未だ中古市場でも高い人気の名シンセを使った実験の結果?

<p><strong>Written by Jun Fukunaga<autobr />Photo：<a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Yamaha_DX7_synthesizer,_Museum_of_Making_Music.jpg" target="_blank" rel="noopener">doryfour/wikimedia</a></strong><autobr /><autobr />デジタルシンセの名機といえば80年代に発売されたヤマハのDX7。<autobr /><autobr />アナログシンセよりも多い16音同時発音、FM音源による金属系や打楽器系の音色作成、MIDIによる他の機材との連携といった発売当時としては画期的な機能を搭載していたことで知られ、未だ中古市場でも人気がある機材のひとつだ。<autobr /><autobr />そんなヴィンテージ・シンセ・DX7だが、果たして現代の曲に使われている音色を再現することは可能なのか?という疑問を持ってしまったユーチューバーが存在することを皆さんはご存知だろうか?<autobr /><autobr />Woody Piano Shackというユーチューバーが、その疑問の解決のために公開した動画は、実際に30年前のDX7を使って、その音色と現代の音楽に使われる音色の比較を行うというもの。<autobr /><autobr />その際、比較に使われたのはカルヴィン・ハリスの「My Way」、マルーン5がケンドリック・ラマーをフィーチャーした「Don't Wanna Know」、ドレイクの「Fake Love」などの最近のヒット曲となっている。これは特にトレンドに敏感なトラックメイカーにとっては興味深い内容ではないだろうか?<autobr /><autobr />というわけで、実際のところはどうなのか 気になった人は、まずは下の動画をチェックしてみてほしい。<autobr /><autobr /><center><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/VfwC3p3mPJU" frameborder="0" allowfullscreen></iframe></center><autobr /><autobr />ちなみにこの動画ではDX7の音色はプリセット音源のみが使われているのだが、例えば、エド・シーランの「Shape of you」のイントロのマリンバのフレーズの音色は、DX7の「Marimba」の音色と大差がないように思える。<autobr /><autobr /><center><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/JGwWNGJdvx8" frameborder="0" allowfullscreen></iframe></center><autobr /><autobr />一方、ザ・チェーンスモーカーズの代表曲で、最近ファンが80sポップ化させたことも話題になった「Closer」だが、これは、プリセットの「Pluck」ではちょっと、金属感が強すぎるなと感じてしまう。<autobr /><autobr /><center><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/0zGcUoRlhmw" frameborder="0" allowfullscreen></iframe></center><autobr /><autobr />しかし、Starleyの「Call On Me (Ryan Riback Remix)」のイントロ部分のあの上モノシンセのフレーズは、DX7の「Song Flute」という音色とかなり近い印象を受ける。<autobr /><autobr /><center><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/I-VsisgVkHw" frameborder="0" allowfullscreen></iframe></center><autobr /><autobr />このようにあくまでプリセットのみを使って比較しているので、一概に完全に再現できる、できないかの厳密な断定はできないが、動画を観ている限り、最近のヒット曲のようなトラックを作りたいと考えるのなら、こういったFM音源を取り入れていくことは、トラック制作の上では有効な手段のようにも感じる。<autobr /><autobr />実機のDX7を手に入れるのは、レア機材となっているため、少し難しい面もあるが、例えば、気になるトラックメイカーはDX7を忠実に再現した無料のソフトシンセ・<a href="https://asb2m10.github.io/dexed/" target="_blank" rel="noopener">DEXED</a>を使って試してみるのもよいだろう。<autobr /><autobr />その際は、Woody Piano Shackのチャンネルで公開しているDX7の実機とDEXEDの音色を比較する動画もチェックしておくと、より深くこのデジタルシンセの世界にハマれるかもしれない。<autobr /><autobr /><center><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/D3xCO8tB1kg" frameborder="0" allowfullscreen></iframe></div></center><autobr /><autobr />その他にもこのチャンネルにはハード、ソフトシンセに関する動画がアップロードされているので、気になる人はこの機会に<a href="https://www.youtube.com/channel/UC27jRFKGzztB9u9T5GkPH_g" target="_blank" rel="noopener">チャンネル登録</a>してみよう。<autobr /><autobr />参考:<autobr /><a href="https://youtu.be/VfwC3p3mPJU" target="_blank" rel="noopener"><a href="https://youtu.be/VfwC3p3mPJU">https://youtu.be/VfwC3p3mPJU</a></a></p>


block.fm

30年前のシンセは現代の音楽を再現できるのか? 名機DX7と最近のヒット曲の音色を比較する動画

この記事をシェア

NEWS

RADIO

新着エピソード

block.fm

NEWS / ARTICLES

RADIO PROGRAMS

FOLLOW US

SEARCH

注目のキーワード

この記事をシェア