30代半ばでようやくブレイクした苦労人

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<h3>30代半ばでようやくブレイクした苦労人</h3>
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<p>2002年に華々しくメジャーデビューした美人シンガー、一十三十一（ひとみとい）はなかなかブレイクの足掛かりを掴めずにいた。しかし、数々の有名アーティストとコラボしたりカバー曲アルバムに参加して歌声を披露する中で、2010年代前半に30代半ばにてようやくブレイクを果たす。そんな彼女が辿ってきた歴史や魅力に迫る。</p>
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<h3>一十三十一の生い立ちと初期の活動</h3>
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<p>一十三十一は、1978年に北海道で生まれた日本の女性シンガーソングライターだ。左から読んでも右から読んでも"ひとみとい"になるこの奇抜なアーティストネームは完全な本名ではない。ただし本名のファーストネームは一十三（ひとみ）で、それを元に自身がこの奇抜なアーティストネームを考案した。道央地域の札幌市で生まれ育った彼女は、幼少期に父親の仕事の関係で世界中を転々とする生活をおくっていたが、10代半ばになってようやく日本の札幌に定住しはじめる。そして地元の高校を卒業すると短大での学生生活を経て渡米し、アメリカのニューヨークにてミュージシャンとしての活動を開始した。その後、帰国して2002年に23歳でデビューを果たしたが、抜群の音楽性と併せて一十三十一という一度知ったら忘れられない名前が話題となる。さらにモデル・女優顔負けの圧倒的なビジュアルをもっているだけに、"美人シンガー"としても注目された。</p>
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<p>ただしデビューシングルの「煙色の恋人達」やセカンドシングルの「WAKE UP!」は大型タイアップがついていたもののなかなか売り上げにはつながらない。翌2003年にリリースされたファーストアルバムもオリコンTOP100にはランクインする事ができず、デビュー当初はしばらく低迷を続けていた。しかし、知名度が上がってきた2000年代後半に入るとようやく人気が上昇しはじめ、歌声に惚れた人達から様々なコラボオファーが舞い込み始める。例えば、2006年にはロケットマン（ふかわりょう）とのコラボで「愛と海と音楽と」という作品にゲストシンガーとして参加した。また2008年1月にはオムニバスカバーアルバム『pure voice』に参加して、SOMETHINGのCMソングとしておなじみの曲「彼と彼女のソネット」などをカバー。一方、ソロ活動のほうではベストアルバム『TOICOLLE』がスマッシュヒットする。</p>
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<p>しかし上り調子の状態であった2008年に喉のポリープが見つかり、同年春よりしばらく音楽活動を休止せざるを得なくなった。なお、この年には、一十三十一と同じく1990年代後半にNYに渡ってアメリカで活動していた時期もある美術家の天野タケルとの結婚を発表する。さらに30歳を迎えた2008年12月には子どもを出産してプライベートでは1人の母親となる。丸1年の休養を経て2009年春にミュージシャンとしての活動を再開させると、7月には某大手メーカー化粧品のCMソングとなった「ダイヤモンドレールウェイ」をリリース。その2カ月後となる9月には2年ぶりのアルバムを発売し、復帰を待っていたファン達を歓喜させる。</p>
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<h3>2010年代に入ってからはコラボ活動が活発に</h3>
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<p>2010年に入ってからの一十三十一は、自身のソロ活動からは少し離れ、より積極的に他のアーティストとのコラボ活動を行うようになる。2010年には音楽プロデューサー・冨田ラボの「Shipahead」という作品にて「夜奏曲」という曲のボーカルを務めた。また2012年には80年代の名曲のカバーアルバム『Happy Holidays!』にて曽我部恵一とコラボし、松田聖子の大ヒット曲「風立ちぬ」を担当する。その他、2014年には『TWILIGHT TIME』という作品にて、カルロストシキ&amp;オメガドライヴの「アクアマリンのままでいて」をクールに歌いあげて評価を上げた。</p>
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<h3>様々なコラボ曲をきっかけとしてソロアーティストとしてもブレイク</h3>
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<p>こういった様々なアーティストとのコラボ活動を経て、2010年代前半にシンガーソングライター、一十三十一の名は広く世間に知れ渡った。そして知名度がさらに高まった中でソロ作品を発表すると、2013年あたりからようやく自身のソロアルバムがオリコン・ウィークリー総合チャートでも上位に入り込んでくるようになった。例えば、2013年発売の6枚目のアルバム『Surfbank Social Club』はオリコン週刊TOP50入りを果たしている。2014年以降に発表してきたソロアルバムに関してもすべてオリコン週間TOP100にランクインしており、30代半ばにしてようやくソロアーティストとしてブレイクした。ちなみに、彼女の持つ妖艶な声は"媚薬系"などと称されており、メロディーの良さに加えて声の良さもブレイクの大きな要因になったと言われている。</p>
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<h3>歌手以外でも活躍する一十三十一</h3>
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<p>美人モデル・女優に負けず劣らずの美貌をもつ一十三十一は、2000年代後半から様々なフィールドよりオファーを受けるようになる。2011年には『百合子、ダスヴィダーニヤ』という浜野佐知監督による映画作品にて主演の中條百合子役を熱演し、女優としての能力が高く評価された。さらに美声をいかしてナレーション系の仕事でも活躍している。またトークの能力も高く、首都圏の人気FM局・NACK5にて自身の番組をもち、ラジオパーソナリティーとしての才能の高さも見せてきた。その美貌は40代に突入してからもまったく衰える事はなく、様々なメディアに登場して人々を魅了し続けている。マルチに活躍する絶世の美女・一十三十一の活動からは目が離せない。</p>
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<p>written by 編集部</p>
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<p>photo:&nbsp;<a href="https://www.hitomitoi.com/" title="https://www.hitomitoi.com/">https://www.hitomitoi.com/</a></p>
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様々なコラボ曲をきっかけとしてブレイクした美女シンガー、一十三十一に注目!

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