アメリカでマリファナのオンラインショッピングが簡単になってきているとの調査結果

今やオンラインでなんでも買える時代になった。水や食料、車に、そしてマリファナも… アメリカのオンライン上では、簡単に売人とコンタクトでき、すぐに手に入れられるんだと。
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2018.04.02 10:00

ここ12年間で、オンラインでの大麻ショッピングが3倍に


北米での嗜好用マリファナの解禁についての議論がどんどんと進む中で、アメリカではある懸念が生じている。


アメリカでの予防医学について研究報告している"American Journal of Preventive Medicine"の調査によると、何百万人という人間が国内のマリファナの売人にリーチしているとのこと。


研究チームは2005年から昨年までの12年間に及び、アメリカ内のGoogleで、buy、shop、orderなどの購買の意味を含む言葉が付属しているマリファナ(marijuana、weed、pot、cannabis等)に関する検索結果をモニターした。大麻購入についての検索ヒット数は、12年の間に約3倍になっており、ピーク時は月間140万から240万の推移でサーチされているそう。


特に、ワシントンに次いで、オレゴン、コロラド、ネバダの4州が上記の検索件数の多い地域となっている。また、アラバマ、ミシシッピを除くすべての州において、年間の検索上昇率が上がっていることから、アメリカ全体でマリファナ購買意欲が上がっている、との報告もある。




民間の宅配業者を利用しているケースが多い


統計の41%は、ディーラーが掲載しているメールオーダーの広告にリンクしており、しかもその運搬に、United State Postal ServiceやUPSといった民間の宅配サービスを活用しているとのこと。ドラッグの取引としては抜け目だらけだが、それだけ容易に違法薬物を入手できてしまう。


娯楽用にマリファナの購入を許されている州であっても、もちろん年齢制限されているが、このジャーナルのリーダーでもあるSan Diego State University’s School of Public Healthの教授、John Ayers氏は「ティーンエイジャーでさえ、スマートフォンでマリファナを買える」と指摘している。


大麻が合法の州も違法の州も、オンラインでの大麻の売買は法律で禁じられている。この調査結果を見る限り、法規制はまったく機能していないと言える。


インターネットの普及で、世の中がより便利に、快適になっていく一方、今回のリサーチが示すように、悪影響も少なからずあるようだ。大麻の合法化についても、メキシコ国境に接する州で犯罪率が減少するなど、良いニュースもある中で、上記のように法遵守の意識が薄れてしまう傾向もある。「自由には責任が伴う」というフロイトの言葉を、再確認する必要がありそうだ。


参考元:

https://thefreshtoast.com/cannabis/buying-cannabis-online-is-pretty-easy-study-finds/amp/

https://www.theguardian.com/world/2018/jan/14/legal-marijuana-medical-use-crime-rate-plummets-us-study


Written by Kenji Takeda

Photo:VICE

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