環境に優しい「ピルスナー」ならぬ「ピスナー」とは？

<p><strong>Written by Jun Fukunaga<autobr />Photo by <a href="https://www.linkedin.com/pulse/beercycling-54000-litres-arne-backlund" target="_blank" rel="noopener">Linkedin</a></strong><autobr /><autobr />「ピルスナー」、「エール」といった用語は、クラフトビール好きにはお馴染みのビールの分類を表す言葉だが、今、海外では野外フェスと関連した新しいビール事業が注目を集めているようだ。<autobr /><autobr />その新しい事業とは、野外フェスで発生する大量の人の尿を使って作るビールのことで、それについて海外音楽メディア<a href="http://www.reuters.com/article/us-denmark-beer-idUSKBN1810XK" target="_blank" rel="noopener">Reuters</a>が報じている。<autobr /><autobr />この新しいビールは、ピルスナーならぬ「Pisner(ピスナー)」と呼ばれ、デンマークの有名野外音楽フェスティバル「<a href="http://www.roskilde-festival.dk/" target="_blank" rel="noopener">Roskilde</a>」に集まった観衆の尿をリサイクルして作られるクラフトビールのことで、英語で尿の意味を持つ「Piss」をもじったことからこういった名前が付けられたそう。ただ、尿から作られるビールって衛生的にも味的にも大丈夫なの？という心配の声が聞こえてきそうだが、実はこのビール、当然のことながらその名の通り尿をろ過して作ったりするものではないのでご安心を。<autobr /><autobr />では、一体それをどのように使って作るのか？と言えば、その答えは肥料としての利用。フェスで集まったおよそ50000リットルの尿を通常の肥料の代替品としてビールの元になる大麦を育てるのに使われるそう。<autobr /><autobr />一見すると突拍子もないアイデアに思えるが、実はこのリサイクルは、「Beercycling」と名付けられ、すでにデンマークの農業食糧評議会では、究極的に環境破壊をしないエコで最先端を行くものとして認定されているというから驚きだ。<autobr /><autobr />尿は2015年に開催された時に採取されたものがすでに肥料として使われており、この「Roskilde」の常連参加者で、このビールの愛好家は、当然のことながらビールの原料として尿が使われていないので、当たり前と言えば当たり前だが、「もし、尿の味がしたらすぐに飲むのを止めるけど、そんな感じは全くしない。」と話している。ちなみに、50000リットルの尿があれば、ボトル60000本分の「Pisner」が醸造できるとのこと。<autobr /><autobr />環境保護の先進国が多い北欧らしい流行の最先端を行く”ヒップスター”なビール「Pisner」。機会があれば是非ご賞味あれ。<autobr /><autobr /><center><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/ctlL7aloBFs" frameborder="0" allowfullscreen></iframe></div></center><autobr /><autobr />参考：<autobr /><a href="http://www.reuters.com/article/us-denmark-beer-idUSKBN1810XK" target="_blank" rel="noopener"><a href="http://www.reuters.com/article/us-denmark-beer-idUSKBN1810XK">http://www.reuters.com/article/us-denmark-beer-idUSKBN1810XK</a></a></p>


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新しいフェスビジネス？音楽フェスの排泄物から作られるビールとは？

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