なぜアップルはオーディオ製品にこだわり続けるのか?

近年のiPhoneからのイヤホンジャックなくしやAirPods、HomePodなどの販売、Beats買収などはそのための布石だったのか?と勘ぐりたくなる報道が…
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2018.03.02 03:00

アップルはなぜ、自社のオーディオ製品にこだわり続けるのだろうか? ふとそんな疑問に対する答えに繋がりそうな噂が最近、The Mac Observerによって報じられた。


アップルがオープンイヤーヘッドホンを自社ブランドから販売?


現在、アップルは2014年に買収したBeatsブランドからオープンイヤーヘッドホンを販売している。しかし、2018年後半にはワイヤレスヘッドフォンを自社ブランドから販売する計画があり、メタルインジェクション法(金属粉末射出成形法)の技術を持つ企業のSZSと共同開発を行なっているとのこと。


現段階での話だとそのヘッドフォンにはアップルのロゴが入るタイプのようなものになると見られているが、先述のとおり、今のところ、ヘッドフォンに関してはBeatsブランドとして販売を行なっている。



Photo: The Mac Observer



しかし、これまでも同社はiPhoneに付属する純正イヤホンであるEarPodsや、ワイヤレスタイプのAirPodsの販売、スマートスピカーのHomePodなどを発表したり、自社のオーディオ製品の開発を続けており、発表のたびにアップルファンからの注目を集めている。


音楽に関わる事業にも力を入れていることは承知の事実。音楽好きが利用しているiTunes MusicストアやストリーミングサービスのApple Music、そこで配信されているBeatsブランドのラジオ番組Beats 1などからもわかるだろう。


ヘッドフォンはAirPodsの機能を踏襲か


そして、iPhone 7以降は、従来のヘッドホンジャックをなくし、Lightningコネクタ対応のイヤホンかLightningコネクタ対応の変換プラグを使用しなくてはならないという独自仕様も開始。AirPodsもTech Crunchによると順調な売れ行きを見せているそうだ。


けれど、AirPodsに関してはiOSデバイスとの連携やアップルのAIアシスタントSiriとの組み合わせなどが賞賛される一方、一部では耳の形が合わないため使用できないとの声もあったり、小型でワイヤレスのため、なくしやすいというユーザーの声もあるそうで、その解決にはそのようなことに左右されないオープンイヤーヘッドホンを販売することが最適だろう。


またAirPodsに関しては音質に対し、低音が足りないというユーザーの声もあったりするが、もし、オープンイヤーヘッドホンが発売されたらそのあたりの問題もなくなりそうだ。この噂が本当の場合、次にアップルのオープンイヤーヘッドホンは、AirPodsの性能を備えたものになる模様。そうなるとこのヘッドフォンにはこれまでアップルがオーディオ製品開発や買収で培ってきたノウハウや技術が反映されたものになり、また同社のファンの心を鷲掴みにする可能性がある。


近年、アップルが見せているオーディオ製品へのこだわりはもしかしてこのためにあったのかもしれない。アップルブランドのオープンイヤーヘッドホン発売に関しては、まだ確かなことは明らかになっていないが、The Mac Observerによるこの記事からはそんなアップルへの期待がどうしても膨らみ、思わず深読みしてしまう。


AirPodsの機能を踏襲したオープンイヤーヘッドホン、その登場は実現するのだろうか? アップルの正式発表に期待したい。


参考:

https://www.macobserver.com/news/apple-headphones-report/

https://techcrunch.com/2018/02/26/apple-could-be-working-on-airpods-like-over-the-ear-headphones/

https://www.apple.com/jp/airpods/


Written by Jun Fukunaga

Photo: The Mac Observer

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