あの小林武史も惚れた七尾旅人の歴史や、ライブでも人気の代表曲「サーカスナイト」つにいて

30代でブレイクした苦労人
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2020.02.17 01:45

30代でブレイクした苦労人


七尾旅人(ななおたびと)という小林武史にも才能を見込まれた男性アーティストは、伸び悩んで2000年代は地道なライブ活動に明け暮れていた。しかし2012年に「サーカスナイト」というシングル作品をリリースした事により30代に入ってようやくブレイクを果たす。2019年には某テレビ番組を通じて話題の人物となった彼の軌跡を辿る。




七尾旅人の生い立ちと初期の活動


七尾旅人は1979年夏に四国の高知県にて誕生した。県庁所在地で観光地としても人気が高い高知市で育った彼は、高校を出てから東京にて本格的な音楽活動をスタートさせる。ウルフルズなどのプロデューサーとして有名な伊藤銀次によるレーベルより19歳の頃に「オモヒデオーヴァドライヴ」で早くもメジャーデビューを果たした。その歌声はMr.Children・サザンオールスターズなどのプロデューサーとして活躍してきた小林武史に注目され、翌1999年には彼が立ち上げたZONE LABELに移籍する。その後、2001年には同じくソニーに在籍する大御所・石野卓球(電気グルーヴ)とコラボして「ラストシーン」という曲をリリースし、知名度を上げた。さらに2001年秋には1990年代後半を代表するJ-POPアーティスト・川本真琴の作品プロデュースを行った歴史をもつ。


しかし、20代の頃にソロ名義にて大きなヒット曲を生み出す事が出来ず、地道なライブ活動の日々が続く。そんな中、30歳を迎えたばかりの2009年9月には七尾旅人×やけのはら名義で発売した「Rollin’Rollin'」というシングルがスマッシュヒットして、ようやくブレイクの足掛かりを掴んだ。なお、この「Rollin’Rollin'」という作品はオリコン週間シングルチャートにてTOP50入りを果たしている。「Rollin’Rollin'」のヒットによって2009年以降は様々なオファーが舞い込みはじめ、たくさんのオムニバス・ライブに出演するようになった。イケメンの彼は大きな会場にて甘い顔・甘い声でレパートリーを披露する事により、どんどんファンを増やしていく事に成功する。そして、2012年には大きな転機がやってきた。




2012年に「サーカスナイト」を発表しライブ活動によってさらに人気が上昇


2010年代初頭のライブ活動を経てファンの数を大幅に増やした七尾旅人は、観客から絶賛の言葉を浴びる毎に自信を深めていった。そういった良い状況の中で2012年秋に「サーカスナイト」というシングル作品をリリースする。この曲はCDの売上こそ伸び悩んだもののファンからは高い評価を受けて、代表曲と称されるようになった。その後、評価が高い事を受けてライブでは頻繁にこの曲を披露したところ口コミで人気に火が付き始める。七尾旅人のYouTube公式チャンネル内にアップした「サーカスナイト」のMV再生回数はどんどん増えていった。コメント欄にはサーカスナイトという曲を絶賛するコメントで溢れ返り、YouTubeを通じて七尾旅人というアーティストの存在はどんどん知れ渡っていく。またiTunesStoreなどでこの曲が収録されたフルアルバム『リトルメロディ』もじわじわと売れはじめる。


2013年以降に開催したワンマンライブやゲスト出演した音楽フェスを通じて「サーカスナイト」に対する評価はどんどん高まっていった。さらにYouTubeにアップされた映像は全世界の人が自由に視聴できるという環境の中、海外在住の外国人の間でも「サーカスナイト」が有名になっていく。MVページのコメント欄には日本語だけでなく海外リスナーによる英語コメントも急増していった。その中でも日本から近いアジア圏在住者からの評判がすこぶる良く、この曲を絶賛するコメントがたくさん寄せられるようになる。




2019年に「テラスハウス」を通じて「サーカスナイト」の人気が沸騰


2019年秋には七尾旅人にとってさらに大きな出来事が起こった。それはNetflixを通じて日本のみならず全世界で字幕版が放送されているリアリティーショー「テラスハウス」が関連する。テラスハウスの2019年〜2020年編には人気バンドSPiCYSOL(スパイシーソル)のボーカル・KENNY(吉原健司)が住人として番組に出演していた。そのKENNYは大の七尾旅人ファンで、特に代表曲である「サーカスナイト」を気に入っている。夏のツアーを前にテラスハウスを退去する事を決意したKENNYは田辺莉咲子という住人に対して告白する際の勝負曲として弾き語りでサーカスナイトを披露した。その際、莉咲子に対して「この曲の歌詞は今の俺の気持ち」と発言してから演奏をしたため、「サーカスナイト」の歌詞に対して世界中からの注目が集まる。


放送後、YouTubeの公式チャンネルにアップされているサーカスナイトのMVの再生回数は激増し、国内のテラスハウスファン達からも絶賛のコメントが殺到した。海外に関してもアジア圏だけでなく幅広い地域のファンから曲の良さを高く評価するコメントが数多く寄せられる。




40代に突入した七尾旅人の活躍に期待


1979年に生まれた七尾旅人は、2019年夏に40歳を迎えた。音楽に真摯に取り組み健康管理にも余念がない彼の歌声は年を追うごとに円熟味を増している。これまでアジア圏のみならず世界中の人々からサーカスナイトという曲を絶賛されてきた彼には一部の業界関係者から海外進出の期待がかかっている状態だ。40代に突入した天才シンガー・七尾旅人の今後の活動からは目が離せない。




written by 編集部


photo: facebook

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