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    ライヴレポート|「BLOCK.FESTIVAL」Vol.1 日本から世界まで、アーティストとファンを音楽でつなぐ2日間

    2020/05/28 (Thu) 12:00

    総勢21組のアーティストが出演し、65万人が視聴。オンラインでの音楽フェス開催として、新たなムーブメントを巻き起こしている「BLOCK.FESTIVAL」Vol.1をレポート。

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    GWの5月4日(月)と5日(火・祝)“STAY HOME, STAY CONNECTED”をテーマに開催された「BLOCK.FESTIVAL Vol.1」をレポート。前夜祭を含め2日間13時間、総勢21組が出演し、5月5日のライブは総視聴者数は65万人を超えた。

    リアルな現場で会う日まで。「BLOCK.FESTIVAL」Vol.1 日本から世界まで音楽でつなぐ2日間を振り返る

    前夜祭|block.fm DJsが期待感マシマシのパフォーマンス

    「BLOCK.FESTIVAL Vol.1」は5月4日(月)の前夜祭からスタート。TJO、HVNS、YANATAKE、Maika Loubté、Q’HEYというblock.fmを代表するDJたちが集結した。

    トップバッターはblock.fmの看板番組「TCY Radio」で開局当初から☆Taku Takahashiと共にナビゲーターを務めるDJ、TJO。最初からトップギアである。「予習セット」と題し、翌日の出演アーティストの楽曲をパーティ仕様で次々投下。自宅からの配信にも関わらず、タオルを振り回して視聴者を煽る姿に大型EDMフェスのステージが浮かんでくる。スクショタイムもしっかり“自分のアングル”を持っているTJOのプロフェッショナルな魅せ方に、コメント欄では盛り上がった参加者たちが大量にスタンプを投下していた。

    続く期待のプロデューサー、HVNSのセットではガラリと雰囲気が変わり、レアなR&Bセットで色気漂うアダルトな雰囲気を演出。AaliyahやBrandy、SWVなど名曲の数々にR&Bファンから歓喜のコメントが寄せられていた。セットの最後、カメラ越しに現れたのはBetween the Sheetsしたい妖艶な女性…ではなく、豊満なボディラインがかわいいLINEのキャラクター、ブラウンの巨大ぬいぐるみ。ラストにコミカルな一面を見せて、次のYANATAKEへとバトンタッチだ。

    日本のHIPHOPシーンにおいて重要な役割を果たしてきたDJ、YANATAKEは新旧織り交ぜたHIPHOPセットでリスナーを多いに盛り上げる。冒頭カメラトラブルがあったものの、自身のMARVELグッズコレクションを次々に着用しつつヒットチューンをプレイするその姿に、コメント欄も大盛りあがり。最後は自身がナビゲートする番組「INSIDE OUT」にも出演した星野源の「うちでおどろう」のgrooveman spotリワークを投下し、この模様が星野源のIGストーリーズにもピックアップされていた。

    続いて国内外で活躍するSSW、Maika Loubtéはライヴセットで登場。並べられた機材とキーボードを巧みに操り、この前夜祭用にリアレンジされた楽曲を披露した。カメラワークや手書きの曲紹介もいい味を出している。「Skydiver」では家にいながらどこかへ突き抜けそうな爽快な歌声を響かせ、「Nobara」ではコメント欄にバラのスタンプが咲きみだれた。

    前夜祭の最後は「radio REBOOT」のナビゲーターであり日本のテクノシーンの重鎮、Q’HEY。ハードテクノセットで重低音を鳴り響かせ、まるで野外レイヴに来ているかのような空間に。コメント欄にも「朝まで踊りたい」との声が多数上がっていた。後半はUnderworldなどのクラシックなダンスチューンも取り入れつつ、明日の「BLOCK.FESTIVAL」に期待を抱かせる圧巻のDJingを見せつけ、前夜祭は大盛況のうちに幕を閉じた。

