人気トラックメイカーYunomiの音楽制作について紹介しよう

トラックメイカーYunomiの音楽作りとこだわりの音響機器
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2020.02.18 02:00

トラックメイカーYunomiの音楽作りとこだわりの音響機器


トラックメイカーYunomi(ゆのみ)の楽曲はオリジナリティあふれる楽曲として注目を集めてきた。北海道出身で音楽プロデューサーとしても活動している。Yunomiは人気の男性トラックメイカーだが取材の記事でも顔出ししない。プロとして音響機器にも独自のこだわりを持っている。その音楽作りについて見ていこう。




Yunomiが本格的に音楽活動をスタートさせたきっかけとは


Yunomiのプロフィールやこれまでの活動を紹介しておこう。札幌市で生まれ、現在は東京在住だ。まず出身地の札幌市で「tkrism」(ティーケーアールイズム)という名義で活動をスタートしている。2013年9月にアルバム『ADM - Anime Dance Music produced by tkrism -』をリリースする。


2015年6月音楽に本格的に取り組もうという気持ちから「tkrism」から「Yunomi」へ名義を変更している。この名前の由来は、札幌市で活動を開始した時期にnicamoq(にかもきゅ)とのユニット名だったものである。


2015年6月「サ・ク・ラ・サ・ク」が音楽共有サイトSoundCloudで注目を集める。YunomiにとってSoundCloudへの楽曲投稿が、本格的に音楽活動をスタートさせるきっかけになった。SoundCloudはプロ、アマ関係なく誰でも楽曲を投稿できる。また他のミュージシャンが投稿した楽曲を聴いたり、ダウンロードすることもできる。


SoundCloudはドイツに本社を構えるSoundCloud Limitedが2007年に運営を開始したサイトだ。2015年にYunomiはSoundCloudに楽曲投稿を始めたが投稿を続けていくなかで、Yunomiの楽曲を気に入ってくれる人が出てきた。そして音楽制作の依頼がくるようになったのもSoundCloudへの投稿がきっかけで、そこからのつながりだった。




Yunomiは音響機器にこだわりを持っている


トラックメイカーYunomiは、わずか数年の間に多くの曲を制作してきた。Yunomiの音楽を聴いた人からは和を感じさせる音色、といった感想があがっている。プロとしてYunomiは音響機器にも深いこだわりを持っている。


トラックメイカーの仕事をするうえで、優れた音を作り出すためにグレードアップした機器を使いたいとYunomiはいつも考えてきた。音楽クリエーターとしてそのこだわりはパソコンやオーディオインターフェイスのみにとどまならい。ヘッドホン、スピーカーなども大事なアイテムである。そして、一般的には細かなアイテムとしてあまり気にする人もいないようだが、魅力ある音作りのために大切なアイテムとしてYunomiはイヤホンもあげている。




イヤホンを変えてみて新しい音に気付いた


音楽仲間でもイヤホンはあまり話題にならないとのことだが、Yunomiはイヤホンを変えてみて新しい気付きがあったという。Yunomiが使っているのはMACBETH II Classicというイヤホンで、このイヤホンは中国の珠海市に本社があるUnique Melodyという会社が開発したものである。Unique Melodyはすぐれた補聴器技術をもとにしてユニークなイヤホンを設計してきた。同社の技術は世界中から高い評価を獲得している。


Yunomiは、MACBETH II Classicを使いだしてから本当にいい音に対する考え方が変わったと語っている。それ以前はUE5Proというイヤホンを使っていたが、この2つを聴き比べてみて気づいたことは、イヤホンによって微妙な音の違いがあるということだった。


UE5Proはライブハウスで音楽を聴いたときに感じるようなドーンと迫力ある音、大きなインパクトを捉えることではすぐれている。この点ではUE5ProはMACBETH II Classicより勝っているかもしれない。しかしMACBETH II Classicを数日間にわたって使い続けて、再度UE5Proを使ってみると、UE5Proで音楽を聴くことに疲れを感じたという。


Yunomiは、これまで本当にいい音というのはパンチがあるサウンドだと考えていた。けれども、MACBETH II Classicを使ってみると、音楽のもっと繊細な音が聴き分けられるように感じられて、本当に優れた音はどのようなものかということを、これまで以上に考えるようになった。音楽のジャンルでいうならMACBETH II Classicを使って聴くのにぴったりなのは、落ち着いた感じの曲やゆったりとした感じの曲ではないかとYunomiはいう。




人気トラックメイカーYunomiの音楽作りは散歩が大切


トラックメイカーとしてYunomiはさまざまな音響機器に関する知識をもって、これを自在に駆使して音づくりにたずさわってきた。多くの楽曲を制作し、アーティスに提供している。人気のトラックメイカーは、きっと音響設備の整ったスペースで楽曲を作っているとイメージしがちだが、意外なことにYunomiにとって散歩が大切なのだという。たくさん歩くことはYunomiの音楽活動にプラスになっていると語っている。


他のトラックメイカーのなかには、仕事以外には音楽を聴かないタイプの人もいるという。しかしYunomiは散歩しながら、あるいは移動中にもよく音楽を聴く。作曲中や作業中の楽曲を戸外で聴いて確認することもある。


音楽活動を開始した頃は、札幌市に住んでいた。この頃も札幌市内や近辺をよく歩き、歩きながら楽曲を聴いたりしていた。なかでも札幌市内にあるJR北海道の「手稲駅」から「星置駅」はよく歩いていたという。この2つの駅は徒歩でおよそ40分ほどの距離である。東京で暮らすようになってからも歩きながら音楽を聴くことが、トラックメイカーYunomiにとって魅力あふれる楽曲を制作する大切な時間になっている。




written by 編集部


photo: https://www.miraicharecords.com/release/



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