アルバムリリースが待たれるKendrick Lamar、ラスベガスにてライブ活動を再開

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今年8月には現在制作中のアルバムが所属するレーベル、Top Dawg Entertainmentから最後のリリースとなることを発表。さらにはDr. Dre(ドクター・ドレ)率いる西海岸の重鎮らとともに、来年のスーパーボウル、ハーフタイムショウへの出演が決定しているKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)が先日ラスベガスにてライブ活動を再開した。
Day N Vegasフェスティバルで行われたパフォーマンスでは、『Section.80』から『DAMN.』に渡る幅広い曲を披露。バックボーカルを従えずに、ほぼソロパフォーマンスと力強さを見せつけた。
過去のアルバムに込められたメッセージ
Kendrick Lamarがパフォーマンスする際にステージ上のスクリーンにはこれまでにリリースした4枚のアルバム毎にメッセージが表示されていた。
まず2011年の『Section.80』では
「このアルバムは序曲として書いたんだ。当時のロサンゼルスにはカルチャーを中心としたエネルギーが溢れていた」
とスクリーンに映し出され、その後も『DAMN.』までメッセージが続いた。
この演出が何か次なるアルバムに向けたものなのかはわからないが、ファンとして期待して当然だろう。全身ホワイトの衣装でまとめ、さらにロングヘアーで登場したKendrick Lamarの出で立ちはこれまでと違うものを感じるし、新たなフェーズに突入したことを予感させるものだ。
ニューアルバムへの期待
2017年リリースの『DAMN.』に続くアルバムとあって、すでに様々な予想が飛び交っている。ニューアルバムはロックにインスパイアされた作品になるのでは?という見方も強く、今回のパフォーマンスでもそのプレビューとなるようなアレンジを聴かせていた。と思えば「Poetic Justice」はジャジーなサウンドでアレンジされているなど、その幅の広さはアルバムへの期待を一層高めるものだ。
終盤にはBaby Keem(ベイビー・キーム)をステージに招き、「Family Ties」「Range Brothers」と2人でコラボした曲を披露。その後未発表曲はパフォーマンスされなかったが、Kendrick Lamarの残した「Very Soon」の一言はアルバムがそう遠くないうちにリリースされるであろうことを示唆しており、詳細が待たれる。
やはりスーパーボウルのハーフタイムショウ前後に何か起こるような気がしてならない...!