これまでに現代アーティストのトムサックス、グラフィックアーティストのVERDY、写真家のクリストファー・アンダーソン、上海の音楽レーベル「SVBKVLT」からhyph11E、そして、日本の人気ラップグループの舐達麻、そして昨年12月にはアフリカの音楽コミュニティ「Nyege Nyege Tapes」とのコラボによるオリジナル映像を、渋谷のスクランブル交差点のグリコヴィジョン、modiヴィジョンを含む渋谷の街に点在する10箇所の街頭ヴィジョンとミヤシタパーク渋谷横丁にある85機のスクリーンを舞台に放映してきたNEO SHIBUYA TVが、新たに渋谷の街頭ヴィジョンをジャック。1月17日までインドネシア発話題のユニット、Gabber Modus Operandiとのコラボ映像を放映する。
Gabber Modus Operandiは、DJ/プロデューサーのKasimynとアーティストファッションデザイナーのIcanHaremによって結成されたグループ。彼らの音楽性は、ジャティラン、ガバ、ダンドゥットコプロ、エベグダンス、ファンコットといったインドネシアのローカル音楽のほか、シカゴフットワーク、グラインドコア、ノイズなどの影響を受けており、"ガムランガバ"ともいえるサウンドで、ここ日本でもコアで早耳な音楽ファンから注目を集めている。
今回のコラボ映像はCTM Festivalのための映像をNEO SHIBUYA TVのため特別に編集したものとなり、民族性と 近代的アプローチが融合し爆発するデジタルアートムービーになっている。
Gabber Modus Operandiは、これまでのNEO SHIBUYA TVのコラボレーターとも縁が深く、先述の「SVBKVLT」から2019年にアルバム『HOXXXYA』をリリースしているほか、同年にはNyege Nyege Tapesが関わるウガンダの人気フェス「Nyege Nyege Festival」にも出演している。YouTubeで公開されているその時のライブパフォーマンスもぜひ、あわせてチェックしてほしい。また、block.fmでは、2019年の「ベストアンダーグラウンドリリース」 のひとつに『HOXXXYA』を選出している。
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written by Jun Fukunaga