Coachella 2020、予定されていた10月開催も延期になる可能性が浮上

新型コロナ収束のタイミングを見定めながら来年開催を目指すという予測も。また親会社では大規模な人件費削減のためのレイオフも実施された。
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2020.06.10 05:00

新型コロナウイルス感染拡大を受けて、今年10月に開催を延期することを発表していたCoachella 2020だが、現在、その延期日程を中止し、開催が来年に延期となる可能性が浮上している。



BillboardがCoachella10月開催中止の可能性を確認 


10月開催の中止に関しては、開催延期を発表して以降の感染状況が影響を与えており、その時期でも来場者の安全面が確保されないことから開催は困難だという見通しがあるようだ。延期日程については、すでに今年5月に2021年まで開催を延期することを検討していると報じられていたが、今月に入り、Billboardが開催中止の可能性を確認したことも明らかになっている。  


またCoachellaの親会社であるAEG(Anschutz Entertainment Group)では、新型コロナ禍の影響を受け、従業員の15%、100名以上の従業員を複数の部門でレイオフ(一時解雇)したほか、20~50%の減給が行われるなど大規模な人件費削減プランを実行。CEOのDan Beckermanは、このことについて今週月曜に従業員たちに「この判断は苦渋の決断だが、必要なものだ」とメールで通知しており、「現状、世界はゆっくりと日常に戻ってきているが、我々の業界はそのペースより遅く、さらにゆっくりと平時に戻る」と伝えたことが報告されている。この措置を受けた従業員たちは、今後、新型コロナウイルス感染拡大状況が収束し、大規模なコンサート事業再開の目処がたった時点で復職を果たす予定だと見られている。



状況を見ながら開催を決めるタイミングを計る  


このような状況から、今年10月のCoachella開催は中止される可能性が高いが、状況によっては、今年の最終四半期か2021年の第一四半期のいずれかに定員の60%に人数制限した上で、Coachellaを開催するかもしれないという予想もあるようだが、現在、AEGは事態の収束状況を見ながら開催を決めるタイミングをはかっているという。 


最新のCNNの報道によると、アメリカでは過去4カ月余りのうちに190万人以上の感染が確認されており、そのうちの11万人以上が死亡したことがジョンズ・ホプキンス大学の集計によって報告されている。またここ数日間で新たに報告された感染者の数は22州で増加傾向にあるとも。



Lollapaloozaが今年の開催中止を発表  


また感染拡大状況を受け、同じく大規模フェスのLollapaloozaが今年の開催中止を発表したばかり。さらに現時点では予定どおり今年9月下旬に開催されるBonnarooも今後、中止を発表する可能性が高いという見方もある。フェスの開催延期では、日本でも今年8月に開催が予定されていたFUJI ROCK’20が来年への延期を発表したばかり。現在、アメリカではソーシャルディスタンスを保つ形で音楽イベントがライブハウスやクラブでは行われていることも報告されているが、日本よりも多くの感染被害を出しているアメリカでの大規模フェスは引き続き、開催が困難な状況にあるようだ。


なお、この記事を執筆している時点ではCoachella側からの正式な10月開催中止や延期に関する発表はない。Coachellaではライブストリーミング配信がこれまでにも行われてきたことから、日本でも開催を楽しみにしているファンは多い。それだけに今後の続報が気になるところだ。  


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written by Jun Fukunaga 


source: 

https://www.stereogum.com/2087373/coachella-2020-cancelled-aeg-layoffs/news/

https://pitchfork.com/news/lollapalooza-2020-canceled-due-to-covid-19/

https://www.cnn.co.jp/usa/35154981.html


photo:Coachella Facebook



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