音楽プロデューサーとDJの顔を持つOLIVE OIL

OLIVE OILの凄さとは
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2020.02.20 02:00

OLIVE OILの凄さとは


音楽プロデューサーでありながら、DJとしての顔を持つOLIVE OILという人物を知っているだろうか? 彼が手掛ける曲は次々とヒットし、彼がDJを行えば、たちまちそのビートにリスナーは身を任せてしまう。国内外の評価も高い。一体、彼の凄さとはなんだろうか。そこで彼がどれほど凄いのか紹介しよう。




OLIVE OILの音楽プロデューサーとしてのセンスとDJとしての実力


OLIVE OILは、弟のPOPY OILと共に「OIL WORKS」を2002年に設立。音楽プロデューサーとして、そしてDJとして活動している。徳之島出身の彼は父親の影響から幼少期より音楽に囲まれて育った。彼の基盤となっているジャズやソウルの要素はこの頃から養われたものである。そしてアメリカ在学中に音源を作成。その才能は次第に周囲も知ることとなった。当初はコアなHIP HOPファンの間での人気だったが、その唯一無二な感性からいつしかその認知度が広がってあらゆるジャンルのミュージックファンを虜にしてきた。


また彼はOLIVE OILとしてソロで活動する他にもSOLOAL ONEやEL NINOなど様々な顔を持ち、第一線で活躍するラッパー達とのコラボなどで多くのファンを魅了してきた。時にそのリズムは懐かしいビートを感じさせ若い世代だけではない、中年層のコアなファンをも獲得していったのだ。




音楽プロデューサーとしてのOLIVE OIL


OLIVE OILの音楽プロデューサーとしての凄さは、彼が携わってきたアーティスト達が物語っている。5lack、kojoe、rittoといったそうそうたる顔ぶれだ。OLIVE OILがプロデューサーとして優れている理由は、彼の分析力にある。彼は音源が手元に届いてから、アーティストの素晴らしさを引き出すために綴られているリリックを細部にまで分析し、そして1つの作品を作り上げていくのだ。それぞれの個性を最大限に引き出すことで、ラッパーの魅力はどんどん高まっていくのだ。だからこそラッパー達は彼を信じ、自身の曲を預けるのである。


ラッパーの良さというのは、プロデューサーの影響によるところが大きい。誰がプロデュースしたかで、曲調がガラリと変わる時があるのだ。ラッパーファンの中には、ラッパー本人よりもプロデューサーに注目する者もいるのだ。だがプロデューサーの色が濃すぎると今度はアーティストの良さが失われてしまうのだ。OLIVE OILの凄さはラッパーの個性をそのまま自分のカラーも全面に押し出しているところだ。聴いたファンがすぐにOLIVE OILの曲だとわかるところが彼の凄さなのだ。音楽プロデューサーとして、曲に対して厳しく向き合う姿勢こそ、彼が多くのアーティストから慕われる理由である。




DJとしてのOLIVE OIL


DJとしてのOLIVE OILの姿は、そのビートの凄さにある。ビートメイカーによって曲はあらゆる形に変化するのだが、OLIVE OILが手掛けた曲はそのどれもが完璧と言って良いほど計算され尽くしているのだ。彼がビートを刻んだ瞬間に、聞き慣れた曲が新しく生まれ変わるのだ。曲の良さを壊さずにビートを乗せていくのは、簡単そうに見えて実は高度な技術とセンスを伴う。その大変な作業を彼はなんなくこなしていくのだ。その姿にファンは歓喜し、そのビートに身を任せるのである。


彼の音楽を聴いた者は、まずそのブレイクビーツに驚く。ドラムによる絶妙な間で叩き込まれるそのビートはかなり特徴的で、彼の個性を充分に表しているのだ。どこか挑戦的な鋭いエフェクトの心地良さに、聴く者は次第に彼の魅力から離れられなくなっているのである。彼の凄さは、2008年に発売されたセカンドアルバム『SPRING BREAK』への高い評価にも現れている。ブラックソウルミュージック溢れるその世界観が高い構成力により、曲が変わるごとに鋭く激しく揺さぶり、やがて緩やかに落ち着いていくのだ。HIP HOP好きの心を知り尽くしているからこその曲の数々が、OLIVE OILの凄さを物語っている。




OLIVE OILのワールドワイドな活躍


OLIVE OILのサードアルバム『SPACE IN SPACE』の世界デビューを果たした。そのクオリティの高さから、欧州では高評価を得ることとなり、彼の名前は瞬く間に世界に知れ渡ることとなった。このアルバムではHIP HOPといったクラブミュージックではなく、クラッシックやジャズをメインとしてチョイスしたことから、その意外性が話題を呼んだ。これは幅広いジャンルを使いこなすことができるOLIVE OILだからこそできる選曲なのである。そして、このアルバムが世界中のファンから絶賛されたのは、どの曲を聴いても飽きることがなくその独特さに世界中は称賛されたのである。


これまでにもイギリスやフランスでのツアーを成功させた他、海外アーティストとのコラボを行ってきたOLIVE OIL。更にはイタリアのレーベルであるDeepen Schemaのコンピレーションへの参加など、その活動はグローバルに展開していった。国内だけではなく国外でも彼の評価は高まり、その人気はとどまることがない。音楽プロデューサーとしての類いまれな才能と、天性のDJセンス。OLIVE OILは類いまれな才能をいかんなく発揮し、その実力は国境さえも越えて広く知れ渡り日本の音楽シーンを常にリードしていく存在なのである。音楽プロデューサーとして、またDJとしての彼の凄さはその2つの顔を使い分け、常に新しいムーブメントを起こしてくれるところにあるのだ。




written by 編集部


photo: https://oliveoil.bandcamp.com/

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