東京の拡張音響会社「KALKUL」が高解像度の空間オーディオ世界を体験できるアプリ「AURA」を発表!

自分だけの空間音響クラウドを構築可能。また日本のアーティストと共同でコンテンツを制作しており、今後数ヶ月間でリリースする予定も。
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2021.09.22 02:00

東京を拠点とする複合現実テクノロジー企業「Kalkul」が、最初の製品となるiOS向けのモジュール式空間オーディオアプリ「AURA」を発表した。



自分だけの空間音響クラウドを構築できる


「AURA」では、オリジナルの空間オーディオコンテンツを探索し、自分だけの空間音響クラウドを構築することで、様々なインスピレーションを得たり、実世界とのつながりをより強く感じることができる。 本アプリは、没入間の高い空間オーディオ体験を提供するため、Apple AirPods Pro/Maxのような次世代イヤホン向けに設計。モーションセンサーによるヘッドトラッキングが可能なイヤホンを通すことで、周囲の世界をより自然な形で感じることができる。

KalkulのCEO兼共同設立者のBartek Kolacz氏は、「私たちは、未来のメディアは空間的で高度なインタラクティブ性を持つものになると考えています。Apple AirPods Proのおかげで、私たちのインタラクティブな空間オーディオコンテンツを体験できるユーザーが、すでに1億人に達しています」と述べている。

AURAの核となるのは、独自の2次Ambisonic Streamingエンジン。これが高解像度の空間オーディオ世界を体験する鍵となる。 また、革新的な3Dユーザーインターフェースによって、ユーザーは自然な形で空間音響を操作することができる。インターフェースは今後も機能を拡張していき、よりユーザーのセットアップに適応するようになる予定だ。



コンセプトは、ディスクを構成要素とするモジュラー方式


AURAのコンセプトは、ディスクを構成要素とするモジュラー方式だ。ユーザーは、空間オーディオ体験のカタログからディスクを選び、自分の好みに合わせて空間オーディオの世界をミックスすることが可能。空間オーディオのコンテンツは、“Aura-Disc”と名付けられパッケージ化されている。

Bartek Kolacz氏は、“Aura-Disc”について、「私は、丁度インターネットが展開される90年代に育ち、MC、CD、ミニディスク、フロッピーディスク、ゲームボーイ、メガドライブのカートリッジと言ったメディアを体験しました。ストリーミングサービスへの急速な移行は、小さくて美しいものを失ってしまったように感じています。“Aura Disc”は、このフィジカルメディアの黄金時代へのオマージュです!私は、この物理的な感覚の新しいバージョンを、相互に接続された空間的世界の未来に持ち帰りたいと思っています」と述べている。

本アプリではユーザーが無料でディスクを追加することも、アプリ内課金でアンロックすることも可能。またユーザーは、好きな数のディスクを選択して重ね合わせ、パーソナルな空間ミックスを作ったり、バックグラウンドで無限にループさせることもできる。それぞれのディスクには、ボリュームを含めた調整機能も付属する。



日本のアーティストと共同でコンテンツを制作中


今後数ヶ月間でリリース予定 また、リリースされたカタログには、東京をテーマにしたオリジナルの空間サウンドスケープが収録されている。Kalkulは、現在日本のアーティストと共同でコンテンツを制作中で、今後数ヶ月間でリリースする予定だ。

Bartek Kolacz氏は「Kalkulは、音を使った新たな感覚を学びたい将来のクリエイター、より豊かなコンテンツ制作方法に興味のある新進気鋭のアーティスト、そして未来の世界を構築していく人々に向けて、新くて刺激的な空間オーディオ体験を構築しています」と語っている。

AURAは、現在Apple App Storeから無料でダウンロードできる。

written by Jun Fukunaga



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