クラブミュージックにも影響を与えたSFアニメ『AKIRA』に実写化の可能性が浮上

昨年、映画公開から30周年を迎えたSFアニメ映画の金字塔に関してハリウッドでの実写化が前進したと報じられた。
SHARE
2019.04.03 10:00

昨年、映画公開から30周年を迎えたSFアニメ映画の金字塔『AKIRA』にハリウッドでの実写化の可能性が浮上し、話題になっている。



クラブミュージックにも影響を与えたSFアニメ映画『AKIRA』  


『AKIRA』は、クラブミュージックにも多大な影響を与えており、これまでに昨年来日したNathan MicayことBwanaが、同作にインスパイアされ、サントラをリミックスしたEP『Capsule’s Pride』をリリース。また昨年は、ロンドンの人気ネットラジオ局「NTS」が、アニメの劇伴を担当した芸能山城組の主宰者である山城祥二を迎え、同作に影響を与えた音楽を紹介する特番を放送したことも話題に。また近年は、主にネット系のクラブミュージックで使用される画像や映像にも同作の”NEO東京”のイメージにインスパイアされたと思われるビジュアルが使用されることも多い。




プロデューサーにレオナルド・ディカプリオ、監督にタイカ・ワイティティが就任すると報じられる 


報道によると、実写化はカリフォルニア州での撮影により税額控除措置を受ける18本の作品のひとつとして発表されたもので、企画として前進。今回の実写化に関してはプロデューサーにレオナルド・ディカプリオ、『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティが監督を務めると発表されている。


『AKIRA』の実写版は、米ワーナー・ブラザーズが、2002年に同社が映画化権を取得していたものの、これまでに何度も監督やプロデューサーなどが入れ替わるなど制作が難航していた。  



実写版の舞台は2019年でなく2060年の東京に  


ちなみに今回の実写版では作品の舞台は2060年の東京に設定変更されるそうだが、原作の舞台は2019年で翌年に東京オリンピックを控えていることなど現在の日本の状況ともリンク。昨年末には『AKIRA』の制作スタッフが集結し、その世界観をもとに東京の進化と再生を描くNHKのドキュメンタリー『東京リボーン』が放送され、大きな話題になったことも記憶に新しい。



映画の制作に関しては推定9200万ドル(約102億円)の支出が見込まれており、そのうちの4300万ドルは200人以下の撮影クルーと5000人以上のエキストラに対する給与の支払いに割り当てられる予定だ。撮影はカリフォルニアで行われることで185万ドルの税額控除を受けることができるが、そのためには180日以内に撮影を開始する必要があるとのこと。


果たしてこの実写版は、オリジナルアニメのようにクラブミュージックにも将来影響を与えるような名作になりうるのか? サントラの評価も高い作品だけに音楽ファンはそういった部分にも注目したいところだ。 


written by Jun Fukunaga 


source:

https://variety.com/2019/film/news/leonardo-dicaprio-akira-california-tax-credit-allocated-1203177829/

https://plginrt-project.com/adb/?p=1331


photo: reddit


SHARE