“エンドゲームショック”から立ち直れるか!? 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』レビュー

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Written by ☆Taku Takahashi(Twitter: @takudj )
今回は『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム』について。ほとんどネタバレしてないようにしているのと、あったとしても楽しめるようにこの記事を書いてますが、少しでもネタバレが嫌な場合は映画を観てから読んでね。
『エンドゲーム』という失恋
アイアンマンことトニー・スタークの死、初代キャプテン・アメリカの卒業、ブラック・ウィドウの犠牲。『アベンジャーズ/エンドゲーム』は僕にとって最高な映画だったとはいえ、失ったものがあまりにも大きかった。この喪失感はちょっとした失恋のように感じていた自分に気づいた。
今より多感な頃、失恋をした時ルーティンとして必ず、してたことがあった。1つは漫画を読んで頭を空っぽにすること。もう一つはラブコメを観ること。『スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム』を観終わった時、まさに失恋を癒すラブコメのように感じた。そう『アベンジャーズ/エンドゲーム』という失恋から。
『ファー・フロム・ホーム』は間違いなくラブコメだった
しょっぱなから音楽で僕らをあざ笑うようなトリビュートをしてくる。ちょっと日本人にはシュールに感じてしまうかもしれないのであえて説明するが、アメリカ人にとって、ホイットニー・ヒューストンの「オールウェイズ・ラブ・ユー」はクサい曲の代名詞だ。この曲が流れた瞬間、この作品はトコトン学園もののラブコメでトコトン笑わせてくれるんだっていう意思表示すら感じさせられた。
予告編を観てる人はわかるかもだけど、物語の軸はスパイダーマンことピーターが、トニー・スタークの死後、彼の後継者になってもらいたい世の中の期待との葛藤。もう一つはゼンデイヤちゃん演じるミシェルへの片思い。ピーターが彼女のことを好きになるってのは意外だったけど、くすぐったくて、というか痛くてたまらない恋愛模様が描かれている。というか、ゼンデイヤちゃんの演技が凄く可愛かった。もし、このコラムを読んでくれてる女子の方がいらっしゃって、オタクな男の子を落としたい場合、この作品を観ることをオススメします(笑)。
最後まで騙されるから要注意
MCUのフェーズ3、最後の作品となるが、スタン・リーのカメオ出演はない。これは前回が最後だという情報通りだった。あと、ポストクレジットは2回。しかも今回は2回ともビックリファクターがたっぷりと詰め込まれてるから、最後までクレジットを観た方がオススメ。
失恋から立ち直れるのか?
最初から最後までフルスロットルで笑わされて、感動させられてビックリさせられる作品だった。『エンドゲーム』を失恋に例えたけど、実際ホントに引きずってると思う。だって映画館に6回も観にいったくらいだもん。先週も「『アバター』の記録を塗り替えてもらいたい!」という大義名分で行ったんだけど、多分引きずってたんだと思う。
あ!ちなみにその際プレゼントでもらった限定版ポスター、この記事を読んでくださった人に抽選でプレゼントします!話を戻すと、失恋は完全に癒されて無いけど、ちょっと前に進むことができそうな気分になった。
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Photo:『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』 (C)2019 CTMG. (C)2019 MARVEL.