大手のサービスに押され、資金が枯渇していることをファンに明かす

<p><strong>Written by Jun Fukunaga　<autobr /> Photo by <a href="https://thebestsites.com/2016/07/25/dope-electronic-mash-ups/" target="_blank">THE BEST SITE</a></strong><autobr /><autobr />やはりこれも時代の流れというものなのだろうか…<autobr /><autobr />2000年代以降の音楽シーンの発展において重要な役割を果たしてきたMP3はこの程、その役割を終えたと発表され、今度はそのMP3を世界中の音楽ファンに発信するのに貢献してきたHype Machineもまた同じようにその役割を終えるのかもしれない。<autobr /><autobr />2005年にサービスが開始されたHype Machineは、世界中の音楽ファンが公開している彼らの好きなアーティスト、お気に入りの楽曲を紹介するブログをひとまとめにし、サイト上ではストリーミングで音楽を聴くこともできる音楽キュレーションサイト。世界規模で人気を博した元祖SNS「Myspace」の隆盛とリンクして、多くのブロガー、音楽ファン、インディペンデントのミュージシャンから支持され、当時のブロガーや、ミュージシャンはこのサービスに自分のブログや、音楽がピックアップされることを名誉としていたことでも知られる。<autobr /><autobr />特にダンスミュージックで言えば、エレクトロハウスの世界的なブレイクとともに、このサイトがキュレートしたブログが紹介するようなエレクトロハウスは「Bloghaus(ブログハウス)」と呼ばれ、才能あるアーティストのブレイクに貢献したり、多くのフォロワーを生み出すことにも一役かっていたため、アーティストやレーベルはもちろん、新しくヒップな音楽を日々探しているようなディガーや、若いDJ達にとってはなくてはならない存在だった。<autobr /><autobr /><center><iframe loading="lazy" width="100%" height="166" scrolling="no" frameborder="no" src="https://w.soundcloud.com/player/?url=https%3A//api.soundcloud.com/tracks/229856447&amp;color=ff5500&amp;auto_play=false&amp;hide_related=false&amp;show_comments=true&amp;show_user=true&amp;show_reposts=false"></iframe></center><autobr /><autobr />しかし、同サイトは現在、資金不足に陥っており、サイト継続のための資金をクラウドファンディングで募っている。<autobr /><autobr />海外メディア<a href="https://www.theverge.com/2017/5/19/15666552/hype-machine-crowdfunding-streaming-music" target="_blank">The Verge</a>によればサイトは、その知名度からそれなりの規模の企業が運営していると思われがちだが、実は社員3名の小さなベンチャー企業が運営している。そのため現在は、広告収入を得るための大規模な広告案件は競合する大手のストリーミングサービスに奪われてしまっていることから、広告収入が激減し、運営資金が枯渇状態に。今月からサイトは、継続のための唯一残された手段として、月ごとに運営資金を集めるためのクラウドファンディングを行うことをサイト上で発表している。<autobr /><autobr /><img src="/files/2017/05/f592544898c14b.jpg" class="center" alt="team.jpg" /><autobr /><center><em><small>Photo via <a href="https://hypem.com/support-us" target="_blank">Hype Machine</a></small></em></center><autobr /><autobr />確かに世界的に見ても大手ストリーミングサービスによるプレイリストの公開や、ブログに変わる音楽キュレーションプラットフォームとして人気YouTubeチャンネルが、これまでHype Machineが担ってきた役割を果たしている今、サイトはその役目を終えようとしているのかもしれない。しかし、それは寂れた地元のレコード店のような印象を与えるだろうというThe Vergeの指摘は言い得て妙だ。<autobr /><autobr />音楽ファンに新しい音楽との出会いの場を提供してきたHype Machine。このサービスがこれまでにデジタルフォーマットでの音楽の普及において重要な役割を果たし、多くのファンに支持されてきたものだということには間違いないだろう。<autobr /><autobr />なお、このサイト維持のためのクラウドファンディングは、3ドルから出資可能となっている。クラウドファンディングの詳細は下記リンクにて。<autobr /><a href="https://hypem.com/support-us" target="_blank">https://hypem.com/support-us</a><autobr /><autobr />参考:<autobr /><a href="https://www.theverge.com/2017/5/19/15666552/hype-machine-crowdfunding-streaming-music" target="_blank">https://www.theverge.com/2017/5/19/15666552/hype-machine-crowdfunding-streaming-music</a><autobr /><a href="https://hypem.com/support-us" target="_blank">https://hypem.com/support-us</a></p>


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もしかして終了？音楽キュレーションサイトHype Machine、継続に向けクラウドファンディング開始

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