2000年代を代表するラッパー、DMXが死去。TimbalandやAlicia Keysから追悼の声

薬物過剰摂取による心臓発作が原因に。今年に入ってからはSwizz Beatzと共にスタジオでニューアルバムを制作していると話していた。
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2021.04.10 05:30

日本でも人気のプロデューサー、Swizz Beatz(スウィス・ビーツ)を見出したラッパーであり、90年代から活動していたニューヨーク出身のラッパー、DMXが病院で息を引き取った。享年50歳。死亡原因は薬物の過剰摂取による心臓発作と見られており、現地時間4月2日にニューヨーク州ホワイトプレインズの病院に搬送され生命維持装置を付けた治療が続けられていた。


一時は容態が回復し、自力で呼吸ができるまでになったとも伝えられていたが誤報であり多くのアーティストが回復の願いをSNSに投稿していたが叶うことはなかった。






病院前での応援も届かず


DMXはソロとしては1998年にリリースしたデビューアルバム『It's Dark and Hell Is Hot』が全米1位を獲得して以降も活躍を続け、ソロとしてだけでなく前述したSwizz BeatzやEve(イブ)、Jadakiss(ジェイダキス)、Styles-P(スタイルズ・P)といった人気ラッパーをまとめ上げたクルー、Ruff Ryders(ラフ・ライダース)を結成。そのムーブメントは現在活躍するラッパーにも大きな影響を与えてきた。


クルーの名前はDMXのMVにも度々登場するバイクチームにも所縁のある名前で、彼が入院していたホワイトプレインズの病院前にはバイクに乗った集団が回復を祈って集まり、DMXの曲をかけて応援する姿がニュースでも報じられていた。これほどまでに愛されていたアーティストが他界してしまったことは残念でならない。




ニューアルバムの制作も


晩年は長らく薬物依存症に苦しみ、リハビリセンターにも入院。また2018年には脱税の罪で有罪判決を受けるなどトラブルが続いていたが、2019年12月にはステージに復帰し人気が健在であることを証明した。最近ではSwizz BeatzとプロデューサーのTimbaland(ティンバランド)が仕掛けるネットバトルシリーズ「Verzuz」にもSnoop Dogg(スヌープ・ドッグ)と共に出演。視聴者数は合計で200万人以上に登り、2人のイメージキャラである”犬”にかけて「Battle of Dogs」と呼ばれたエネルギッシュなバトルを盛り上げた。


また今年に入ってからはSwizz Beatzと共にスタジオ入りしている様子も見られ、自らもニューアルバムの制作中であることを明かしていた。フィーチャリングにはドリルシーンを代表する故・Pop Smoke(ポップ・スモーク)の名前もあがっており、ベテランも含めたDMXらしいアルバムが完成するのではと期待されていた。



多数のアーティストから追悼の声


逝去の報を受けて、アーティストから次々と追悼の声が上がっている。


Timbalandは「安らかに、Aaliyahに会ったらハグしてあげてね」と、Missy Elliottは「ヒップホップファミリーにはとても辛いことだが、あなたのレガシーはずっと生き続ける」とTwitterにコメント。




また、Alicia KeysはDMXが大好きだと言っていた曲を本人の前で歌ったビデオをあげ、「あなたに会った人はあなたのことを決して忘れない、あなたのような人は他にいない」とコメントしている。



日本にもDMXのお陰でヒップホップが好きになったファンも多いだろう。レジェンドラッパーよ、どうか安らかに。



written by BsideNews


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