aTTnってどんなグループ? 代表曲「EPHEMERA」「soundin like」「ON/OFF」ってどんな曲?

「EPHEMERA」「soundin like」「ON/OFF」で有名になったプロジェクト、aTTn
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2020.03.05 06:29

「EPHEMERA」「soundin like」「ON/OFF」で有名になったプロジェクト、aTTn


aTTn(エーティティエヌ)とは、日系アメリカ人を中心としたメンバーで結成、日本を中心に活動する音楽プロジェクトである。岩壁音楽祭などへの出演を期に話題となった同プロジェクトは、とてもストーリー性に特化した楽曲を発表し続けている。今回はそんなaTTnについて、個々のメンバー紹介から代表曲の作りなどを解説していく。



aTTnの読み方は? メンバーは? どんな人達なの?


aTTnは「エーティティエヌ」と読むとされている。同プロジェクトの由来ともなったこの名前はattentionを短略化したスラングの「aTTn」から取られた。ちなみに「aTTn」というのは、聴いて! という意味が込められており、音楽プロジェクトには、ぴったりの名前となっている。aTTnは公式な活動開始時期こそ明らかにはされていないが、2018年ごろからシーンにおいて、活動を知られるようになった。aTTnのメンバーはそれぞれ別々のアーティストとしても活動しているので、この項では個々のメンバーについて深く掘り下げていく。


まず中心メンバーとしてあげられるのが、ボーカルとラッパーを担当しているTAKUMI a.k.a. TRESだ。Takumiは、アメリカのカリフォルニア州ベイエリア育ちの日系アメリカ人である。成人してから音楽活動を期に日本へと拠点を移した。日本語も得意であり初めて発した言葉である「山」は、Takumiがはじめて出したアルバムのタイトル『YAMA』にも使われている。10代の後半ごろから、独学でピアノなどを学び始め、21歳ではじめてレコーディングを経験し、22歳で『YAMA』を発売している。aTTn結成より少し前から、同じベイエリア育ちの日系アメリカ人であるMei(モデルとして活動している芽生)とMIRRRORを結成して、音楽活動をおこなっている。ちなみに同ユニットでは、日本においてもアンダーグラウンドな存在でありながらアナログ盤の「what it was」がヨーロッパの音楽メディアで称賛されるなど、知る人ぞ知るユニットだ。aTTnとMIRRRORにおけるTakumiはR&BやHIPHOPの強い影響を受けている一方で様々なジャンルにも挑戦しており、それらの経験が「soundin like」「EPHEMERA」「ON/OFF」でも強く発揮されている。


ギタリストのAndy Nagashimaは、アメリカのマサチューセッツ州ボストン出身の日系アメリカ人である。ギタリストはもちろんトラックメイカーやプロデューサー、グラフィックアーティストとしても活動しており、Andy Nagashimaよりも変名のsigh cityのほうが有名な、2019年で26歳になる青年だ。幼い頃から家族の影響で多くの音楽に触れてきており、中でも90年代のシティポップサウンドの影響を強く受けている。楽器も多くのモノを演奏でき、トラックを作るのに必要なサンプラーやビートメイカーの扱いにも長けている。2014年までは友人のAdam McGinnと組んだYDIMITUにおいて、ギタリストとして活動していた。同ユニットはネット上を中心にその世界観が受け、SZAやBadBadNotGoodといった世界的アーティストの手伝いなどもおこなっている。2016年に東京へ移住をすると、同名義で、lo-fiサウンド(アンダーグラウンド発のHIPHOPジャンル、明瞭なサウンドではなくアナログに近い、アニメや映画などからのサンプリングも多い)のDJ、トラックメイカー、アーティストとしても活動している。「soundin like」「EPHEMERA」「ON/OFF」の独特な世界観やストーリー性は、Andy Nagashimaの才能によるところが大きい。


ji2kiaは、aTTnでは、唯一の日本出身日本人のトラックメイカーである。ji2kiaの読み方は「ジツキア」となっている。 石川県金沢市出身だ。高校生のころに中国へ交換留学を果たし友人の影響でDJ・トラックメイカーをはじめた。初めて使ったサンプラーは名機として知られているAKAIのMPC2000をより低価格に使いやすくした多機能なMPC2000XLである。AKAIが主催していたMPC使いの大会である『GOLDFINGER'S KITCHEN』において、2009年と2010年にファイナリストまで残ったり、日本におけるビートメイカーの最大の大会である『Beat Grand Prix』でもファイナリスト経験があるなど、日本を代表するMPC使いのトラックメイカー・ビートメイカーだ。その才能はヨーロッパの専門メディアや日本の専門メディアなどでは、強く激賞されている。ji2kiaのトラックメイク・ビートメイクは個性的なサンプリングを中心におこなわれており、「soundin like」「EPHEMERA」「ON/OFF」でも使われている。



代表曲である「soundin like」「EPHEMERA」「ON/OFF」の3部作って?


aTTnの代表曲とされているのが「soundin like」「EPHEMERA」「ON/OFF」の3曲からなる3部作だ。これらは3曲といってもストーリー性があり、MVなどにおいては3曲をまとめて1曲という扱いにして、ストーリーにした。「soundin like」「EPHEMERA」「ON/OFF」の3曲をベースに映像チーム・maxillaが手掛けたMVでは、白昼夢をテーマに設定しており、テーマに乗っ取りながらこの3曲が持つストーリー性を存分に楽しめるようになっている。同MVは動画配信サイトなどで公式に配信されている。また「soundin like」「EPHEMERA」「ON/OFF」の3曲は、多くのサブスクリプションサービスなどでも配信されており楽しむことができる。その場合は3曲まとめてではないので、ちゃんと順番に沿ってストーリーを楽しむことが大事だ。




written by 編集部


photo: https://www.youtube.com/watch?v=_bNemKfLvyU


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