アートの神髄 誰もが知っている絵画たちの奥深い意味

歴史や美術の教科書で一度は見たことのある絵画あなたの好みはどの画家?
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2018.07.29 08:38

アートって素晴らしい!歴史や美術の教科書で一度は見たことのある絵画あなたの好みはどの画家?


アートとはもちろん、芸術のことである。その分野は相当な数にのぼる。アートと言っても、絵画・ファッション・文字など、様々なものが巷には溢れかえっている。現代アートの叫ばれるなか、ここではあえて古典アートに重点を置いてみた。絵画の魅力に触れ、少しでも深く楽しむために、いくつかの絵画を紹介してみた。


ルネサンスの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナ・リザ」



誰もが一度は目にしたことがあろう、名画をたくさん遺したレオナルド・ダ・ヴィンチ。画家というだけに止まらず、様々な発明家としても有名な、超がつくほどの天才だ。彼の絵画には「ダ・ヴィンチコード」でも有名になったように、暗号などの謎めいた一面を伺わせる楽しさもある。特に「モナ・リザ」にはいろんな謎が秘められていて、考えているだけでも楽しくなる。「モナ・リザ」は女性を描いた作品ではないとか、見る角度によって印象が変わるとなどだ。最近の科学技術で明らかになってきたようだが、この絵は4層に分かれていて、3層目には笑みのない女性が描かれているようだ。色々な憶測を呼ぶ絵画だが、自分なりに謎解きに挑戦してみる、というのはどうだろう。もしかしたら、この絵にも「最後の晩餐」のような謎が、秘められているかもしれない。


絶大なインパクト、エドヴァルド・ムンク「叫び」



不気味なような、見方によっては可愛いような、面白く不思議な印象を受けるムンクの「叫び」。学生の頃は面白がって、この顔の真似をした人もいるのでは?よくパロディなどにも使われ、面白いグッズが売られているほど、アートと呼ぶにふさわしい絵画でもある。タイトルは「叫び」だが、この絵の主人公、実は叫んではいない。作者のムンクは、インスピレーションを得てこの作品を描いているのだが、主人公を襲った状況を次のように表している。「夕暮れ時、突然自然をつらぬく、ひどく大きな終わりのない叫びを聞き、不安に身を震わせている姿」なのだと。もう一度作品を見ると、そのように見えてくるのが不思議だ。この作品は4部作になっている。同じような絵画なのだが、その画材によってバージョンが違うようだ。それぞれに特色があるので、見比べてみるのも面白い。


農民を描き続けた画家ジャン=フランソワ・ミレー「晩鐘」



ミレーの事をよく「農民画家」というので、この人は農民なのだろう、と思っていたが違っていた。農民を専門に描いた画家ということで、農民画家だと言われている。この絵画が描かれた当時は、理想的で高貴な絵を描く事がほとんどだったため、貧しい農民を描いたミレーは美術業界からは反発をうけていた。それでも農民の姿、働く姿は崇高だということで、ミレーは農民を描き続けた。中でも有名なのが「落ち穂拾い」だが、ここではあえて「晩鐘」を取り上げた。教科書などではよく見かけていたが、絵画展で実物を目にした時、全身に鳥肌が立ったものである。それほど、本物の絵には奥深いものがある。夕焼けに包まれ、まるで教会の鐘の音が聞こえてきそうな情景。一日の仕事を終えて祈りを捧げているのではなく、哀れな死者のために祈りを捧げているという説もあるらしい。いずれにせよ祈る姿というのは、とても美しいものだ。


複雑な環境下で描かれた絵画パブロ・ピカソ「ゲルニカ」



言わずと知れた天才画家のひとり、パブロ・ピカソ。青の時代やバラ色の時代、その他の作品でも、彼の絵画はカラフルな色彩で描かれることが多いが、ゲルニカには色がない。そこが逆に、彼のこの作品に対する、深い気持ちを表しているのではないかと感じさせる。これはスペインのゲルニカで起きた、無差別爆撃へ怒りを表現した作品である。ともすれば悲しみを表したかのような絵だが、実は怒りをキャンバスにぶつけたものだったのである。自分の心情を「絵」という媒介に描き出せるのが、本当の画家でありアートなのであろう。彼はその才能に、とても長けている人物だと言えよう。


Photo: https://www.wikipedia.org/


Written by 編集部

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