DJ、音楽プロデューサーとして活躍するTomgggというアーティスト

TomgggのDJとしての魅力、そして音楽プロデューサーとしての顔
SHARE
2020.02.27 02:00

TomgggのDJとしての魅力、そして音楽プロデューサーとしての顔


Tomggg(トムグググ)という名前を知っているだろうか? DJであり音楽プロデューサーでもある。彼のDJには不思議な空間があり、彼がプロデュースした曲はその独特の世界観からコアなファンを獲得していった。そこで彼がどんなDJなのか、そして彼がプロデュースした曲の魅力について紹介したい。




Tomgggの空間を取り入れたエレクロポップの華やかな世界


Tomgggが音楽に対して本格的に興味を持ち始めたのは、高校生の頃のことだ。キング・クリムゾンの「太陽と戦慄」を聴いた彼は、その複雑なメロディに心を動かされたのだ。自分の手で音楽を作りたいという想いから彼は、国立音楽大学大学院では作曲を専攻した。曲作りを学んだTomgggの興味は、空間を取り入れた音楽というものだった。コーネリアスや池田亮司に影響された彼が活動のフィールドに選んだのはインターネットの世界だった。彼のポップで、それでいてアートな音楽はたちまちネットの住民の間で話題になったのである。彼が繰り出す鮮やかで弾けるような世界観は、いつしか多くの人を魅了していった。


DJとしての彼は緻密に計算されたエレクトロポップを繰り出し、キラキラとした鮮やかな世界を音で表現した。彼の音楽性を表現するなら、まるで遊園地のような華やかさだ。曲ごとにその表情を変えて、聴くものを飽きさせることがないのだ。そんなTomgggにはもうひとつの顔がある。それは音楽プロデューサーとしての顔だ。彼が手掛けた作品は、まるで宝石のように輝く。ベースになる曲が原石なら、磨いて輝かせるのが彼の役割である。




DJ Tomgggが生み出すファンシーなメロディ


音楽プロデューサーTomgggはDJとしての顔を持つ。彼の創り出す音楽は、一言で表情するならばひっくり返したおもちゃ箱のようだ。メルヘンのようなキラキラとした世界は、聴くものの心に楽しさを与えてくれるのだ。彼の音楽はキャッチーでポップそれでいてクール。といういろんな面を持っているのだ。その原点は彼が大学生の頃から始まっていたのだ。大学生の頃から彼はあらゆるチャレンジをしてきた。リズムやメロディを使わずに音響を生成して、複雑な構成の楽曲を創り出して行った。そして、卒業後は楽しくてキラキラする曲へとシフトしていったのだ。


TomgggはMIDIキーボードとMPCを巧みに操り、華やかでキャッチーな曲を次々と創りあげていく。彼の手にかかれば、見慣れたはずの風景があっという間にファンタジーの世界に変わるようなものなのだ。彼が創り出す世界は、まるで不思議な異世界のような様々な顔を持つのだ。彼はこれまで誰も聴いたことがないような新しい音や音楽を目指していた。なぜ彼の楽曲は、これほどまでに世界を変えてしまうのか。それは、曲を創作するにあたり、彼は常に空間を意識しているからである。空間を意識した彼の曲は、聴いている者の耳を刺激し、いつしかそのファンシーな世界の虜になってしまうのだ。




音楽プロデューサーTomgggのアレンジで生まれ変わる名曲


魔法のような空間を創り出すTomgggの音楽プロデューサーとしての一面を見るには、まずは彼がプロデュースした作品を知ることが1番の近道だ。人気女性アーティストであるSAWAがセルフカバーした「シャボン・タイムマシン」を聴くと、彼のすごさがわかるだろう。この曲はSAWAが作曲と編曲を手掛けて女性アイドルグループHauptharmonie(ハウプトハルモニー)に提供した「Searching,Afraid,Wandering,Acutes」を新たに作詞と編曲をしたもので、Tomgggはサウンド・プロデュースを勤めたのだ。この2曲を聴き比べた時にそのあまりの違いに驚くだろう。同じメロディなのに、なぜこんなにも違って感じるのか不思議になるくらいだ。


そしてこの曲の何が衝撃的かというと、この複雑なアレンジをLINEやメールでほぼ完成させたというのだ。このことからも、いかにTomgggの技術が高いのかがわかる。彼のアレンジは曲そのものの良さを引き出すのだ。アーティスト本人も気がつかないかもしれない細やかなところにまで彼はこだわり、そしてふさわしいアレンジを加えるのだ。彼がアレンジを加えたことで、「シャボン・タイムマシン」は華やかでキュートな曲調に仕上がっている。彼の音楽プロデューサーとしての姿は、アーティストの個性を分析し、細やかな計算に余念がない。彼がダンスポップ・マエストロと呼ばれるのは、その完璧さゆえである。




Tomgggの甘い魅力が詰まったアルバム


Tomgggの魅力を語る時に外せないのが、『バター・シュガー・クリーム』である。ジャケットを彩るKAZAMI SUZUKIの愛らしいイラストが不思議なレトロ感を演出しているのである。タイトル通り、楽曲の数々は甘くて可愛い曲がラインナップされている。特にインパクトがあるのは、1曲目である「Butter Sugar Cream」である。シンガーのtsvaci(辻林美穂)がボーカルを務め、ポップで優しいメロディと絵本のようなキュートな歌詞。お菓子をテーマにしたファンタジー性溢れる楽曲は、多くの人に新鮮な驚きを与えた。これまでにはいなかった唯一無二のDJとして、アーティストや曲の良さを引き出す音楽プロデューサーとしてTomgggの名前は、あらゆる人に影響を与え、彼が創り出す音楽はあらゆるジャンルを越えて人々の心に浸透していくのだ。



written by 編集部


photo: https://www.tatsuyafujishiro.com/post/tomggg-new-ep-unbalance

SHARE