アニメ楽曲なのにこのクオリティー!? キャロル&チューズデーとは?

キャロル&チューズデーってどんな作品?
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2020.02.11 00:02

キャロル&チューズデーってどんな作品?


キャロル&チューズデーは、アニメ制作会社「ボンス」の20周年と音楽レーベル「フライングドッグ」の10周年の記念作品として製作されたアニメ作品である。作品としてのストーリーの良さだけではなく、主題歌や劇中歌等のクオリティーの高い楽曲も話題を集めた。今回は、キャロル&チューズデーの魅力をまとめた。





キャロル&チューズデーのあらすじ


キャロル&チューズデーは、人類が火星に移住して50年が経った世界が舞台の作品である。AIが音楽を作る事が当たり前になった世界で、主人公のキャロルとチューズデーの2人の少女が自ら音楽を作りミュージシャンを目指して活動をしていく。2人が出会うまでの過程やミュージシャンとしてデビューしてからのぶつかり合い等、困難を乗り越えて成長するサクセスストーリーとなっている。




普通のアニメとここが違う!


一般的なアニメ作品では、キャラクターを担当する声優が主題歌や劇中歌も同時に担当している場合がほとんどだ。しかし、キャロル&チューズデーは、1人のキャラクターにキャラクターボイスを担当する声優と歌唱パートを担当する歌手を別々にキャスティングしているといった特徴が挙げられる。また、日本のアニメ作品としては珍しく、使用されている楽曲の全てが英語歌詞となっている。さらに、歌唱パートを担当するアーティストを決める際には「ネイティブイングリッシュでの歌唱」を条件に全世界でオーディションが行われた。日本だけではなく、様々な国の実力あるアーティストの中からキャロル、チューズデー、アンジェラの3キャラクターを担当する歌手が決定された。


また、キャロル&チューズデーは実在する音楽メーカーとタイアップを行っている。日本国内の楽器メーカーだけではなく、世界的に有名な楽器メーカーの楽器や企業ロゴを作中で確認する事が出来る。さらに作中の演奏シーンはカメラで実際に演奏しているプロのミュージシャンを撮影し、それを基にアニメ化しているのである。





キャロル&チューズデーの楽曲の特徴と魅力


キャロル&チューズデーの作品内の音楽を多くを担当しているMockeyは、世界的に有名なアーティストを手掛けた経験があるだけではなく、コンポーザーやアレンジャー、さらにベースとドラムのプレーヤーとしての評価が高い。キャロル&チューズデーの劇中歌は日本のアーティストだけではなく、Mockeyや複数の海外コンポーザー・アーティストが楽曲提供を行っている。活躍しているジャンルが異なるコンポーザー・アーティストが集まった事で邦楽や洋楽、ヒップホップ等様々なジャンルが入り混じった今までにはないジャンルレスな楽曲を作中の様々なシーンで耳にする事が出来る。アニメの世界観に合わせた楽曲がほとんどだが、楽曲単体で聞いた時のクオリティーの高さは音楽ファンからの話題や注目も集め高い評価を得ている。


キャロル&チューズデーのオープニングテーマには「Kiss Me」と「Polly Jean」の2曲が存在する。「Kiss Me」は、アコースティックギターの軽快な音色から始まる爽やかなイントロが印象的。使用している楽曲が少なく、ツインボーカルのNai Br.XX(ナイ・ブリックス)とCeleina Ann(セレイナ・アン)の2人のユニゾンやハモリが楽しめるオープニングに相応しい楽曲となっている。「Polly Jean」もアコースティックギターの音色をメインとした楽曲だが、「Kiss Me」とは異なり複数の楽器やエコー等のエフェクトが多様されているといった特徴が挙げられる。また、2人のユニゾンやハモリも健在だが「Kiss Me」よりも復唱が多く2人の掛け合いが心地良いベースの低音と一緒に楽しめる楽曲である。


オープニングテーマと同様にエンディングテーマにも「Hold Me Now」「Not Afraid」の2曲が存在している。「Hold Me Now」は、日本でも数多くの有名アーティストとコラボした経歴を持つBENNY SINGS(ベニー・シングス)がコンポーザーを担当している。日本・海外のどちらでも活躍しているBENNY SINGSの楽曲は、邦楽と洋楽を綺麗に混ぜ合わせたオシャレで可愛いに仕上がっている。ジャズやブラックミュージック要素の強いオープニングテーマとは違った、親しみやすさが魅力の楽曲だ。一方、「Not Afraid」は、今まで紹介した3曲とは異なり、アンジェラ役のAlisa(アリサ)がボーカルを務めている。リズミカルなドラムとNai Br.XX・Celeina Annの2人とは異なる透明感のある歌声で楽曲が始まる。キャラクターのアンジェラをイメージしたようなダークでミステリアスな雰囲気が漂う1曲である。


オープニング・エンディングテーマが注目されがちなキャロル&チューズデーだが、挿入歌にも注目してほしい。作品内のオーディション番組で披露されたアンジェラの「Light A Fire」は楽曲冒頭は静かで落ち着いた雰囲気となっているが、サビに向けて徐々に盛り上がっていく壮大な洋楽の良さを凝縮した楽曲。第2、12話で披露されたキャロル&チューズデーの「The Loneliest Girl」は、ピアノイントロから始まる。キーボードの美しい旋律に合わせてNai Br.XXとCeleina Annがしっとりと歌い上げている。使用楽器は、キーボードとアコースティックギターのみである。「Light A Fire」と「The Loneliest Girl」も他の劇中歌と同様に英語歌詞となっているが、作中では日本語訳の歌詞も表示され、それを見た人からメッセージ性が強く心に刺さると評判だ。







written by 編集部


photo: facebook



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