    BLOCK.FES 前半戦|新鋭からベテランアーティストまで、どっぷりとその世界観に浸る

    5月5日、☆Taku Takahashiによる開幕のアナウンスとともにいよいよ「BLOCK.FESTIVAL」Vol.1が開幕。前半はSASUKE、Mom、STUTS、kiki vivi lily 、Campanella、BIGYUKI、NAGAN SERVER、RIRIがパフォーマンスを披露した。

    最初にコネクトしたアーティストはトラックメイクからダンスまでマルチにこなす、SASUKE。愛媛の実家から彼のアイコンでもあるフィンガードラムプレイを折り込み、「Hook it」や「J-POPは終わらない」などの楽曲を披露。ハツラツとしたSASUKEの手から放たれる音楽と、「日本人は終わらない」という歌詞が視聴者にエールを送っているかのようだった。

    続く気鋭のアーティスト、Momはマイクを握りしめ、シンプルで力強いパフォーマンスを繰り出す。フォークな「あのよこのよ」からスタートし、新曲も多数披露。音楽性の振り幅と激情的な声、型を持たずして型破りなミュージシャンMomの魅力を凝縮したライヴだった。最後は花の絵を描いて視聴者に公開して終了。

    続いてダイナミックな演奏を届けてくれたMPCプレイヤー、STUTS。普段のライヴでは見られない後ろからのアングルに、「手元が見られる」とコメント欄は一様に喜んだ。BIM、RYO-Zとの「マジックアワー」、PUNPEEとの「夜を使いはたして」、JJJとの「Changes」と最後まで立て続けにアグレッシヴなパフォーマンスを見せてくれた。

    続いて、「人前でピアノを弾くのは5年振り」とはにかみながら語るSSW、kiki vivi lily。ブランクなど感じさせない、とろけるような甘い歌声で視聴者を魅了した。自粛中に練習しているというウクレレの弾き語りや、「80denier」「カフェイン中毒」などを演奏し、リスナーを魅惑の空間へ誘った。

    ラッパー、Campenellaとは名古屋のスタジオを繋いでスタート。プシュっという缶をあける音、そして「YUME no NAKA」からライヴを始めた。「Douglas fir」やエクスクルーシヴな未発表曲、KID FRESINOの「Attention」、GREEN ASASSYN DOLLERプロデュースTONAN「Yours」など客演参加の曲も披露し、視聴者をその世界観に引き込んだ。

    名古屋に続いて次はNYにコネクト、BIGYUKIがピアノソロセットで登場。滑らかで繊細な指の運びで白鍵と黒鍵を優雅に闊歩したかと思えば、時に打楽器のように叩いてリズムを刻む。自身の「Red Pill / Blue Pill」や、名曲のカバーを演奏した。☆TakuとのクロストークではNYの近況や自粛についても語り、医療従事者やリスクを背負って仕事する人への感謝を述べていた。NYの緊迫したコロナ禍の状況を感じ取った人も多かったのではないだろうか。

    続いての登場はウッドベースを奏でるラッパー、NAGAN SERVER。BIGYUKIからの流れも素晴らしく、いつかこの2組のライヴセッションを見てみたいとすら思わせる。オーセンティックなビートとウッドベースの重厚な響き、そしてラップが見事に調和した世界観。origami PRODUCTIONによるプロジェクト「origami Home Sessions」から、Michael Kaneko、Nao Kawamura、Solmanaと作った「Letter from the future feat. mabanua」を堂々パフォーマンスした。

    前半戦ラストは20歳の歌姫、RIRI。私服姿が新鮮で、これも家と家をつなげる「BLOCK.FESTIVAL」ならではの見どころだ。“歌がうまい”だけでは片付けられない、その表現力には脱帽。心まで震わせるかのようなビブラート、伸びのあるファルセットと、アコースティックなセットだけにボーカルの解像度が鮮明に映る。Ariana Grandeの「thank u, next」を堂々カバーし、「Episode 0」、「HONEY」、ラストは「RUSH」。20歳を迎え、RIRIのさらなる進化を感じさせるライヴだった。

