ビッグ・ショーンとジェネイ・アイコによる奇跡のユニット・twenty88

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アメリカ音楽界のホープ2人によるユニット
ヒップホップ界のスターであるビッグ・ショーン(Big Sean)と、日系アメリカ人女性シンガーのジェネイ・アイコ(Jhené Aiko)は2016年3月末にtwenty88(トゥエンティ88)というユニットの結成を発表。発表直後に1st EP『twenty88』をリリースするとアメリカにて大ヒットした。噂のユニット・twenty88はどんなユニットかを紹介する。
twenty88結成のいきさつ
twenty88とは、アメリカ人男性ラッパーのビッグ・ショーンと、アメリカ人R&Bシンガーのジェネイ・アイコによるユニットである。なお、twenty88という読みかたがわかりにくいユニット名は「トゥエンティ・エイティエイト」と読む。2人とも1988年3月生まれで、結成された時点で2人とも年齢が28才であった事がユニット名の由来となっている。
少し違うジャンルのミュージシャンである2人が何故デュオを結成するようになったかというと、まず2人ともDef Jam Recordings所属である事が大きい。ちなみに、このDef Jam Recordingsというレーベルは、1984年に設立されてその後急成長した名門レーベルで、R&B系やヒップホップ系の音楽を得意としている。
また、2人ともNo I.D.(ノー・ID)という音楽プロデューサーとの付き合いがある事も結成の大きなきっかけになったと報道されている。2人とも28歳になった2016年3月末にそれぞれの公式ツイッターアカウントで結成を発表し、その数日後となる4月1日に8曲入り1st EP『twenty88』をリリースした。
ビッグ・ショーンはどんな人物?
続いて、2人のプロフィールを紹介していくが、まずビッグ・ショーンは1988年3月25日にアメリカのカリフォニア州で生まれた男性ラッパーである。Big Seanというヒップホップ界でのアーティストネームは、Seanという彼のファーストネームに由来する。カリフォルニア州で生まれた彼であったが、育ったのはミシガン州のデトロイトでカニエ・ウエストのレーベルを契約を結んで2007年にデビューを果たした。
その後、名門レーベルのDef Jam Recordingsと契約し、2011年にメジャーデビュー。1stアルバムと2ndアルバムは全米総合チャートにて3位に入ったほか、2014年発売の「I Don't Fuck With You」というシングルが大ヒットする。その大ヒットシングルを含む2015年発売の3rdアルバムは全米1位を獲得し、売り上げも200万枚を超えた。3rdアルバムの大ヒットによりヒップホップ界での地位を確固たるものとし、その後もシングルヒット化が続いてヒップホップでの地位をさらに高める。
2017年に発売した4thアルバムも前作同様に全米総合チャートを獲得し、ファンや関係者からは有力音楽賞のヒップホップ部門賞を、今後獲得する事が期待されている。
ジェネイ・アイコはどんな人物?
続いて相方であるジェネイ・アイコについては、ビッグ・ショーン同様にカリフォルニア州生まれで、誕生日はショーンより9日早い1988年3月16日である。なぜ「Aiko(アイコ)」という日本人女性の名前としてポピュラーな名前であるのかというと、それは彼女が日系人であるからだ。具体的には、父親がアフリカ系アメリカ人・母親が日本人で、ルックス的にはかなりアジア人的なルックスをしている。
Def Jam Recordingsと契約を結んで2014年に『Souled Out』でデビューすると、このアルバムが大ヒットし、翌年のグラミー賞では3部門にノミネートされた。なお、代表曲の「The Worst」は彼女のYouTube公式映像チャンネルにてなんと1億回以上も再生されている。
1st EP発売後の動き
次世代のアメリカ音楽界を担う人物といわれる2人によって結成された奇跡のユニット・twenty88の1st EPは、全米総合チャートで5位に入るヒットを記録。さらにR&Bやラップ部門のチャートでは1位を獲得し、評論家や購入したファン達からも極めて高い評価を受けた。そんな中、ファン達からは1作で終わることなく今後も2人がtwenty88の活動を継続してくれる事が強く期待されている。
written by 編集部
photo: youtube