JASRACが楽曲の無断利用やなりすまし対策として、ブロックチェーンを使った著作権管理を推進

合計31名の音楽クリエイターと楽曲管理のDX化に向けた実証実験を実施した。
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2021.05.27 10:00

日本音楽著作権協会(JASRAC)が、2020年12月から2021年2月までの間、音楽クリエイターが自ら行う楽曲管理におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するための実証実験の実施を発表した。



楽曲の無断利用やなりすまし対策にブロックチェーンを活用


ソニーグループとのブロックチェーン技術活用に関する共同の取り組みの一環として、JASRACと管理委託契約をしているクリエイター(JASRACメンバー)13名、JASRACと契約していないクリエイター(ノンメンバー)18名、合計31名の音楽クリエイターが参加したという。

発表によると今回の実証実験は、楽曲の無断利用や「なりすまし」による公開に遭遇した際の対策を目的としているという。また、既存の使用料分配の仕組みやJASRACとの管理委託契約・楽曲登録が複雑・煩雑であるという指摘があることを受け、システムの利用に対しての簡易化も狙う。 今後は実証実験で参加メンバーから示された意見、課題を踏まえ、機能の追加や改善を加えるなどして2022年の実用化を目指すという。




オンラインマスタリングやクラウドサービスでの曲データ管理など音楽業界でも進むDX化


現在は、様々な業界でDX化による業務の効率化が行われている。業務の契約に必要な捺印を電子印鑑で賄う"はんこレス"化などは音楽クリエイターにとっても、効率化や利便性の面でのメリットがあるサービスだ。


また、オンラインマスタリングやステムなどの曲データを保存、共有するクラウドサービスなども音楽クリエイターに影響を与えるDX化されたサービスといえる。

今後はそのほかの様々な既存サービスもDX化されることで、より利便性の高い制作環境や収益化のための構造が確立されることになるだろう。

written by Jun Fukunaga

source: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000071197.html

photo: pixabay,一般社団法人 日本音楽著作権協会



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