    BLOCK.FES 後半戦|エンターテイメントが照らす、未来への可能性を凝縮

    「BLOCK.FESTIVAL」Vol.1も折り返し、後半戦はSKY-HI、eill、iri、向井太一、m-flo、MINMI、TAAR、YonYonが登場。

    SKY-HIは自らトラックをかけつつ、鍵盤を弾きながらラップ。マルチタスクを涼しい顔でこなし、曲ごとに熱量を上げ声量も上がっていく。block.fmつながりで、BROKEN HAZEプロデュース「Limo」は必ず披露したかったと今回セットに組み込んだ。サポートメンバーとリモートで制作したという「#HomeSession」もお披露目して、「ネガティヴな状況で、ポジティヴでいちゃいけないことは両立しない。暗いトンネルを照らすのも音楽や芸術、娯楽だ」とメッセージを添えた。

    そんなSKY-HIからバトンを渡されたのは彼の楽曲にも参加経験のあるSSW、eill。艶のある歌声で歌う「MAKUAKE」「SPOTLIGHT」がおうち時間を照らす。合間に竹内まりや「Plastic Love」をマッシュアップした「Perfect love」などeillらしい遊び心も。「自分のこと信じていれば未来は明るい。音楽はいつもそばに」と、歌いあげる「20」に感情を揺さぶられた。☆Takuとのやりとりでは、のちに登場する向井太一に「歌ってると熱くなるので冷房つけたほうがイイ」とアドバイス。しかしそのころ、向井太一はエアコンのない場所でスタンバイしていた。

    続いての登場は、原点に立ち返るアコースティックセットでその世界にどっぷり浸らせてくれたiri。初期からのファンにとっては嬉しいライヴだっただろう。「ナイトグルーヴ」に、初めてライヴで披露したという「Wonderland」のアコースティックバージョン、いつまでも色あせない至高の代表曲「会いたいわ」が涙を誘う。オンラインを通じてリスナーに逗子から渚の風を運んだ。☆Takuとのクロストークでは、自身の楽曲プロデュースも手掛けるTAARに「エモエモで」とメッセージ。

    先ほどeillからのアドバイスを受け取った向井太一にバトンが渡り、“エアコンの無い場所”でアツイライヴを展開。伸び伸びとしたふくよかなボーカルが耳に心地良く響く。本人は熱かったかもしれないが、視聴者の自宅には清涼な空気を届けてくれた。「Break up」「リセット」、極めつけはこの状況で何かできないかと触発されて、ライヴのサポートメンバーであるMop of HeadのGeorgeとリモートで作りあげた「空 feat. SALU」George remix。この音源は配信後SoundCloudで公開されている。

    熱量が高まり続ける中、登場したのはm-flo。彼らがこの日、どのような方法で出演するのかというのも楽しみにしていたトピック。3人のセッションは1発録りの収録が行われ、その模様が配信された。映像の編集も相まってMV並のクオリティで、彼らの原点である「been so long」や代表曲「come again」を披露。途中、LISAの乾杯の声にも元気をもらった。そしてVERBALによる「DJ ☆Taku, drop it.」のかけ声で「tell me tell me」。向井太一、eillも参加したパフォーマンスはこの配信が初だという。

    この熱量をつなぐのは夏フェスの女王、MINMI。LAとコネクトし「Lotta Love」のピアノ弾き語りからスタート、「ハイビスカス」では「あなたに会えたBLOCK.FESで」と歌詞を変え、「シャナナ」「Perfect Vision」と続く。普段ならタオルブン回しなアッパーチューンが、弾き語りによりジャジーでシックな印象に。「わたしの愛する日本のみんな、美しい景色のために」と名曲「四季ノ唄」がエモーショナルに響く。☆Takuとのやりとりでは、LAでの子どもたちとの生活や今の状況について話し、感極まって涙を流す場面も。もらい泣きした、という視聴者のコメントも多く見られた。

