Beyoncéが奴隷解放記念日にあわせ、ニューシングル「Black Parade」をサプライズリリース

曲の売上は自身のチャリティー団体「BeyGOOD」を通じて、黒人アーティスト、ビジネスの支援へ使われる。
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2020.06.22 10:30

アメリカで奴隷制度が終わった日、6月19日は英語での日付June Nineteenthから「Juneteenth(ジューンティーンス)」と呼ばれており、昨今のBlack Lives Matterの世界中への広がりを受けて日本でも目にする言葉となっている。そんな歴史上大切なジューンティーンスにあわせてBeyoncé(ビヨンセ)がニューシングル「Black Parade」をサプライズリリースした。


奴隷解放宣言は1865年6月19日にBeyoncéの故郷であるテキサス州で読み上げられたもの。SNSでは「困難な時でも、私たちの美しさと強さと力を忘れないで」とメッセージを送っている。






売上は黒人アーティスト、ビジネスのサポートへ


Beyoncéは兼ねてより自身のチャリティー団体「BeyGOOD」を通じてアフリカの子供達に安全な水を届ける取り組みや、奨学金の寄付を行ってきた。「Black Parade」による売上も黒人アーティスト、黒人が運営するビジネスに寄付されると発表している。特設ページもBeyGOODのホームページ内に立ち上げられており、アート、ファッションから美容品まで黒人が運営する様々なブランドが紹介されている。


「Black Parade」はBeyoncéにとってMegan Thee Stallion(ミーガン・ジー・スタリオン)の全米ナンバーワンシングル「Savage」のリミックスに参加して以来の曲となり、「Savage」のリミックスにおいても売上は地元テキサス州ヒューストンのコロナ感染症検査への資金として提供されている。


https://www.beyonce.com/black-parade-route/



黒人女性アーティストであることの意識


「Black Parade」の歌詞では「拳を上げて、黒人の愛を見せるのよ」と団結することの大切も訴えているBeyoncé。Black Lives Matterに関しても最近では発言の機会も増えてきていた。黒人男性のGeorge Floyd(ジョージ・フロイド)が警官に殺害されたことから抗議活動が活発化し、一時暴動も増えてきたことを受けては「世界が彼のお陰でひとつになれた。目的を見失わないように」とInstagramにコメント付きの画像を投稿している。


また先日行われたYouTube主催のバーチャル卒業式『Dear Class of 2020』での祝辞ではパンデミック、人種差別と今の時代が変革の時にあることを語り、その上で卒業を成し遂げた学生達にお祝いのコメントを送るとともにBlack Lives Matterに関して一緒に声を上げてくれたことにも感謝を述べている。George Floyd以外にもこれまで被害にあった、殺される必要のなかった黒人被害者の名前を読み上げ「これまで十分なほど痛みと向き合ってきました。前向きな行動こそが、状況を変えていけるのです」と未来への期待を込めたメッセージを送った。



世界を代表する黒人女性アーティストであるBeyoncéは、これまで以上に力強いメッセージとともに道筋を示してくれるだろう。ジューンティーンスである6月19日を大手企業は休みとする取り組みも始まっており、全米各州では祝日とする動きも相次いでいる。



written by BsideNews


source

https://pitchfork.com/news/beyonce-drops-new-song-black-parade-listen/

https://www.harpersbazaar.com/celebrity/latest/a32792526/beyonce-class-of-2020-commencement-speech-transcript/


photo: https://www.youtube.com/watch?v=vLo5XMjIJD8&feature=emb_title





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