音楽のジャンルによって変わる味覚について

音楽が味覚に与える影響とは
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2018.06.10 13:40


音楽が味覚に与える影響とは


食事をする時に飲食店などでよくかかっているのがBGMであり、自宅で食事をする際にも何らかの音楽をかけているという家庭もある。このように食事には音楽がつきものだが、この音楽によって感じる味覚が異なると言われているのだ。今回は、そんな音楽による味覚の違いや関係性について解説していく。




とある実験結果による音楽と味覚の関係性


とあるアメリカの研究によると、お酒を飲む際に音楽がかかっている環境とかかっていない環境で味を比較した結果、音楽がかかっている方がおいしく感じるという結果がある。また音楽がかかっている環境だと酒も進みやすいと言われており、飲酒量が増えるという事実も発覚した。


ただ音楽が全ての味覚を増進するというわけではなく、別の実験ではとあるアーティストの曲を聴きながら食事をした被験者の多くが料理をまずいと答えた。だが音楽を別のものに変えたところ同じ量でもおいしいと評価する被験者が多く、音楽によって同じ量でも感じる味が異なるという結果が出たのである。


何故音楽によって味覚が変わるのか


このように音楽によって味覚に変化が現れる理由としては、「音楽そのものが味にイメージを与えている」と言われている。音楽そのものは日常生活の中になくてはならないものと認識されており、曲調やテンポによって気分や意欲が変化するという人も多い。また音楽のジャンルによってはどのような場面で聴くのかイメージが定着しているものも多く、音楽そのものが自分たちの世界観に影響を与えているものも少なくないのだ。


その結果、音楽自体が料理の味にも何らかのイメージや影響を与えていると考えられている。例えばイタリア料理であれば歴史的にも関係性が深いクラシックが合うとされており、実際にイタリア料理を提供しているお店ではクラシックがかかっているケースが多いようだ。そのようなイメージが定着した結果、実際にクラシックを聴きながらイタリア料理を食べるとおいしく感じるという人が実験結果でも多いとされている。


ほかにも料理のジャンルによって合う・おいしいと感じる音楽のジャンルは異なっており、音楽が味覚に与える影響は少なくないと考えられている。




マッチする音楽と料理のジャンルについて


イタリア料理とクラシックのほかにもマッチするものがあるのかというと、例えばインド料理であればロックがおすすめされている。インド料理そのものがスパイシーなものが多いため、同じく刺激が強いロックを聴きながら食べると通常よりもやや辛みを強く感じられるようだ。


ほかにも中華料理にはポップミュージック、タイ料理や日本料理の中でも寿司にはジャズがマッチすると言われており、味覚とともに様々な捉え方が音楽一つで変わっていく。このためその料理のジャンルをより楽しみたい場合には料理のイメージや味にマッチする音楽を掛けるのがおすすめされており、飲食店などでも使われているテクニックの一つとして知られている。





ジャンルだけではなく音量やテンポなども影響する


また音楽と味覚の関係性については、音楽のジャンルだけではなく音量やテンポも強い影響を与えている。例えばあまりにも大きすぎる音量の中で食事をすると味覚を感じにくくなるという実験結果があり、これは聴覚ばかり刺激されるために味覚による刺激が弱まったためだと考えられる。さらに調子はずれな音やテンポが速すぎる音はどんなに料理とマッチした音楽であってもおいしいと感じにくく、酸味を強く感じる傾向があると実験によって証明された。


このように音楽のジャンルが料理や味覚とマッチしていたとしても、音量やテンポによってはさらに味わいが異なってくるのだ。そのほとんどが、マッチしないとまずいと感じられるものである。このため料理とともに音楽を提供する際には、ジャンルだけではなくマッチする音量やテンポのものを起用するのが大切だ。


photo:

https://www.pexels.com/photo/men-s-maroon-crew-neck-shirt-752853/

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written by 編集部

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