もはや偏見は過去の話! スヌープ、Wiz Khalifa…合法大麻ビジネスに参入するミュージシャンまとめ

アメリカ国内では一部の州で合法化されている大麻産業に関わるミュージシャンたちをチェック
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2018.01.25 10:05

今年1月からアメリカのカリフォルニア州で嗜好用大麻が解禁され、アメリカ国内で6番目の大麻を合法的に使用/売買できる州になり、年明け早々からメディアや政治、経済界、活動家、消費者を巻き込んで議論や合法ビジネス化が注目を集めている。しかし、日本では有名ミュージシャンが大麻所持で逮捕された事件に注目が集まるように、違法/犯罪という一方的な価値観で捉えられることが大多数を占めている。大麻に関して云えばアメリカと日本では大きな文化的/社会的な違いが浮き彫りになったと云えるだろう。


合法大麻ビジネスを行うアメリカ人ミュージシャンたち  


合法と違法。アメリカと日本。2つの国の間では大麻に関する捉え方は全く違う。特に、大麻使用や所持に関して日本では犯罪行為として世間やメディアの攻撃が強く、ネガティブなイメージで語られることが当たり前だ。


しかし前述の通り、大麻使用や売買が合法化されつつあるアメリカでは、法改正や環境の変化に応じて、合法な大麻ビジネスやメインストリームな大麻カルチャーが拡大している。しかもそうしたビジネスに目をつけているミュージシャンたちが後を絶たない。


Forbesによると、今月からの嗜好用大麻の解禁に伴い、カリフォルニア州の大麻ビジネスは年間52億ドル(約5860億円)、また州の税収も10億ドル(約1130億円)増加する見込みにあるという。そんな巨大産業化している大麻ビジネスに参入している有名ミュージシャンとは一体誰なのか? 今回はそれをまとめてご紹介したい。 


関連:“アート・カルチャー☓大麻”好きな女性が読者、高感度な大麻雑誌「Broccoli」が話題に

https://block.fm/news/broccoli



・スヌープ・ドッグ (Snoop Dogg)


ラッパーのスヌープ・ドッグといえば、アメリカで大麻解禁前からその使用のイメージが強い人物だ。それだけに2015年にはその当時、嗜好用大麻が合法化されたコロラド州で自身が立ち上げたマリファナブランド「Leaf by Snoop」の販売を開始。ブランドの公式サイトでスヌープ・ドッグは、「世界を巡る音楽の旅がどこへ向かおうとも、マリファナが私たちを繋げる平和と愛と魂の源泉であることを知るのは素晴らしい」とコメント。またブランドが取り扱う商品は嗜好用大麻を楽しんでもらうために自らお気に入りのものをセレクトしているようだ。



・リアーナ(Rihanna)


ポップスの歌姫、リアーナも大麻にいち早く目をつけた1人だ。以前から大麻好きを公言していた彼女は2015年に「Marihanna」というブランドを立ち上げると報じられた。その時の報道によると、ブランドは合法化されているアメリカのコロラド、ワシントン、オレゴン、アラスカの4州でマリファナの花や食品、3つのフレイバーなどが販売されるとのことだった。しかし、現時点ではまだブランドは始動していない模様。  


・ウィリー・ネルソン(Willie Nelson)


大御所カントリーミュージシャンのウィリー・ネルソンも合法大麻産業に進出する1人だ。彼は「Willie's Reserve」というブランドを立ち上げており、吸引用のマリファナのほか、吸引器具、マリファナ入りのチョコレートなどを販売。また2016年にはブランドのプロダクション・マネージャー、販売マネージャー、コンプライアンス対応室、抽出担当者などをいくつかのポジションの求人を行ったことも話題になっていた。



・ウータン・クラン (Wu-Tang Clan)


ヒップホップグループのウータン・クランは先述のカリフォルニア州での解禁のタイミングで参入。好用マリファナ吸引のために使う巻紙「Wu Tang Rolling Papers」の販売を開始している。商品は100%オーガニックなヘンプを使用した巻紙となり、商品パッケージにはアイコニックなグループのマーク付き。販売はメンバーのRZAの弟、9th Princeが経営する会社が担当している。  


関連:ウータン・クラン、ジョイント向け巻紙を発売。カリフォルニアのマリファナ合法化にあわせて 

https://block.fm/news/Wu_Tang_Rolling_Papers



・ダミアン・マーリー (Damian Marley)


