ファンカデリックやパーラメントを結成したことで知られるGeorge Clinton(ジョージ・クリントン)とは?

Pファンクの創設者でもあるGeorge Clintonとはどのようなアーティストなのか
SHARE
2018.09.20 01:30

Pファンクの創設者であるGeorge Clinton


George Clinton(ジョージ・クリントン)はファンカデリックとパーラメントを結成した、Pファンクと呼ばれる音楽ジャンルの第一人者である。ここではジョージ・クリントンが、どのようなミュージシャンであるかを解説していこう!




ジョージ・クリントンが音楽を始めるきっかけ


Pファンクと呼ばれる独自のファンクを完成させたGeorge Clintonは、1941年にアメリカで生まれた。最初からファンクミュージックを演奏していたわけではなく、実家の床屋に訪れた音楽仲間とドゥーワップを演奏するグループを結成したのが音楽を始めるきっかけだ。


これまでに多くの楽曲がチャートにラインインしており、プラチナアルバムとなった作品も存在する。特にパーラメント名義で発表した「ギブ・アップ・ザ・ファンク」と、「フラッシュライト」はソウルチャートだけでなくポップチャートでもヒットを記録し、白人層にも名前が知られた。80年代に入ってからも多くのミュージシャンに影響を与え、ヒップホップの楽曲でサンプリングされることも多い。




ファンカデリックはなぜ結成されたのか


ファンカデリックはGeorge Clintonが60年代に結成したバンドである。すでにパーラメントとしてヒット曲をリリースしていたが、違うレーベルに移籍する際に契約上の問題が発生した。この問題を解決するために違うグループ名を使う必要があったため、新しく結成したのがファンカデリックだ。


そのため、パーラメントと重複するメンバーも多いのが特徴である。ファンカデリックはファンクの要素が強いパーラメントとは異なり、サイケデリック・ロックに影響されたギターサウンドも取り入れている。ファンカデリックやパーラメントの楽曲を総称して「Pファンク」と呼ぶようになり、ローリングストーン誌の選ぶ偉大な100組のアーティストとして共に選ばれた。


この他、George Clintonはソロ・アーティスト・ネームやPファンク・オールスターズといった多くの名義を使用している。来日公演も多くステージ上ではジョージ・クリントンだけでなく数多くのメンバーが演奏し、おむつを着用するなどメンバーそれぞれの奇抜な格好も有名だ。




33年ぶりに発表されたファンカデリックのアルバムについて


2014年にGeorge Clintonは、ファンカデリックとしては33年ぶりになる『First Ya Gotta Shake the Gate』というアルバムを発表した。3枚組みで全部で33曲となる大ボリュームの作品であり、これまで行ってきたセッションを集めたような内容になっているのが特徴だ。曲調もサイケやファンクの融合したPファンクらしい作品だけでなく、ヒップホップまで取り入れているので幅広い。ファンカデリックとパーラメントどちらのメンバーも幅広く参加しており、すでに他界したメンバーも含めてPファンクが勢ぞろいしている。スライ・ストーンなど客演しているメンバーも豪華だ。


ジョージ・クリントンの孫など若いミュージシャンも参加しているので、ベテランミュージシャンとしてのファンク・スピリッツを証明しているだけでなく、次世代のミュージシャンのDNAを感じられるアルバムとなっている。




ジョージ・クリントンの自伝


George Clintonが発表した自伝には、これまでファンカデリックなどのPファンクグループで発表した楽曲の裏話などが掲載されていて興味深い。自身のドラッグに関する問題や音楽シーンのなどの話が赤裸々に明かされているのが特徴だ。出版権やロイヤリティの支払いなど、長年レコード会社と争ってきた法廷でのバトルについても詳細に収録されている。


33年ぶりになったファンカデリックのアルバムも、これまで思ったような活動ができなかった鬱憤が開放されたような内容だ。



photo: facebook


written by 編集部


SHARE