近年人気を集めるディスコRe-Editについて解説

<p><strong>Written  by TJO (Takeru John Otoguro)</strong><autobr /><autobr />4月のフレッシャーズに送る新音楽生活のススメ。今月はドラムンベースにおける「<a href="http://block.fm/news/tjo_liquidfunk.html" target="_blank" rel="noopener">リキッドファンク</a>」やハウスにおける「<a href="http://block.fm/news/deep_house_now.html" target="_blank" rel="noopener">ディープハウス</a>」などを紹介してきましたが、今回のテーマはずばり「ディスコ」。ダンスミュージック・シーンにおいて昔から存在し、ここ数年はディスコ・リバイバルとして、特にDaft Punkのアルバム『Random Access Memories』以降を象徴的にシーンの中でも人気を集めています。しかも筆者自身に取って一番のお気に入りジャンルでもあり、よく若いDJやリスナーさんから「ディスコが最近カッコいいなと思ってるんですけど、何かオススメありますか？」「どうやって調べたら良いか分からない」という意見を多くもらうことが多いです。ディスコと一言でくくっても、そこにはいわゆるお父さんお母さん世代が大好きでみんなも一度は聴き覚えのある「ダンス・クラシック」や、最近ではレアなディスコの再発見やよりアンダーグラウンドなクラブミュージック的な捉え方をもって「ブギー」と呼ばれたり、BreakbotやChromeo、Tuxedoなどの現代的なアーティストのディスコもあったりと、様々なものがあります。細かい定義を説明しているとそれだけで終わってしまうので、今回は旧譜を中心に「Re-Edit」というキーワードと共にDJで使えるディスコな音源の見つけ方を中心に自分が実践したり、オススメするアーティストを紹介したいと思います。<autobr /><autobr />まず「Re-Edit」という言葉を説明しなければなりません。元々ある原曲のアカペラやメロディだけなどを使用し、後は四つ打ちのビートに変えたり、BPMやアレンジを変えるのを「Remix」とすると、その楽曲の持つ既存の素材のみを使用し、イントロや曲の中のカッコいいパートを引き延ばしたり、素材の音の抜き差しでドラマティックな演出を施したり、今の音楽と混ぜてかけるために音圧を補強したりと、基本オリジナルに敬意を持って忠実に再編集(Re-Edit)することを言います。ここに沖野修也さんによる「Re-Edit」の定義の説明が非常に分かりやすく書いてあるのでぜひチェックしてみてください。( <a href="http://www.interfm.co.jp/jaj/blog/?p=106" target="_blank" rel="noopener"><a href="http://www.interfm.co.jp/jaj/blog/?p=106">http://www.interfm.co.jp/jaj/blog/?p=106</a> </a>)<autobr /><autobr />DJ/プロデューサーでいえば、昔からこのRe-Editカルチャーは根強く、Danny Krivit、Dimitri From Paris、Joey Negro、Theo Parrishなどのベテランから、近年ではTodd TerjeやDJ Kon、Mark Eといった次世代が挙げられます。中でもオススメしたいのがUKのRe-Editキングとしてここ数年で頭角を現して来たThe Reflexです。オリジナルの持つ素晴らしさを崩すことなく、よりDJで使いやすい展開とRe-Editならではのテクニックや演出を聴かせてくれます。彼のRe-Editの数々は自身のBandcampにてゲットすることが出来るのでぜひチェックしてみてください。原曲と聴き比べるのも勉強になりますよ。<autobr /><autobr /><center><iframe loading="lazy" width="100%" height="450" scrolling="no" frameborder="no" src="https://w.soundcloud.com/player/?url=https%3A//api.soundcloud.com/users/31269&amp;color=ff5500&amp;auto_play=false&amp;hide_related=false&amp;show_comments=true&amp;show_user=true&amp;show_reposts=false"></iframe></center><autobr /><autobr />またSoundcloudもRe-Editの宝庫で最近では権利関係が厳しくなって来たものの、自身でプロデュースも手掛けながら積極的にRe-Editを制作しているアーティストも多いです。例えばこのLuxxury ( <a href="https://soundcloud.com/luxxury" target="_blank" rel="noopener"><a href="https://soundcloud.com/luxxury">https://soundcloud.com/luxxury</a> </a>)とか。