BACHATAってどんな音楽ジャンル?

ラテン音楽の宝庫ドミニカが生んだBACHATA
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2018.07.22 13:34

ラテン音楽の宝庫ドミニカが生んだBACHATA



BACHATAとはドミニカ発祥の音楽ジャンルである。ドミニカの暮らしはラテン音楽とともにあると言っても過言ではない。人々はそこかしこで自然とからだを動かしステップを踏み、次々にラテン音楽を生み出してきたのだ。BACHATAもまた仕事を終えた若者たちが街路で集い、歌い踊ったのが始まりといわれている。


BACHATAの特徴



BACHATAの特徴は、何と言っても男女がぴったり密着して踊る情熱的なダンスにある。女性の脚の間に男性の膝が割って入るセクシーなダンスが目を引く。BACHATAは19世紀中ごろ、やはりドミニカで誕生した「メレンゲ」という代表的な音楽ジャンルの影響を受けている。メレンゲは、お菓子のメレンゲを作るときに腰を振る動作に似ているところから名づけられたというエピソードがある。確かにメレンゲは左右に腰を激しく振るダンスが特徴で、その熱いステップがBACHATAにも受け継がれているのだ。このようにBACHATAもまた、メレンゲ同様ドミニカの何気ない日常の中から自然に誕生した音楽ジャンルなのである。


BACHATAのもう一つの特徴はせつない歌詞にある。ラテン音楽のカラッとした空気に響き渡るにぎやかなリズムとは裏腹に、BACHATAは失恋や片想いのせつなさを歌っているものがほとんどなのだ。せつない歌と開放感あふれるダンスのギャップで癖になる人が続出している不思議な音楽ジャンルなのである。


BACHATAで健康になれる



音楽が健康にいいことはあらゆるところで実証されている。中でも健康効果に優れている音楽ジャンルがあるとするなら、BACHATAをはじめとするラテン音楽ではないだろうか。ただ静かに黙って音楽を傾聴するのもいいが、思わずからだを動かしたくなる音楽ジャンルといえばラテン音楽なのである。最近ではダイエットにラテンダンスを習う人が増えているというのもうなずける。激しく情熱的なBACHATAを代表とするラテン音楽のダンスは、ダイエットに最適だ。ダイエットに限らず、貧しい国であるドミニカの人たちがストレスに強くポジティブでいられるのは、BACHATAなどのラテン音楽によるところが大きいと言われている。


オックスフォードのBronwyn(ブロンウィン)博士が264人のブラジル人学生を対象に行った実験がある。ダンスのレッスンを受けた学生に、その後さまざまな状況で踊ってもらったところ、複数の友人といっしょにダンスをしたときだけ、学生たちの健康値を示すマーカーが上昇したのである。さらに全身を動かすダンスをしたグループでは、幸福度を示すエンドルフィンという物質の数値が大幅に増加したという。つまり友人やパートナーなど誰かといっしょにリズムに合わせて踊ることは、肉体はもちろん、精神的にも生命力を充実させる健康効果があることがわかったのだ。その中でもBACHATAはとくにパートナーとの距離も近く、息を合わせて踊らねばならない。言葉のコミュニケーションがおっくうになったり苦手に思う人でも、このBACHATAを踊るだけで、悩みが消えてしまうかもしれない。


ドミニカでは、歩き始めた小さな子どもが腰を振りながらステップを踏む愛らしい光景が見られるそうだ。日本にも盆踊りとカラオケがある。嫌なことがあっても、踊って歌えばすっきりすることを経験的に知っている。だが、カラオケでせつない歌詞を歌うことはできても、日本にはBACHATAのような色っぽいダンスは見当たらない。BACHATAを踊れば、いくつになってもちょっとした恋愛気分を満喫できるのではないだろうか。恋愛は人を若返らせる。長寿国日本の健康寿命をのばすにもBACHATA健康法はいいかもしれない。


Photo: https://www.pexels.com/


Written by 編集部

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