれぞれ20分ほどステージをやってもらってるんです。日本のいいアーティストを中国に紹介するっていうのもすごく大事だなと思っているので。

     

    ストリーミングとかネット環境とか色んなことが相まって、今新しい音楽にすごく飢えてるというか、そういう状態が中国により強くあるような気がしてて。何を持っていってもそこでひとつ感動してくれる。

     

    勘違いしますよ、なんかアイドルみたいなんですよ(笑)。VIPチケットっていうのを持ってる人は握手とかサインができるようになってて。で、ライブ終わるとVIPチケット持ってる人がバーっと並んで。最後の方は手が疲れちゃうぐらいサインしたり握手したりするんです(笑)。

    photo by 大袋子・courtesy of Bad News(ライブの様子)

     

    「日本人」として、自分が表現していることはなんだろう。

     

    ーそういったアジアでのギグが今回のアルバム制作にどんな影響を与えたんでしょう。

     

    西: 今回は日本語の歌詞を初めて入れたんです。音楽が国境を超えてく感覚っていうのがいいなと思っていたので、今まではずっと英語の歌詞でやってたんですけど。英語のほうが伝わりやすいだろうということで。でも中国や韓国に行ったりする中で、それが実現できてきたなぁっていう実感が湧いてきたんですよね。そこで今回、自分の感情が一番入りやすい日本語に挑戦してみたんです。今だったらできるかも、受け入れてもらえるかも、というのはありました。

     

    アジアに行く中で「日本人とはなにか」みたいなことを考える機会があって。北京も上海もソウルも台北も、日本とものすごく近い。でも、同じ文化圏内の中だったとしてもそれぞれ特徴がある。日本人ってなんだろうとか、自分のパーソナリティーを超えて日本人としての自分が表現していることもあるのかもしれないとか、そういうことを考え始めたのも、日本語でやってみようとなるきっかけでした。

     

    ーその日本語詩での曲が「Up All Night feat. SIRUP」と、「Touched feat. MADE IN HEPBURN」。

     

    西:「Up All Night」は本当のこというと、最初は英語で作ろうとしてたんですよ。でもやっぱり、日本語の歌詞のほうが伝わりやすいかってなって、最終的には日本語の響きがとても気に入っています。

     

    僕らは日本人だから、日本語喋らない人たちがどういう風に感じるかを聞いてみたいですよね。

     

    ーリード曲、Micheal Kanekoさんとの「Walk Out」についても聞かせてください。

    西:トラックができた時点であの曲をリードにしたいなって思っていました。僕の場合、「トラックで表現したい」っていうのが一番にあるんです。リードにしたいトラックができて、リードになるためにはこういう歌が入ったらいいな、これはMicheal Kanekoだろう、という作り方でできあがりました。結果的にとても満足のいく、人間味があっていい曲になりましたね。

    「origami PRODUCTION」にもすごく影響を受けています。Micheal Kanekoをはじめとして、すごくいいアーティストが多いレーベルだな、と。

     

    僕自身、音楽が優れてる人にもともと憧れてるというか、自分がファンになってる感覚で音楽を作っているところがあります。フューチャリングで共演して、自分が好きなアーティストの音楽に一緒に混ぜてもらいたいぐらいの気持ちでいるんです。今回も素晴らしいアーティストの皆さんとやらせてもらうことができました。

    ちょっと力を抜いて、そのままの空気感を届けたい。

     

    ーTwitterで「今回のアルバムほど感情を揺さぶられるプロダクションはない」と発言していらっしゃいましたが。

     

    西:想定外のことがとても多かったんです、今回。スケジュールが合わなくてできなかったことがあったり、マスタリングが終わってからキーになる曲が2曲ぐらい届いたり。いつもだとヤバイっていう中でもできると思ってやるんですけど、さすがに今回は無理だ、と思ったのが最後の最後でダダダーっと通って、完成した。

     

    そういうことがあった中で、自分が音楽に向き合う気持ちがちょっと変わってきた感じはあります。もう40代だし、力の入れ方を変えたいなって。押してもダメだったけど最後には辻褄があったり、偶然を味方につけてみるとか。今までは力んでやってたものを、少し力を抜いてやってみるきっかけにしてみようかな、と思い始めたアルバムでもありますね。

     

    アルバムの最後に入ってるSubstantialとの「Our Song」っていう曲が、キーになった曲のひとつなんですけど。外部のエンジニアにエディットを任せて、タイミングとか揃えてもらって本人に聞かせたんですね。そしたら「こんなぴっちりしたのはダメだ。俺のタイミングを1ミリもずらすな」って言われちゃって(笑)。それで全部戻して、録りっぱなしのラップを貼り付けたっていう。

     

    中国ツアーからの影響もあり自分なりのポップスを作りたいと思った中で、こういうワンループにざっくりラップが乗ってる曲も、やっぱりいいなと思って。この曲が入って、「あ、今回はコレがやりたかったのか」っていうアルバムがようやくできた。

     

    ジャケットも、iPhoneに勝手に入ってた写真なんですよ。間違えて撮っちゃってた、みたいな写真。その空気をそのままに伝える、そんなアルバムになったのかな、と。

    Jazzがもともとポップスだったように、そういう、勢いでできたような曲がポップスとして響いたら、それが自分のやりたい音楽なのかもしれないですね。

      

    Kenichiro Nishiharaの「次なるステップ」が感じられるアルバム『Elastic Afterwords』。フューチャリングアーティストと共に織りなす美しい世界観に、毎度ながら聴き惚れてしまう。日本のリスナーとして、日本でのギグも楽しみに待っていよう。


    【リリース情報】

    Kenichiro Nishihara / Elastic Afterwords


    デビューから10年、独自のメロディセンスと温かみのある美しい世界観が、ジャンルと国境の垣根を超え幅広い層からの支持を集めているKenichiro Nishiharaの6枚目のオリジナルアルバムをリリース。 近年アジアツアーを共にしたMichael KanekoをはじめSIRUP、MARTER、Sam Ock、Pismo、 Substantial など国内外のアーティスト達をフィーチャリングした全10曲。

    01. Walk Out feat. Michael Kaneko

    02. Pray feat. MARTER

    03. Up All Night feat. SIRUP

    04. Wonderland feat. Sam Ock 05. Ecstasy feat. Pismo

    06. Never Let Go feat. Substantial

    07. Elastic Afterwords (inst)

    08. Child Of The Sun feat. Tamala

    09. Touched feat. MADE IN HEPBURN

    10. Our Song feat. Substantial

    収録曲(全10 曲)

    iTunes:https://itunes.apple.com/jp/album/elastic-afterwords/1447187637

    Spotify:https://open.spotify.com/album/3JTQUm3ql0XhXFyYVAGtAG

    written by 編集部

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