<autobr /><autobr />またレーベル単位でも先週紹介したLocal Talkを主宰するスウェーデンのMad Matsが、以前から運営しているGAMMはThe Reflexの作品もリリースしていたり、さらにその傘下であるBasic FingersはDJ Konをはじめとした良質なRe-Editものを多く手掛けています。<autobr /><autobr /><center><iframe loading="lazy" frameborder="no" height="305" src="http://www.junodownload.com/player-embed/d391be0f9a3d4599bf63783e9f7d2ce5/?pl=true&pn=false&jd=true" scrolling="no" width="100%"></iframe></center><autobr /><autobr />ブルックリンのレーベル、Razor-N-Tape( <a href="https://soundcloud.com/razor-n-tape" target="_blank" rel="noopener"><a href="https://soundcloud.com/razor-n-tape">https://soundcloud.com/razor-n-tape</a></a> )もLovebirdsやJKrivといったハウス系プロデューサーの手掛けるディスコネタのサウンドを多く扱っています。<autobr /><autobr />そしてUKのYam Who?などを擁するロンドンのレーベル「Midnight Riot Records」も良質なEdit作品をリリースしているのですが、彼等が最近手掛けた和物ディスコ・ブギーのEditコンピが非常に面白いです。実際、寺田創一氏をはじめとした和物ハウスだけでなく、日本製のディスコも世界的に評価されているんですね。<autobr /><autobr /><center><iframe loading="lazy" width="100%" height="166" scrolling="no" frameborder="no" src="https://w.soundcloud.com/player/?url=https%3A//api.soundcloud.com/tracks/250035395&amp;color=ff5500&amp;auto_play=false&amp;hide_related=false&amp;show_comments=true&amp;show_user=true&amp;show_reposts=false"></iframe></center><autobr /><autobr />最近のリリースでいえばUKハウスの雄Joey Negroが手掛けたディスコ・ブギーのRe-Editコンピ「Remixed with Love by Joey Negro Vol.2」などは非常に使い勝手の良い音源が沢山詰まっています。<autobr /><autobr /><center><iframe loading="lazy" width="100%" height="166" scrolling="no" frameborder="no" src="https://w.soundcloud.com/player/?url=https%3A//api.soundcloud.com/tracks/243904828&amp;color=ff5500&amp;auto_play=false&amp;hide_related=false&amp;show_comments=true&amp;show_user=true&amp;show_reposts=false"></iframe></center><autobr /><autobr />今回は「Re-Edit」をキーワードに今日から現場で使えるアーティストやレーベルを紹介して来ました。ハウスやテクノなどのセットにアクセント的にこういった楽曲を混ぜてプレイするのも面白いですし、ぜひ今回の記事で掲載されている名前を検索してみてください。そしてそのRe-Editから過去の作品やアーティストにさかのぼって新しい輪を広げてもらえれば幸いです。このディスコ記事も好評もらえたら今度さらに特集を組みたいと思います。<autobr /><autobr /><strong>【この記事に関連するおすすめはこちら】</strong><autobr /><iframe src="https://widgets.itunes.apple.com/widget.html?c=jp&brc=FFFFFF&blc=FFFFFF&trc=FFFFFF&tlc=FFFFFF&d=&t=&m=music&e=album&w=250&h=300&ids=1084704212&wt=discovery&partnerId=&affiliate_id=&at=11lRqF&ct=" frameborder=0 style="overflow-x:hidden;overflow-y:hidden;width:250px;height: 300px;border:0px"></iframe></p>


block.fm

Re-Editで紐解く、DJで使えるディスコの出会い方

この記事をシェア

NEWS

RADIO

新着エピソード

block.fm

NEWS / ARTICLES

RADIO PROGRAMS

FOLLOW US

SEARCH

注目のキーワード

この記事をシェア