Kendrick Lamar、ライブ中の写真撮影を禁止へ。メディア撮影も制限

ライブ中の写真/動画撮影が横行する現状に対しての問題提起、人気アーティストの決断はどんな影響を与えるか?
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2018.02.11 07:32

「フジロック 2018」での来日が決定したばかりのラッパー、ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)が、今後ライブでの写真撮影を禁止するようだ。


The Guardianによれば、先日からアイルランドのダブリンでヨーロッパツアーを開始したケンドリック・ラマーは、ライブ中に写真を撮影したり、動画を取る行為を全面的に禁止する考えで、すでにライブ会場ではプロのカメラマンに対して入場禁止を敷いており、レーベルが許可した撮影チーム以外では、今後メディアの撮影に制限がかかる。


今回の写真撮影の禁止は、ケンドリック・ラマーの「ブランド」を保護する目的で、チケット購入などアーティストに対するニーズを高く保ちたいという考えのようだ。



関連記事:「フジロック2018」奇跡的な第1弾アーティスト発表。Kendrick Lamar、N.E.R.D、Skrillex、Vampire Weekend、CHVRCHES、Anderson .Paak、Odeszaが来日 | https://block.fm/news/fujirock_festival2018_1st_lineup



日本ではライブ中の撮影は基本的に禁止されるが、海外ではスマホでの写真撮影、動画撮影からのSNS投稿は当たり前となってきた。しかし、近年は故Princeを始め、Jack White(ジャック・ホワイト)、Alicia Keys(アリシア・キーズ)などはファンがライブ中に行う撮影行為を全面的に禁止し、アーティストのパフォーマンスに集中してほしいとする考えを示し、スマホやSNSの投稿を非難し始めている。


今回、その流れにケンドリック・ラマーが乗ったわけだが、果たしてフジロックではどのような撮影規制が敷かれるのか、関心が高まる。


先日開催された第60回グラミー賞では、最優秀ラップソング賞を含む5部門を受賞。さらに映画『ブラックパンサー』のサウンドトラックをプロデュースし、ファンのみならずメディアからも絶賛される高い評価を受けている。現在は2017年から続く世界ツアー「The Damn Tour」のヨーロッパ公演を続けており、今年はTop Dawg Entertainment所属のSZA、ScHoolboy Q、Jay Rockらのアーティストと「The Championship Tour」を5月から始めることが発表されている。


今やヒップホップを超えて、音楽界のトップスターへと成長したKendrick Lamarの今回の決断は、彼の周辺のアーティストだけでなく、彼を尊敬するアーティストたちへも影響する可能性が高い。特に「SNS人気」が生命線とも言えるヒップホップは、これまでも数多くのアーティストがSNSでの写真投稿やショート動画で世界的な人気を獲得してきたが、Kendrick Lamarの考えはこうしたヒップホップの動きに真っ向から対抗している。

これまで当たり前とされてきたライブの写真撮影が制限される流れが2018年は世界的に広がるかもしれない。



参考:

https://hypebeast.com/2018/2/kendrick-lamar-live-show-photo-ban

https://www.theguardian.com/music/2018/feb/10/kendrick-lamar-bans-phones-photographers-from-concerts


written by block.fm編集部

Photo by Kendrick Lamar Facebook



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