『アベンジャーズ/エンドゲーム』とトイレ問題。MCU最長映画の不安要素にどう立ち向かう?

【bfm映画部】いよいよ始まる『アベンジャーズ/エンドゲーム』。上映時間はなんと3時間を超えるそう。途中でトイレにAssembleする時間、あなたは欲しい、欲しくない?
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2019.04.23 08:00

マーベル・シネマティック・ユニヴァース(以下:MCU)の超大作、『アベンジャーズ/エンドゲーム』がいよいよ4月26日(金)公開となる。3時間を超える上映時間が発表されているなかで、突然だがトイレ休憩時間を考えてみよう。




『アベンジャーズ/エンドゲーム』に重大なネタバレ問題が発生。いやそれよりも、途中でトイレに行きたくなったらどうしよう


マーベルファン待望の『アベンジャーズ:エンドゲーム』公開まで、1週間とちょっと。公開を前に、トラブルが発生した模様。CNBC曰く、ネタバレ映像が出回り映画を監督したルッソ兄弟がTwitterでファンに自重を求める事態となってしまっているそうだ。どうやら試写会が盗撮されていたとのこと。






しかし、そんなことは大した問題ではない(制作側としては一大事過ぎるけど)。だって、サノスによる宇宙の生命体半分にする強制絶望イベントから生き残ったマーベルファンならば、ネタバレなんてわざわざ観たりしないもんね? 


アベンジャーズは未だかつてないピンチな局面を迎えておりここからの“アベンジ”に期待がかかるところではあるが、我々一般人には早急に向き合わなければならない事案がある。


それはトイレ問題だ。エンドゲームの上映時間は、3時間2分。182分だ。10920秒である。


………長い! ここ数年90分〜120分くらいの作品を多く観ていた筆者としては、もし途中でトイレに行きたくなってしまったらどうしようと頭を抱えているところなのだ。




監督を務めるアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟は海外メディアのインタビューに「前日の飲食や水分を控えて。手術前だと思えばいいんだよ。大丈夫」なんて言い出している。




映画メディアシネマトゥディより、韓国で行われた4月15日の記者会見で監督は「劇中、タイミング良くトイレに行けるシーンはひとつもないよ」とジョークまじりの発言が飛び出した模様。冗談じゃなく、こちとら始まったら一瞬たりとも見逃すわけにはいかない。





久しぶりに3時間越えの大作と対峙する


最近のUSラッパーの楽曲は、ストリーミングが主流になった関係もあってどんどん短くなっているという(諸説あるが)。HIPHOP、とくにサブジャンルであるTRAPに関しては確かに大体2分ちょいという曲が多い。代表格は若者たちのアイコンLil’Pumpだ。



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映画作品もまた、体感だが比較的全体的に短くなっている気がする。思い返してみるとファンタジー巨編『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズは基本、3時間越えの作品ばかりだ。調べたら4時間近いものもある。よく全部観たな。


『タイタニック』が3時間15分。まだ小学生だったけど、途中やむなく劇場のトイレに行った気がする。そのほか、トム・ハンクス主演の名作『グリーン・マイル』が3時間9分、『アベンジャーズ/エンドゲーム』より7分ほど長い作品となっている。


過去に3時間越えの映画を体感しているとはいえ、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の3時間オーバーと聞いたときのインパクトは大きかった。MCU作品の中で3時間越えというのは初めての体験だからだ。なにより、自分自身が長いこと長編大作から遠ざかっていたということもある。


個人的には映画は90分〜120分くらいがちょうどいいなあと感じる。「DJ時間は90分〜100分だと、ちょうど前の人の流れを組みつつ自分の流れの起承転結を作れるよね」ということを交流のあるアーティストが話してくれたばかりなのだが、この90分という尺は現代人にフィットしたちょうどいい長さなのかもしれない。レム睡眠とノンレム睡眠の波も90分刻みなので、そのリズムを考慮して入眠すると起床しやすいなんて言うしね。




いつしかなくなった映画のトイレ休憩


さて、話を戻そう。長い映画の代表的な作品というと『ロード・オブ・ザ・リング』以外では、黒澤明監督の不朽の名作『七人の侍』が挙げられる。のちのジョージ・ルーカス監督『スター・ウォーズ』に影響を与えたという逸話が有名だが(ルーカス監督じゃないけどローグワンなんてまさにだったよね)、上映時間はなんと3時間27分。『アベンジャース/エンドゲーム』よりも26分長い200分オーバーの大作だ。


そんな上映時間を考慮して、この『七人の侍』は前後編に分けられ途中トイレ休憩の時間が設けられている。なんて親切なの。僕はレンタルセルで観たのだけれど、途中で画面に明朝体で“休憩”と出てくる。渋いぜ。


