セルビアで行われた音楽フェス「Exit Festival」に18万人が来場、 感染対策のための厳格なプロトコル導入

コロナ禍以前のフェスと同じように開催。Amelie Lens、Nina Kraviz、DJ Snakeなど多くの有名DJらが出演した。
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2021.07.16 05:00

7月8日〜11日にかけてセルビアで開催された音楽フェス「EXIT Festival」にのべ18万人が来場していたことがわかった。



Amelie Lens、Nina Kraviz、DJ Snakeら出演


「EXIT Festival」は、新型コロナウイルスの世界的な大流行が始まって以来、ヨーロッパ最大のイベントであり、この夏最初の大規模なフェスティバル。David Guetta、Charlotte de Witte、Roni Size、Amelie Lens、Nina Kraviz、Maceo Plex、DJ Snakeら有名DJも多数出演した。





来場者のち、50%以上がセルビア国外からの来場者


DJ Magによると70ヶ国以上からの来場者があり、そのうちの50%以上がセルビア国外からの来場者だったという。


「EXIT Festival」の主催者は、今年5月に医療従事者に対し、3000枚の無料チケットを提供する計画を発表。また、セルビアの保健省と協力してアーティストや外国人を対象に数千人分のコロナウイルスのワクチンを確保していた。当時のセルビアは、世界でも有数のワクチン接種実績を誇っていた。


共同設立者兼CEOのDusan Kovacevicは、「今年のイベントは、単なるフェスティバルではなく、人と人とのつながりを大切にするために必要なことは何でも行う覚悟を持った人々のムーブメントだと思った」、「フェスは一般的に人間のいきがいを作るために実施されている。そのためにもコロナ禍でもフェスを安全に開催できることを証明したいと思う」と述べている。


また「フェスはファンがいてこそ成り立つもの。この4日間は、ヨーロッパをはじめとする世界各国から、おそらく最も熱狂的なフェス好きが集まった」と述べたほか、集まった観客については「感染の不安や開催キャンセル、旅費、PCR検査といった障害があったとしても、構わずにチケットを購入して来場してくれた。彼らは、私たちが常々思っていたのと同じように、"何があっても音楽の力でみんなとひとつになりたい"という想いを持つ人たちだ」とコメントしている。



感染対策のための厳格なプロトコルを導入


今年で創立20周年を迎える「EXIT Festival」では、その節目の年を記念するイベント開催にあたり、感染対策のための厳格なプロトコルを導入。来場者はワクチン接種の証明、抗体の証明に加え、セルビア到着前に受けた検査で陰性だった場合のみ会場への入場を許可され、フェス独自のテストゾーンでは1万4000本の綿棒を使ってウイルス保有者を検出したとのこと。



これまでにソーシャルディスタンスを確保しない実験イベントがスペインやイギリスで行われており、コロナ禍の中でも対策を行なった上で大規模音楽イベント開催する方法が確立されつつある。

関連記事:のべ5万人が参加したイギリスのソーシャルディスタンスを確保しない実験イベント、コロナ陽性反応はわずか15人

日本でもこの夏はフジロックやスーパーソニックといったフェスを控えている。その一方で、今月は来月開催が予定されていたロック・イン・ジャパンの中止も発表されている。


written by Jun Fukunaga

source:
https://djmag.com/news/180000-people-attend-exit-festival-serbia 

photo: EXIT Festival YouTube 

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