CHANCE THE RAPPER(チャンス・ザ・ラッパー)が行った大学講義とは?

CHANCE THE RAPPER(チャンス・ザ・ラッパー)の音楽に対するスタンスがわかる講義を行った
SHARE
2018.07.14 13:10

CHANCE THE RAPPER とは?



CHANCE THE RAPPER はアメリカ・イリノイ州シカゴ出身の25歳のHIPHOPアーティストだ。2017年グラミー賞で「最優秀ラップ・アルバム賞」「最優秀新人賞」「最優秀ラップ・パフォーマンス賞」の3部門を受賞した。今までのCDを売って収益を上げるアーティストと一線を画す、新世代のアーティストだ。


CHANCE THE RAPPER のスタンス



CHANCE THE RAPPERは2012年、高校3年生の停学中にミックステープと呼ばれる自主制作の作品「10 DAY」をリリース。これは、インターネット上からダウンロードするもので、20万回のダウンロードを記録した。そして2013年に2作目の「Acid Rap」も同じようなリリースの仕方で120万回ダウンロードを記録した。2015年には「Surf」を音楽配信サービスiTunes Storeで無料ダウンロード形式で発表され、一週間で61万回以上のダウンロード数を記録した。2016年「Coloring Book」を音楽ストリーミングサービスApple Musicで発表。全米チャートで8位になった。CDやダウンロード販売しないアルバムがビルボードにランクインしたのは初めてだ。


このように彼はレコード会社と契約しないで、ここまで登り詰めたのだ。CHANCE THE RAPPERは大学の講義で「Acid Rapをリリースするまでは、もうどことも契約しないって決めたんだ。」「音楽レーベルに頼らなくても、自分のキャリアを進めることができる。」 「音楽レーベルは過去の成功体験で動いている。新しい手法を知らない。」と語っている。


 音楽の進化のスピードはものすごく速くて、音楽をビジネスにしている業界がついてこれていない現状だという。著作権などの楽曲に制限をかけるシステムは、古い考え方ともとれる発言を講義でしている。しかし、誤解してはいけない。音楽へ強い思いからの発言であり、音楽業界に一石を投じる目的で言っているのだ。「新しい技術を受け入れ、それに合った活動をするべきだ。」とCHANCE THE RAPPERは大学の講義で語った。 CHANCE THE RAPPERの大学の講義でのこの発言は、多くのアーティストも思っていることだろう。しかし、音楽ストリーミングサービスで全曲無料で配信し大成功を収めているCHANCE THE RAPPERは、実際に新しい手法で成功を収めている。ゆえに説得力があるのは間違いない。CHANCE THE RAPPERの講義での音楽に対する新しい価値観は、世界中のアーティストに影響を与えるはずだ。


CHANCE THE RAPPER のビジネス



しかし、CDやダウンロード販売をしないで、どのように収益を上げているのだろうか?CHANCE THE RAPPERの収益源の一つが、グッズの売上だ。ChanceRaps.comでグッズを販売していて、それが一番の収入源だ。それはほかのアーティストもやっていることで珍しいことではないだろう。CHANCE THE RAPPERは2014年に大学を周るツアーを行ったのだが、その時のグッズが面白い。各大学の地域に合わせたデザインのグッズを販売し、人気グッズとなったのだ。小さなところから積み上げて、今の莫大なグッズ収入に結びついているのではないかと考えられる。大学での講義もそうだが、小さなところへ気を向けられるCHANCE THE RAPPERのパーソナリティーも多くのファンを引き付けるところなのではないだろうか。


新しい音楽の価値観をもったCHANCE THE RAPPERの今後は、一般人からすると想像するのは難しいが、私たちをさらに驚かす何かをしてくるのではないだろうか?CHANCE THE RAPPERの今後の活動から目が離せない


Photo: https://www.facebook.com/chancetherapper/


Written by 編集部

SHARE