近年ではアーティストとして以外にも大統領選への出馬、ファッション業界ではGAPとのコラボと大きな話題を集めているKanye West(カニエ・ウエスト)のドキュメンタリーがNetflixに3000万ドル(約33億円)以上で購入され、年内に公開を予定していると報じられた。
複数のエピソードから構成されるシリーズものになる予定で、これまでに公開されていない未発表映像を使用するとのことだ。
90年代中盤からプロデューサーとしてのキャリアをスタートさせ、2000年にはJay-Z(ジェイ・Z)率いるレーベル「Roc-A-Fella Records」のアーティストへのプロデュース、ブレイクのきっかけとなった。今回発表されたドキュメンタリーはKanye Westの20年以上を追ったもの、としているのでキャリアの初期から2019年にリリースされたアルバム『JESUS IS KING』、プライベートではKim Kardashian(キム・カーダシアン)との離婚まで収めた作品になるだろう。
今年のグラミー賞では『JESUS IS KING』最優秀コンテンポラリー・クリスチャン・アルバムを受賞、ゴスペル部門では自身初、キャリアとしては22回目のグラミー賞を獲得した。全てがアーティストとしてのKanye Westのフォーカスしたドキュメンタリーでは無いが、スタジオや楽曲制作の様子なども気になるところ。
Kanye Westの出身であるシカゴ時代からの映像はCoodie & Chikeの名前で知られる2人が撮影してきたものと伝えられている。この2人は過去にKanye Westのクラシック「Through the Wire」「Jesus Walks(Version 3)」のMVを手掛けており、今回のドキュメンタリーでも監督をつとめるようだ。
他にもErykah Badu(エリカ・バドゥ)、Mos Def(モス・デフ)、Kanye Westと同郷のLupe Fiasco(ルーペ・フィアスコ)らのMVも手掛けてきた彼らであればコマーシャル過ぎる作品になることはないだろう。
Coodieがシカゴ出身とはいえ、Kanye Westの無名時代まで収められた映像は今まで公開されてこなかった。今でこそ連日カメラに終われる日々を過ごすセレブレティーの1人であるKanye Westのファンの中には”変わってしまった”と感じている人も多いはず。このドキュメンタリーでそのターニングポイントも読み取れるかもしれない。
ドキュメンタリーはタイトルもまだ発表されていないが、年内には公開予定とのこと。
written by BsideNews
source
https://variety.com/2021/music/news/kanye-west-documentary-netflix-1234945384/
photo
https://www.youtube.com/watch?v=zxwfDlhJIpw