1950年代の映画だが、近年4Kデジタルリマスターされて映画館でも上映されている。TOHOシネマズが主催する名作のリマスター上映企画「午前10時の映画祭」などが代表的だ。こちらでも上映時にはきちんと休憩時間が設けられたみたい。


『七人の侍』の内容や「午前10時の映画祭」に関してはこちらのブログが詳しいので参考にしてほしい。バンクーバーで『七人の侍』を観た邦人の方のブログによると、カナダの映画館でもちゃんと休憩が取られたようだ。


昔はこういった休憩時間を挟む作品が多かったのだろうが、昭和の後半生まれ平成に育った僕は、リアルに映画館でトイレ休憩を体感したことはない。だからこそ『七人の侍』を観て“休憩”の二文字が映し出されたとき、非常に斬新に感じた。トイレ休憩はいつしか映画館から失われてしまっていた文化のようだ。


ちなみに、『七人の侍』はめっちゃ最高なエンターテイメント作品なので、エンドゲーム前に長時間鑑賞の練習として観ておくといいかも。三船敏郎演じる菊千代はかっこよくてトニー・スタークのようなユーモアがある。勘兵衛はニック・フューリーみたいな渋い戦略家。そして強キャラ臭プンプンする久蔵はホークアイのような仕事人だ。


最近の映画だと、2013年に日本公開された2009年のインド映画『3idiots(邦題:きっとうまくいく)』が2時間57分で、インドの公開では休憩時間が設けられた。セルや配信でIntermission(インターミッション=休憩)画面が挿入されるのだが、日本の上映ではそのままぶっ続けだったらしい。もしかしたらまだ海外では3時間クラスの長編映画にトイレ休憩を挟む事例が多いのかもしれない。


海外のインターミッション動画が可愛い


確かに3時間近く集中するのは、実際にはどんなに楽しい映画でも難しい。調べてみると海外ではトイレ休憩の時間に可愛らしいインターミッション動画が流されていたようだ。良くも悪くも忍耐強い日本人にとって馴染みのない映画のトイレ休憩時間だが、休憩中もエンターテイメントする姿勢、少しは海外から見習ってもいいのかも。

日本でも復活の兆しを見せる、かつてのドライブインシアターで上映されていたインターミッション動画はポップなアニメーションが可愛らしく休憩時間も楽しくなごやかに過ごせる。




今の日本では皆無といえるトイレ休憩、『アベンジャーズ/エンドゲーム』でもおそらく導入されることはないだろうが、いいところで休憩が入って学校の休み時間みたいに友人たちと雑談を挟み後半に臨む。みたいな流れをちょっとやってみたいかもしれない。


泣いても笑っても、ひとつの終着点に結びつく『アベンジャーズ/エンドゲーム』。“アベンジ”完了する前に膀胱のアークリアクター(アイアンマンの動力源ね。胸のやつ)が吹っ飛んでしまわないよう、水分控えて、必ず上映前はトイレにAssemble!! 




▶『アベンジャーズ/エンドゲーム』

4月26日(金)公開


最強を超える敵“サノス”によって、アベンジャーズのメンバーを含む全宇宙の生命は、半分に消し去られてしまった…。

大切な家族や友人を目の前で失い、絶望とともに地球にとり残された35億の人々の中には、この悲劇を乗り越えて前に進もうとする者もいた。

だが、“彼ら”は決して諦めなかった──

地球での壮絶な戦いから生き残った、キャプテン・アメリカ、ソー、ブラック・ウィドウ、ハルク、ホークアイ、そして宇宙を当てもなく彷徨いながら、新たなスーツを開発し続けるアイアンマン。

ヒーローたちは、大逆転へのわずかな希望を信じて再び集結する。はたして失った者たちを取り戻す方法はあるのか?

35億人の未来のために、そして“今はここにいない”仲間たちのために、最後にして史上最大の逆襲<アベンジ>に挑む。

最強チーム“アベンジャーズ”の名にかけて──。


監督:アンソニー&ジョー・ルッソ

制作:ケヴィン・ファイギ

出演:ロバート・ダウニー Jr./クリス・ヘムズワース/マーク・ラファロ/クリス・エヴァンス/スカーレット・ヨハンソン/ジェレミー・レナー/ポール・ラッド/ブリー・ラーソン


written by Tomohisa“Tomy”Mochizuki


source:https://geektyrant.com/news/the-runtime-for-avengers-endgame-clocks-in-at-3-hours-and-2-minutes

https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html


photo:ⓒ2018 MARVEL



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