コーチェラのステージ建設会社が新型コロナ患者用の仮設テント設営に乗り出す

10月開催で調整中のコーチェラ。毎年素晴らしいステージを作り上げる技術が、意外な場所で活躍中だ。
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2020.04.02 08:00

新型コロナウイルスの影響を受けて、今年は10月の開催で調整中とされている音楽フェスティバル「Coachella Valley Music and Arts Festival(以下コーチェラ)」。ご存知の通り、毎年豪華なアーティストが集結し素晴らしいステージを魅せてくれるのだが、そんなステージを作り上げている技術が別の方面でも活躍しそうだ。




イベントの建設員が仮設テントを建築へ


現在新型コロナウイルスの患者数が爆発的に増えている都市では病床の数が足りず、いわゆる医療崩壊となっている。ニューヨークではセントラルパークにまで仮設病床を作る事態に陥っているが、それにも時間と人手を要するだろう。ライブイベントやスポーツイベントが相次いでキャンセルになる中、イベント会社で働く従業員の生活も不安に晒されそうではあるが、そこに手を打ったのが南カリフォルニア州を中心に大手イベント建設を請け負う会社『Choura Events』のボスであるRyan(ライアン)だ。


彼は今回の事態で「ビジネスの変化、給与の計算方法や従業員をどうしたらいいのか」悩みに悩んだ結果、災害救援チームとして不足している病床を確保するための仮設テントの建設に乗り出したのだ。これに対して「迅速に対応できたことは、コーチェラでの建設技術が役立ったおかげだ」とコメントしている。



その気になれば街だって建設可能!!


「おそらくコロナウイルスの影響で、真っ先に被害を被ると予想できたのがエンターテイメント業界だろう」そう話すのは今年コーチェラのメインステージを建設担当予定だった会社『Gallagher Staging』のチーフだ。彼はまた「我々の業界は常に流動的なんだ。Wi-Fiから電気、トイレまで全てを持ち運んでいる。いざとなれば2、3日で小さな街を建てることもできるし今はそれが必要だろう」とイベント建設会社ならではの利点を話している。


確かにBeyonce(ビヨンセ)を始め世界のトップアーティストたちがこだわり抜いたパフォーマンスを魅せる上で必要不可欠なステージ。それをゼロから建設し、要所要所で変更にも応えていく彼らの仕事ぶりを思えば、非常事態にこそ活かせるスキルであることは間違いない。



このような状況で機転を利かせて、多くの患者のために技術を駆使した彼らに敬意を表したい。また日本でもこのような事態を想定して、専門外と思われる業界で何ができるか考えておく必要があるのではないだろうか。延期となっているコーチェラの本番では今まで以上にステージにも注目したいと思う。



また、コーチェラの20年の歴史を辿るドキュメンタリーが4月10日にYouTube Originalsから無料で公開されるようなので、こちらもお見逃しなく!!



コーチェラ ・フェスティバルが20年の歴史を辿るドキュメンタリー作品を公開へ





written by BsideNews


source:

https://www.latimes.com/entertainment-arts/music/story/2020-03-30/coronavirus-event-companies-coachella-pivot-covid-19-testing



photo: https://www.facebook.com/pg/coachella/photos/?ref=page_internal





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