「明るい未来」のヒットで人気急上昇中のnever young beachとは

never young beachが奏でる「明るい未来」
SHARE
2020.02.19 06:30

never young beachが奏でる「明るい未来」


never young beach(ネバー・ヤング・ビーチ)というロックバンドを知っているだろうか。通称”ネバヤン”の愛称で男女問わず人気があるバンドだ。口コミにより人気を伸ばしてきたこのバンドについて紹介しよう。これまでnever young beachを知らなかったという人や知ってはいても曲までは知らないという人には、ぜひこの機会に知って欲しい。特に彼らの代表曲のひとつである「明るい未来」は、必聴の価値ありだ。




never young beachの歩み


まずは彼らがどのようにバンドを結成してきたのか、その歩みを振り返ってみよう。never young beachのメンバーは、ボーカル兼ギターの安部勇磨とギターの阿南智史とベースの巽啓伍、そしてドラムの鈴木健人だ。ギターに松島晧がいたが、2018年7月に脱退している。もともと安部と松島が2014年春に宅建ユニットとして結成したことから、このバンドはスタートしたのだ。その当時、段ボール仕様のジャケットで『HOUSE MUSIC』を100枚限定で発売。口コミでその良さが広まっていった。その後、バンド体制になったのは同じく2014年9月のことだった。


2015年5月にインディーズデビューを果たし、その人気から2017年1月にはメジャーデビューしたのである。その人気は瞬く間に広がり、メジャーデビュー間もない2015年7月には新人ながら『FUJI ROCK FESTIVAL2015』苗場食堂ステージへ出演したのである。更にタワーレコードの広告「NO MUSIC NO LIFE」に起用されるなど、その活躍の幅を次第に広げていった。更にその楽曲はタイアップとしても起用され、資生堂「スノービューティーホワイトニングフェースパウダー2017」のCM用ショートムービーを始め、バラエティなどにも曲を提供している。インディーズの時からもその才覚は高い評価を得ていたが、メジャーデビューを果たしますますその知名度が広がっていったのだ。




never young beachの魅力


なぜnever young beachの音楽に人々が惹き付けられるのか。それは彼らの奏でるメロディがどこか懐かしさ漂うフォーク調なところにある。聴くとどこかノスタルジックな空気に包まれているような不思議な感覚を味わい、ボーカルの安部勇磨のやや低めで脱力感がある声が情緒的な世界を美しく表現しているのである。そして彼らの楽曲は若者だけではなく、いわゆる団塊の世代と呼ばれる中年層からの人気も強いのが特徴的だ。その理由は彼らの楽曲が過ぎ去っていった青春の日々を思い出させるからである。時に「西海岸のはっぴいえんど」と呼ばれるのはそのためである。1970年代のフォークソングと2000年代のトロピカルなインディーロック。本来なら融合が難しいと考えられる2つのジャンルが、うまく曲の中でミックスされているところも彼らの魅力である。


そしてメロディもさることながらnever young beachの魅力はその歌詞にもあるのだ。どこにでもあるありふれた日常の1ページ。それがnever young beachの曲が持つイメージだ。毎日の日々の中で感じることができる幸せや喜び。誰もが気づかずに通り過ぎてしまう瞬間が、曲の中には溢れているのだ。そして時に人生の中に訪れるネガティブなことも、常に前向きで明るくしてくれる歌詞の数々が人々を惹き付けて止まない理由である。若い世代にはそのレトロ感がどこか新鮮に聴こえて、中年層には懐かしさを思い出させてくれる曲になっているのだ。




「明るい未来」の奥深さ


never young beachが「明るい未来」を発表したのは2016年6月8日のことだ。セカンドアルバムである『fam fam』に収録されている内の1曲でメンバー全員が正装し、ダンスホールのような場所で演奏しているMVがとても印象的だ。明るく軽快で、どこか歌謡曲のような安定したメロディと低くどこか甘さと切なさを感じさせる歌声が、多くの人を魅了したのである。音楽専門チャンネルであるスペースシャワーではレコメンドの1曲に選ばれた。「明るい未来」は、決して華やかではないが胸にじんわりと広がってくるような、そんな楽曲なのである。歌詞の内容は男が愛する女性の寝顔を見つめながら愛を囁くような歌詞で、その包み込むような歌詞が聴く人の心に染み渡る。


「明るい未来」は、いつしかnever young beachの代表曲と言われるようになった。素朴だが耳に残るメロディラインと男性からも女性からも共感を得られるような歌詞が、いつしかSNSなどを通して広まっていったのだ。大掛かりなプロモーションなどはしていないのに、いつしかその評判が広がったのだ。「明るい未来」のすごさは、口コミのみでどんどんその素晴らしさが伝わっていったところだ。




変わらない安定さ


never young beachの魅力は、その変わらない安定さだ。「明るい未来」もそうだが他の曲も前向きな歌詞と穏やかなメロディが特徴的。様々なジャンルの曲がある中で、テーマを変えない曲作りというのはかなり難しいことだ。だがボーカルの安部勇磨が紡ぐ歌詞は、単調なようでいてかなり奥が深いのだ。また、曲のタイトルも人を惹き付けて止まない理由である。なぜnever young beachの曲が老若男女問わず愛されるのか、なぜそのメロディに惹き付けられるのかは、カリスマ性を感じさせる安部勇磨の歌声と、いつも変わらない安定感のある演奏の賜物だからである。




written by 編集部


photo: https://www.facebook.com/pg/neveryoungbeachofficial/photos/?ref=page_internal

SHARE