レゲエシーンのレジェンドとして知られるボブ・マーリー(Bob Marley)の息子、ダミアン・マーリー。彼は、医療用大麻に関わる会社「Stony Hill Corp.」を経営。それ以外にも投資家グループの一員として人気のマリファナ雑誌「High Times」の大半の株式を取得。紙、デジタル媒体以外にも毎年開催されている大麻関連イベント「Cannabis Cup Trade Show」の権利を獲得している。またボブ・マーリー一家はPrivateer Holdingsと共同で「Marley Natural」というボブ・マーリーにちなんだ大麻ブランドを立ち上げている。



・ウィズ・カリファ (Wiz Khalifa)


大麻愛好家として有名なラッパーのウィズ・カリファも「Khalifa Kush」というブレンド大麻の販売に関わっている。これは販売会社がウィズ・カリファ用にブレンドしたもので、彼はその会社とスポンサー契約を結んでいる。また昨年は、大麻を育て農場を経営する内容のスマホ用ゲームアプリ「WIZ KHALIFA’S WEED FARM」をリリースしている。




アメリカ社会の反応


このようにアメリカでは大麻売買が合法化されているため、有名ミュージシャンたちが参入し、ビジネスとして大麻に関わっている事例は数多い。


一方、合法化による経済効果が期待されている中、最近ではジェフ・セッションズ米司法長官がすでに解禁されている州を対象に合法化を撤回する動きを見せているとの報道もあった。


またアメリカで毎年4月にカルフォルニア・インディオで開催される有名フェス「コーチェラ・フェスティバル」では、今年は会場での大麻使用禁止が発表されたことも注目された。


関連:大麻解禁・合法化も「コーチェラ・フェスティバル」が使用禁止を発表 

https://block.fm/news/marijuan_coachella


  


大麻愛好者のためのマッチングアプリも人気に  


日本では違法薬物、しかしアメリカでは嗜好用、医療用だけでなく、ビジネスとしても注目される大麻。こうした動きに合わせてアメリカでは大麻嗜好者同士が交流するためのマッチングアプリ「High There!」も登場している。アプリは有名デートアプリの「Tinder」の大麻愛好家版と云える。使い方もスワイプして登録者ユーザーの中から気になるユーザーを選別していくなどほぼ一緒。ユーザーは若者だけでなく、年配者や医療用大麻使用者など幅広い層に広がっており、大麻に関する情報交換がSNSで展開されている。



日本のSNSでは、大麻に関する発言や投稿はネガティヴなものが目立ち、社会性、文化的な影響についてまで議論される機会はまだ少ない。しかし、アメリカのSNSでは合法化の影響を受け、ユーザー同士の交流のためのサービスとして発展を見せている。このようにSNSでも両国における大麻の捉え方の違いが分かり興味深い。  


ルール次第で犯罪になったり、合法ビジネスになったりする大麻。ただ、どんな理由や海外の現状があるとはいえ、仮に日本人が海外で大麻を所持したり、使用するのは日本の法律が適用されるため違法だ。また違法と定められている日本国内での使用は絶対にすべきではない。

参考:

https://forbesjapan.com/articles/detail/19066

https://www.cashinbis.com/cannabis-brands-by-musicians/

http://www.leafsbysnoop.com/

http://www.billboard.com/articles/news/6760602/snoop-dogg-leafs-by-snoop

https://1800-paradise.com/marihanna/

https://williesreserve.com/

http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/39132/2

http://www.phillytrib.com/entertainment/damian-marley-talks-new-solo-music-marijuana-business/article_d3ddf503-79f8-5898-948d-0d668ccaa669.html

https://hypebeast.com/jp/2017/6/damian-marley-buys-stake-in-high-times

https://stonyhillcorp.com/about-us/

https://www.marleynatural.com/

https://en.wikipedia.org/wiki/Privateer_Holdings

https://www.allbud.com/marijuana-strains/indica-dominant-hybrid/khalifa-kush

https://www.levelwinner.com/wiz-khalifas-weed-farm-tips-cheats-strategy-guide/

https://www.highthere.com/

https://www.washingtonian.com/2017/05/16/high-there-marijuana-enthusiasts-dating-app/

http://www.huhmagazine.co.uk/8726/high-there-a-dating-app-for-stoners


Written by Jun Fukunaga

Photo: Emerald Report

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