チルアウトとはどんな音楽か? おすすめの曲も紹介

音楽ジャンルのひとつ「チルアウト」
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2018.06.25 05:53

音楽ジャンルのひとつ「チルアウト」


「チルアウト」という言葉を聞いたことがないだろうか。音楽系の雑誌やラジオで時々耳にするこの用語、音楽ジャンルのひとつのようだが、どんな音楽を指すのか気になっている方もいるかもしれない。チルアウトは1990年代に登場した、比較的新しい音楽ジャンルのことだ。今回は、チルアウトという音楽の概要・特徴と、おすすめのチルアウト音楽を紹介してみよう。


チルアウトの意味とジャンルの特徴


チルアウト(chill out)という言葉は英語が語源だ。現在でも日常会話で使われている。「chill」は「冷やす」「冷却する」という意味で、「chill out」で「冷静になる」「落ち着く」という意味になる。日本でも若者の間で「まったりしている」などの意味で「チルる」「チルってる」という言葉が使われているシーンがある。


音楽ジャンルのチルアウトもその意味に沿っている。スローテンポで落ち着いた音楽がチルアウトというジャンルである。一定のリズムのビートがあり、雰囲気よく明るい曲なのが特徴だ。打ち込みによって作られ、ボーカルがないインストルメンタルが多い。カフェやラウンジで流れているような曲と言えば想像できるだろうか。テレビゲームで使われているBGMや、ヒーリングミュージックに近い。


チルアウトの発祥には、いくつかの説がある。クラブなどのダンスフロアで踊った後に、体を落ち着かせる部屋(chill)で流れる音楽から来ているとされる。また、イギリスのハウスユニットThe KLF(ザ・KLF)が1990年に出したアルバム『Chill Out』がチルアウトというジャンルを定着させたとも言われている。他にも、スペインにある「cafe del mar」というカフェで、サンセットを演出するために1980年代から流されていた音楽がチルアウトの由来だという人もいる。



チルアウトは作業BGMにおすすめ


音楽を聴きながら趣味や仕事などの作業をする方もいるだろう。しかし、JPOPなどボーカルがついている曲を流すと、歌詞の内容が気になってしまって、作業に集中できなくなった経験はないだろうか。その点チルアウトにはボーカルがない曲が多い。ボーカルがあっても音楽と一体化していて歌詞に気を取られないので、作業の妨げになりにくい。しかも適度なテンポがあり、激しすぎない曲調なので気分も乗りやすい。いつも同じ曲ばかりで作業中に聴く音楽に悩んでいる方は、チルアウトを試してみてはいかがだろうか。


また、チルアウトはリラックスすることを目的に作られている音楽なので、夕方から夜の時間帯に聴くのが合っている。家や旅先などでチルアウトを聴くと、ゆったりとした気分で夜を過ごすことができ、就寝時もよく眠れるだろう。



チルアウトの曲を紹介


チルアウトは、ハウスやヒップホップ、アンビエントといったジャンルと重なる曲が多い。チルアウトの曲をいくつか紹介してみよう。Francisco Sotomayor(フランシスコ・ソトマイヨール)の「Spect」は、神秘的な民族音楽をベースにしていて、ヒーリングミュージックのような曲だ。Bluetech(ブルー・テック)の「Enter The Lovely」は、ハウス系のチルアウトになっている。


日本でもチルアウトの作曲家が多く活動している。Nomak(ノーマーク)の「Sanctuary」はヒーリングミュージックとヒップホップが融合した曲。また、DJ Okawariの「Luv Letter」は、切ないピアノの旋律に、リズムを乗せて心地よさを感じさせている。


チルアウトの範囲は広く、落ち着いたテンポでリラックスできるような音楽ならばチルアウトと言えるのではないだろうか。上記の曲以外にもチルアウトには世界中に多くの曲がある。もしチルアウトに興味を持ったなら、Youtubeなどで「チルアウト」で検索してみると、お気に入りの曲が見つかるかもしれない。




photo: https://pixabay.com/ja


written by 編集部

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