マジかよ、 Daft Punkの新曲がリーク? 本物レベルのクオリティーにネットが大論争。噂の音源に迫る!!

本物か偽物か。Daft Punkの新曲と噂される謎の音源があるSoundCloudユーザーによって公開され、その正体について議論が起こっている。
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2018.03.27 02:00

2017年。そう、2017年だ…。やれコーチェラヘッドライナーだとか、10年ぶりのワールドツアーだとか色々な噂があったものの結局はどれも実現しないままだったDaft Punkに関する去年のありとあらゆる噂の数々。この最強のフレンチエレクトロデュオに関する噂話というヤツは、起きてはたち消えを繰りかえす。そんな運命にあるらしい。しかし、ファンの間では最近また新しいDaft Punkに関する噂が囁かれている。真偽のほどはまだわからないものの、今回も非常に興味深い内容になっている。 


Daft Punkの新曲がリーク? 


その噂話とはDaft Punkの新曲に関するもの。先日、オンライン掲示板RedditにあるDaft Punkファン向けスレッド「r / daftpunk」内に謎のトラックが投稿され、それがリークされた新曲音源の一部かもしれないという噂が現在、ファンの間で注目を集めている。


本当だったらマジヤバい。ということで、早速音源をチェックしてみたところ、率直に言って、そのサウンドは相当Daft Punkっぽい。丹念にイコライジングやフィルター処理されたシンセやロボ声ヴォーカルサンプル、ゆるいテンポながら、グルーヴィーなビートなど、そのどれもがめちゃくちゃDaft Punkしていたからだ。その音源は残念ながらたった17秒しかない短いクリップ音源だったが、もしかしたら本物のリーク音源なのかと思わされるほどハイクオリティーだった。(現在、オリジナルは削除されているがそれを引き伸ばした音源がYouTubeのDaft Punkファンチャンネルによって公開されている)





例によって、こちらが本物かどうかという明確な答えは現時点では不明。しかし、限りなく本物に近いと言っても過言ではないこの音源について、Daft Punkファンたちは早速スレッド上で真偽のほどを予想しだし、謎の音源についての熱心な議論が行われている。  その中には完全に否定する意見もあったりするものの、単純にこの音源がかっこいいからフル尺で聴きたいという声が上がっていることが気になった。なぜなら筆者もその口だからだ。


この曲について個人的な意見を言わせて頂くと、希望を持つという意味ではもちろん本物であってほしい。ただ何度か聴いていると先述のとおり、あまりにも典型的なダフトパンクのイメージを抑えすぎているのではないか? という考えも頭に浮かんでしまう。なんというか『Discovery』期感がすぎる気がするとでも言おうか。




本物だったらディスコ回帰からのエレクトロ回帰? 


現時点でのDaft Punkの最新アルバムは、2013年の『Random Access Memories』。同作は、彼らにグラミー獲得という栄光をもたらした名作なのだが、こちらでは電子音を使ったあの典型的な”Daft Punk”イメージの音は控えめになり、そのかわりに彼らがそのインスピレーション源、もっと言えば、サンプリングのネタ元とするような生のディスコサウンドにこれまで以上に接近。のちに続くディスコ回帰の流れを生み出したアルバムなのだが、彼ら的にも自分たちが好んだ時代のサウンド、つまり”ディスコ"への回帰を果たしたアルバムだったと思っている。



そういう意味ではこの謎の音源はその続きにはふさわしくないと思うくらい、以前のアルバムの音に近い。ただ、多くの人が考えるDaft Punkの音のイメージはやはりエレクトロ。もっといえば『Discovery』、『Human After All』っぽいサウンドだろう。もし、この曲が本物のリーク音源だったとしたら、それはDaft Punkにとってディスコ回帰からのエレクトロ回帰を意味するのではないだろうか? そう思うと一概にこの曲を偽物だと否定したくない自分がいることもまた事実だ。 


何にせよ、その17秒の音源はカッコいい。そして続きを聴きたい。その作り手が本物か偽物に関わらず…。といった受け取り方をしている人はこの議論に参加しているファンの中にも多いはずだ。なんせね、イケてるエレクトロだし。



ユーザー名「User19972001200420132019」に隠されたメッセージ  


ちなみにアップしたユーザーの名前は「User19972001200420132019」。勘が良い人は一目でお分かりだろうが、これは一時期、ネット上で話題になったAphex TwinのSoundCloudアカウント「user18081971」のオマージュではなく、そのuserという文字を抜き、左から4ケタずつ区切っていくと「1997」、「2001」、「2004*」、「2013」、「2019」という5つの西暦の年数に分けることができる。そう、その数字はこれまでにDaft Punkがアルバムをリリースしてきた年と一致するのだ。(3枚目のアルバム「Human After All」は2005年のリリースだが、2004年にレコーディングされたとライナーノーツにはある。間違いかそれがソースなのかは不明)


そして、最後の「2019」とはつまり、2019年に新作をリリースすることを示唆していると指摘するファンが例のスレッドにはいた。その見事な推理もこの議論に拍車をかけていることは見逃せない。都市伝説かよ!! と驚きを隠すことができない粋なこの仕掛け、地味にツボにハマったので、このユーザー名を考えた人についてはマジでリスペクトを示したい。 


■関連記事:人間やめたのいつ? たった3分でよくわかるダフト・パンクの全歴史 

 

とにかく今、Daft Punkファンの間で物議を醸し出しているこの謎のトラック。今後その作り手の正体を見つけ出すファンが現れることに期待したい。偽物だとしてもこの作り手、もう1回言うけど気になりすぎるぞ!! 


参考: 

https://www.reddit.com/r/DaftPunk/comments/85vd2m/x/
https://en.wikipedia.org/wiki/Human_After_All


Written by Jun Fukunaga 

Photo: greyloch



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