次世代を担うロックバンドとして話題を集めるDATS。アルバム『Application』に収録されている楽曲の魅力

これからの時代を担うバンドとして注目を集めるDATS
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2020.02.18 02:00

これからの時代を担うバンドとして注目を集めるDATS


DATS(ダッツ)は、2013年に結成されたロックバンド。楽曲製作やライブ活動だけではなく賞レースにも積極的に参加し、国内の有名な野外フェスに出演した事で音楽ファンからの話題を集める。今回は、次世代のロックシーンを担うバンドとして期待されているDATSの歴史やアルバム『Application』に収録されている楽曲の魅力を紹介する。



ロックバンドDATSの歴史


ヴォーカル・シンセサイザー、中心メンバーであるMONJOEは、Nirvana(ニルヴァーナ)のMV「Smells Like Teen Spirit」を見た事がきっかけで音楽に目覚める。コピーバンド等で音楽の知識・技術等を習得しながらデモ音源をインターネット上にアップしていた。MONJOEのデモ音源をベースの早川知輝が耳にし、バンド結成を持ちかけた結果、2013年にDATSは結成される事となったのだ。バンド名であるDATSに意味はなく、「ダッツ」という響きの良さをメンバーが気に入った事からバンド名がDATSとなる。後に「デジタル・アナログ・トランスレーション・システム」という意味が付けられている。


バンド結成した翌年の2014年に参加した賞レース『出れんの!? サマソニ2014』でクリエイティブマン賞を受賞し、国内最大級の野外フェス『サマーソニック』に出演する事となる。『サマーソニック』への出演や海外インディーズバンドとの共演等で音楽ファンから話題や注目を集める。2015年6月、順調に知名度を獲得していたDATSは、第一線で活躍するロックバンドが数多く所属する「UK.PROJECT」から、待望のデビューEP『DIVE』をリリースする事を発表。同年には『サマーソニック』に2年連続で出演を果たしている。2016年はライブ活動を中心にライブ会場限定セカンドEP『FRAGMENT』をリリース。


2017年はDATSにとってターニングポイントの1年となる。1月にインディーズレーベル「RALLYE LABEL」に移籍した直後の3月には、タワーレコード限定シングル「Mobile」をリリースし、全国の様々な店舗で即日完売させたのである。限定シングルの即日完売に満足する事なく、6月には電気グルーヴの砂原良徳がマスタリングエンジニアを担当したファースト・フルアルバム『Application』をリリース。さらに、夏には『FUJI ROCK FESTIVAL』や『RUSH BALL』等の国内の野外フェスから次世代を担うロックバンドの1つとしてオファー殺到した。野外フェスシーズンが終わると休む事なく『Application』リリース記念の全国ライブツアーを敢行。全6公演のソールドアウトを達成し、注目度の高さを示している。


そして2018年、ついにメジャーレーベル「SMEレコーズ」からメジャーデビューする事が発表され、DATSのファンだけではなく、ロックファンからも活躍を期待される事となる。




DATSにしかない魅力


MONJOEはNirvanaやRadiohead(レディオヘッド)といった海外のロックバンド、早川知輝はELLEGARDEN等の邦楽ロックバンドとそれぞれのメンバーが好きな音楽・バンドが異なるといった点が挙げられる。影響を受けたバンドが異なる事から、DATSの楽曲はジャンルレスである。洋楽・邦楽それぞれの良さを活かしたオリジナリティーは数多くの音楽ファンの心を鷲掴みにしている。王道ロックチューンの中に積極的に電子音を組み込む等のちょっとした遊び心が楽曲の様々な箇所に散りばめられている。邦楽というよりは洋楽に近いグローバルな音作りは一般の音楽ファンだけではなく、プロのミュージシャンやアーティストからも高い評価を得ているのだ。


また、ライブでのパフォーマンス力の高さもDATSにしかない魅力の1つである。結成直後から数多くのライブを経験しているDATSは、ライブ会場のキャパを問わず、観客を盛り上げるテクニックを持っているのだ。演奏しているバンドメンバーだけではなく、見ている・聞いている観客もしっかりとライブを楽しめる合間合間の煽りは必見である。他のロックバンド・アーティストにはないグルーヴや圧倒的なパフォーマンス力も数多くの音楽ファンを惹きつけているのだ。




アルバム『Application』に収録されている楽曲の魅力


インディーズ時代にリリースし話題や注目を集めたアルバム『Application』は、DATSやロックファンじゃない人でも、簡単にDATSが持つ魅力を知る事が出来る1枚に仕上がっているのだ。特に『Application』に収録されている「Mobile」「Queen」「Patagonia」の3曲には注目だ。


タワーレコード限定リリースとなった「Mobile」は、『Application』を代表する1曲でもある。エレクトロ要素溢れるシンセサイザーの音色と軽やかなドラム・パーカッションは、聞いているだけで自然とリズムを刻んでしまいそうになるノリの良さが魅力だ。楽曲の世界観やエレクトロな雰囲気を壊さないようにヴォーカルにエフェクトが使用されているのも印象的である。一方、「Queen」は、エレクトロ要素よりもミステリアスさ全面に出した1曲となっている。楽器を無駄にガチャガチャさせない楽曲構成が特徴。急にテンポやテンションが上がる事のないフラットな曲だが、メロディーがキャッチャーなので聞いていて飽きる事がないので、ふとした時に聞きたくなるスルメ曲となっている。『Application』の終盤に収録されている「Patagonia」は、イントロからサビに向けて徐々に盛り上がっていくロックバンドらしい1曲で、DATSの代名詞である電子音もしっかりと組み込まれている。楽曲の最後のフェードアウトの仕方の格好良さにも注目してほしい。




written by 編集部


photo: datstheband.com

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