    いよいよフェスも大詰めとなり、プロデューサー、TAARが登場。iriからの「TAARくん、エモエモで」の言葉をそのまま具現化するかのようなセットは、まさに自身が提唱する理念、同名のパーティも開催する「MODERN DISCO」のオンライン版。「Slave of Love 向井太一 & MINMI」などYOSA&TAARの曲をメインに展開しつつ、Daft Punkのマッシュアップやリミックスを折り込み、オンライン上にミラーボールが浮かび上がるようなDJingを繰り広げた。視聴者の自宅も多幸感で溢れたに違いない。

    トリを飾るYonYonの前に、回線接続の問題で急遽☆Taku TakahashiがサプライズDJ。長丁場のMCに徹していたが、ここぞとばかりに自身プロデュース曲のリミックスを次々にぶちかます。名物イベントの「インターギャラクティック」感あふれるクラブ仕様のダンスミックスを披露した。

    トラブルから復旧し、ラストのYonYonにコネクトすると部屋を彩るたくさんの花。これはコロナ禍の影響で贈答用の花が消費されず市場に溢れている問題を受け、花屋さんをサポートする意味も込めて飾り付けたそうだ。Yaeji楽曲に客演した「SPELL 주문」に始まり、時代や国籍、ジャンルを問わない感性で次々とミックス。自身の楽曲はマイクで直接ダブルやコーラスを重ねた。最後はSIRUPとの「Mirror(選択)」。「みんなで歌おう」と呼びかけるYonYonの前で歌ったのは筆者だけではないはずだ。コメント欄でも歌詞が次々に投下され、フィジカルならば大合唱の現場になっていたのではないだろうか。

    「必ずリアルの現場で」 “STAY CONNECTED”が示す意味と価値

    前夜祭を含めて全21組、13時間に及んだ「BLOCK.FESTEVAL」Vol.1は、☆Taku Takahashiがステートメントを読み上げ幕を閉じた。視聴者数は65万人以上。LINE上にはオープンチャットが解説され、思い思いの感想を視聴者が語り、スクショを共有し、意見を交わす。フェス終わりでの帰路、感想を言い合っている光景そのものである。個人的には普段見られないアーティストのプライベートな空間、制作や演奏に使われる機材から個性や嗜好が見られるのは「BLOCK.FESTIVAL」の魅力のひとつだと感じた。

    フェス終了後にLINE LIVE上で流れていたLo-fiなBGMは☆Taku Takahashiによるオリジナル。余韻を楽しめるような雰囲気を味わえるようにとのことで作られたそうだ。「余韻まで共有できるのはまさに“STAY CONNECTED”ですね」という書き込みが印象に残っている。

    すでにVol.2の開催も決定しているが、発足当初より「BLOCK.FESTIVAL」はフィジカルでの開催を視野に入れている。オンラインフェスティバルは限られた状況の中でのアーティストへの支援、そして、アーティストとファンを繋ぐ画期的な方法のひとつ。相次ぐイベント自粛、公演延期・中止が続いている中で、それぞれのアーティストが今まで積み重ねてきた音楽表現と、オンラインフェスというかたちで示された新しい可能性をかけあわせ、エンターテイメントの価値をさらに高めることが「BLOCK.FESTIVAL」の目指すところである。

    「いずれ、必ずリアルな場所でこのTシャツ(投げ銭で贈られるオリジナルフェスT)を着て集まりましょう」そう呼びかけた☆Taku Takahashiを始め、繰り返し出演アーティストやオープンチャットの参加者から「リアルでまた集まりたい」、その言葉が約束事のようについて出ていた。それはオンラインで繋がった膨大な糸が強固な縄として結する時を期待し、信じているからに他ならない。いずれ来たるその日まで。“STAY CONNECTED”。

    BLOCK.FESTIVAL Vol.1 セットリストプレイリスト


    BLOCK.FESTIVAL公式サイト:https://blockfes.com/

    Written by TOMYTOMIO

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