"令和の乙女ハウス"から注目のアフリカン・エレクトロミュージックまで! Bandcamp Fridayで購入したいおすすめ5作品

久しぶりの実施となるBandcamp Fridayにあわせてこの機会に購入しておきたいおすすめリリースをピックアップしてご紹介!
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2021.08.06 10:30

新型コロナウイルス感染拡大により、大きな経済的損失を受けたアーティストを支援する目的で昨年3月から定期的に実施されてきたBandcamp Fridayが本日8月6日より再開。今年は今月以降、再び毎月第一金曜日に実施されることが発表されている。

BandcampによるとBandcamp Fridayでは過去13回の開催にはのべ80万人のファンが参加。また、ファンがアーティストやレーベルに支払った金額の総額は5600万ドルにのぼり、その売り上げにより、アーティストたちは家賃、住宅ローン、食料品、医療薬品代などを賄うことができたという。

block.fmではこれまでBandcamp Fridayにあわせておすすめ音源をピックアップしてきた。今回もこの機会に購入したい厳選音源をご紹介したい。





Girls of the Internet『Girls FM』


ダブステップ以降のベースミュージックを牽引したUKのレーベル「RAMP Recordings」のファウンダーとして知られるTom Kerridgeの覆面プロジェクトとしてスタートしたユニット、Girls of the Internet。00年代のKaskadeなどを彷彿とさせるソウルフルなディープハウスで構成された本作は、同時期に日本で流行した"乙女ハウス"にも通じるメロディックなハウストラックが満載だ。


収録曲の中でも「I Don't Wanna Lose You」、「On My Own」はまさに"令和の乙女ハウス"と言いたくなる仕上がり。時代も1周した今、新たなムーブメントを呼び起こす可能性を秘めた1枚だ。



Magdalena Bay『How to Get Physical』


LAを拠点に活動するシンセポップ/エレクトロポップデュオ、Magdalena Bayが昨年リリースしたアルバム『A Little Rhythm and a Wicked Feeling』にも収録された、わかりやすく煌びやか80s風シンセサウンドとガーリーなボーカルが印象的な1曲。先述のアルバムでも冒頭を飾る本曲は、往年のTommy february6が嫉妬しそうな爆ガーリー・エレクトロポップチューンだが、Grimesあたりのファンにもおすすめだ。





Coco & Clair Clair『POSH』


アトランタを拠点に活動するドリームポップ/ヒップホップ系2人組ガールズユニット、Coco & Clair Clair。本作はアトランタのハードなトラップのイメージを覆す、ガーリーでドリーミーなポップ解釈トラップ曲「Wishy Washy」をはじめ、インディーポップ文脈を通過したヒップホップ曲で構成されているのが特徴。日本のアーティストで言えば、MANONの音楽性が好きな人には響きそう。



VA 「Sounds of Pamoja」


アフリカのダンスミュージックのジャンルのひとつとして、日本でもすでに一部で愛好家が存在するジャンル「Singeli」にフォーカスしたコンピレーションアルバム。「Singeli」は、タンザニア最大の都市でかつての首都であったダルエスサラーム(Dar es Salaam)が起源とされるジャンルで超高速で展開されるトラックが特徴だ。


現地のクルー「Sisso Studios」をフィーチャーした本作は14曲のSingeliトラックを収録。レーベルが"時にNoiseやGabberに迫ることもあるパンクDIYの美学をもって高速で、この地域の他のサウンドシステムカルチャーとは異なる呪文のような音楽を生み出している"と称する音源をぜひ、この機会にチェックしてほしい。



Karen Nyame KG『Sensei II』


ロンドン拠点のプロデューサー、Karen Nyame KGによるUK Funky、Gqom、R&B、Amapinano、Afrobeatsを通過したアフリカンミュージックのトレンドの最前線に立つかのような1枚。Karen Nyame KGは、最近のUKでのAmapianoやそれにインスパイアされたFunkyama人気が高まるに連れ、プロデューサー/DJとしての注目度も急上昇中だ。


シングルとしてもリリースされたAmapianoを通過したMista Silvaとの「Koko」やGqomの影響を感じさせる「Nizinga」などは夏を感じさせるトラックになっている。本国では時に"リズムのゴッデス(女神)"と称される彼女にふさわしいリズミカルな収録曲をぜひ、チェックしてほしい。



written by Jun Fukunaga




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