独特の世界観を表現した楽曲が魅力!! 北海道出身のシンガーソングライター・CLOW

シンガーソングライター・CLOWとは?
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2020.03.09 06:00

シンガーソングライター・CLOWとは?


CLOWは、2014年8月にデビューしたシンガーソングライターである。北海道札幌市出身の女性で、高い歌唱力・声質や独特の世界観を表現したクオリティーの高い楽曲から注目を集めている。ここではシンガーソングライター・CLOWのデビューまでの道のりや楽曲の魅力・注目してほしいポイントを紹介する。



北海道出身のCLOWがシンガーソングライターとしてデビューするまでの道のり


北海道札幌市出身のCLOWがシンガーソングライターとしてデビューしたのが、上京してからである。生まれも育ちも北海道だったCLOWは、「今いる環境じゃない場所に行きたい」「北海道だけではなく、もっと外の世界を見たい」と感じた事がきっかけで、大学進学時に東京へと出て来たのだ。北海道から東京の大学に進学してから音楽活動を始めたが活動を開始した始めの頃は、ライブハウスへの出演を断られたり自主制作CDが全く売れなかったりと壁にぶつかる事が多かったという。


「一人でも多くの人に自分の音楽を聞いてほしい」と考え、数多くのオーディションへの参加、さらに200~300回以上レコード会社に音源を送っている。しかし残念ながらレコード会社から連絡が来る事は一度もなかったのだ。それでも挫ける事なく様々なオーディションやコンテストに参加し続け、ファイナリストや月間の優秀アーティストとして選出される等の成績を残し、2017年1月に全国流通のミニアルバム『DEAR FRAME』を発売する事となる。



CLOWという名前の意味


実は「CLOW」という名前は、本人の聞き間違えから付けられている。3人組ロックバンドPeople In The Boxの楽曲「聖者たち」にある「黒」という歌詞が「クロウ」に聞こえた事がきっかけとなっている。クロウの意味を知るために歌詞を調べた結果、勘違いである事に気付いたのだが、「クロウ」の持つ響きの良さや彼女自身が黒が好きだった事からシンガーソングライター「CLOW」と名乗るようになったのである。



CLOWが幅広い世代から支持を得ている理由とは


CLOWはアコースティック・ギターで弾き語りというシンガーソングライターの王道スタイルである。耳馴染みが良く、温かみを感じるギターの音色に合わせてしっとりと歌い上げる楽曲が多い。歌唱力の高さや声質の良さ、さらにキャッチャーなメロディー等、楽曲としてのクオリティーの高さは必見だが、彼女の持つ独特の世界観が表現された歌詞にも注目してほしい。


代表曲の1つである「スクロール」では、自分の周りの近況から世界の紛争と大小様々な情報や出来事を手のひらの中にあるスマホで知る事が出来る一方で、得た情報は簡単にスクロールして消されていく様子とスクロールでは消える事のない個人の存在を歌詞にしている。自分の考えを押し付けるような歌詞ではなく、「自分と同じ考えの人もいるかもしれない」「そんな人の救いになるかもしれない」というシンガーソングライター・CLOWとしての気持ちが伝わる歌詞が幅広い世代から支持を集めているのだ。



CLOWの楽曲の特徴と魅力


歌詞・世界観をさらに引き立たせる繊細でクオリティーの高さがCLOWの楽曲の魅力である。イントロで奏でられている美しいアコースティック・ギターの音色で聞いている人の心をガッチリと掴みに来るのだ。北海道時代ではなく、東京に出て来てから覚えたという演奏技術の高いCLOWのアコースティック・ギターにも注目だ。また、CLOW初の全国流通となったファーストミニアルバム『DEAR FRAME』は、有名アーティスト・ミュージシャンがレコーディングに参加している。プロの音楽家に触れて成長した自主制作CDの頃とは違うCLOWの新しい一面を知る事が出来る。


ミニアルバム『DEAR FRAME』の1曲目に収録されている「スクロール」は、普遍的で当たり前の日常を低いテンションで歌い上げる楽曲だと思わせつつ、最後のサビ部分で感情を爆発させている。序盤とは異なる、力強いギターの音色とそれに負けないパワー溢れるCLOWの歌声が印象的である。スクロールとは全く異なるCLOWの魅力が詰まった「みんな同じ恋の歌ばっか つまんない」は、ギターをほとんど鳴らさないアカペラ調の歌い出しが特徴の楽曲だ。しっとりゆっくりと歌う楽曲が多いCLOWだが、この楽曲は少し早口調である。心地良いギターの和音や心地良いカッティングが聞ける1曲に仕上がっている。


弾き語りカセットEPに収録されている「あま宿り」と「普通」もクオリティーも高い。どちらも弾き語りの楽曲で、アコースティック・ギター以外の楽器やエフェクト効果等が使用されていない事から、CLOWの歌声が堪能出来る。「あま宿り」は、スクロールと同様に序盤から後半にかけて徐々に力強さが増していく。しかし、CLOWの伸びのある歌声や静から動に転じた後に、さらに静に戻るという今までのCLOWにはない新しい魅力を感じられる楽曲となっているのだ。一方、「普通」は、アコースティック・ギターによるアルペジオ演奏から曲がスタートする。クラシックミュージックを彷彿とさせる綺麗なギターの音色に合わせた透き通る歌声が聞ける。楽曲の最後にはCLOWの楽曲では珍しい「ラララ」というスキャットが挿入されている。「あま宿り」と「普通」の2曲は、ライブ会場限定でのリリースとなっていてカセットEPを入手する事は難しいが、動画サイトにてミュージックビデオが配信されている。




written by 編集部


photo: https://clowofficial.wixsite.com/clow/cd


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