ロングランを続けるアニメ映画『プロメア』とダブル主人公、リオとガロの魅力にせまる

映画『プロメア』とは
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2020.03.12 00:11

映画『プロメア』とは


2019年5月24日に公開されて以来、ロングランを続けている映画『プロメア』を知っているだろうか?『プロメア』とは『天元突破グレンラガン』『キルラキル』の今石洋行と中島かずきが作った完全オリジナル劇場アニメーション映画である。ここでは、2019年10月18日に4D上映も始まった『プロメア』の魅力について説明しよう。



魂を揺さぶる熱いストーリー


映画『プロメア』の舞台は、突然変異により炎を操ることが出来る人種「バーニッシュ」が出現した後の世界である。ある日、突然発火した炎によって周囲が火災に巻き込まれるという事故が多発する。やがてその事故は「世界大炎上」を引き起こし、世界の大半は焼失してしまう。その引き金になったのが新人類バーニッシュである。その特殊能力のためバーニッシュは人類から排斥され、両者は激しい争いを繰り広げていた。それから30年後、バーニッシュの一部は過激な暴徒、「マッドバーニッシュ」となり、世界各地で火災テロを起こしていた。


生き残った人類の都市、自治共和国プロメポリスも火災テロの標的となった。炎上するフォーサイト研究所の人々を救うため、高機動救命消防隊「バーニングレスキュー」が到着した。10代の女性隊員、アイナ・アルデビットは、屋上に取り残された人々を発見し、援護を要請した。そこへ現れたのがこの物語の主人公、同じく10代の新人隊員、ガロ・ティモスである。ガロとアイナの協力により、屋上の人々を無事に救出することが出来た。そこへ、マッドバーニッシュのリーダーと幹部2人が現れた。血気盛んなガロはバーニングレスキュー隊長、イグニスの制止も振り切り、戦闘を始めてしまう。マッドバーニッシュの激しい攻撃に、一時は危地に立たされたガロだが、彼が操る「マトイデッカー」と仲間たちの力により、マッドバーニッシュの3人を捕らえることに成功した。


初めてマッドバーニッシュのリーダーと出会ったガロは、その少年が自分と同世代であることに気付いて驚く。リオと名乗る少年リーダーは、ガロのことを「ガキ」と呼んだ。やがて警察兼軍部組織、「フリーズフォース」がマッドバーニッシュの3人を連行していき、事態は一件落着したように見えた。だがリオは、連行された先で捕らえられていたバーニッシュたちを引き連れ、脱走してしまう。逃亡した彼らを追うガロが知った衝撃の真実とは!


熱きヒーロー、ガロ・ティモスとクールなリーダー、リオ・フォーティアのダブル主人公が繰り広げる迫力溢れるバトルシーンだけでなく、そのストーリーの奥深さも映画『プロメア』の人気の秘密である。






熱きダブル主人公ガロとリオ「燃えていいのは魂だけだ」×「燃やさなくては生きていけない」


映画『プロメア』のもう1つの魅力は、対照的な2人の主人公、ガロ・ティモスとリオ・フォーティアである。歳の近い2人ではあるが、その性格、容姿は正反対。男くさく熱血キャラクターのガロと、胸の内に激しい怒りをかかえながらもクールで中性的なリオ。特にリオは、その美しい容姿で女性人気も急上昇中である。ここでは、そんな2人の魅力に迫りたい。


ガロ・ティモスは10代の少年で高機動救命消防隊「バーニングレスキュー」の新人隊員である。7の通し番号を持つ彼は、江戸時代に実在した「火消し」に憧れていた。ガロの装備するマトイギアは、火消しの「纏」がモチーフになっている。左肩の×型の装飾は「め組」のメに由来している。思い込んだら一直線の熱血バカであるが、頭が悪いわけではない。レスキュー隊員の厳しい訓練を乗り越え、応急措置などの技術も持っている。上半身裸になって、バーニングレスキューの活動を行うところは「火消し」を連想させる。また、歌舞伎役者のように見えを切る戦闘スタイルも格好良い。プロメポリスの司政官、クレイ・フォーサイトに、火災から助けられた過去があり、自分自身もプロメポリスの人間を救いたいと考えている。


リオ・フォーティアは突然変異で誕生した炎を操る人種「バーニッシュ」の中でも、もっとも攻撃的な「マッドバーニッシュ」のリーダーである。常に虐げられてきたバーニッシュの悲しい歴史ゆえ、クールな外見からは想像も出来ないほど激しい怒りを内に秘めている。特殊な炎「バーニッシュフレア」を放つ能力がある。その力は他のバーニッシュたちをはるかに凌ぎ、部下のゲーラやメイスも一目置くほどだ。黄緑にも金色にも見える神秘的な髪の色と、華奢な身体は中性的で美しい少女のように見える。しかし、その可憐で美しい外見とは裏腹に圧倒的な強さを持つ男らしい一面もあり、それがまた彼の魅力につながっている。





リピーターも続出!! 映画『プロメア』の面白さ


映画『プロメア』は公開直後に観客動員数で8位を記録した後、6月以降もじわじわと客足を伸ばし続け、8月末には上映期間100日、興行収入11億円を達成した。中には、数十回も映画館に足を運んだというリピーターもいるほどだ。これまでの、今石洋行&中島かずき作品を好きな方は言うまでもなく、初めて見る人にとっても楽しめるバトルエンターテインメント作品となっている。




written by 編集部


photo: https://promare-movie.com/


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