ラッパー、トラックメーカーの5lackってどんなアーティスト?

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<h3>ラッパー、トラックメーカーの5lackってどんなアーティスト?</h3>
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<p>5lack（スラック）は日本のヒップホップMC、トラックメーカーである。ゴラック／娯楽などという場合もある。以前はS.L.A.C.K名義で活動することが多かったが、2012年頃から、現在の名義で活動している。また、ヒップホップユニットPSGやSICK TEAMの一員としても活動する。所属は高田音楽制作事務所。</p>
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<h3>5lackのこれまでの活動</h3>
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<p>5lackは1987年に板橋区に生まれた。音楽に造詣の深い父親などの影響から、小学校6年生のころにはすでに楽曲制作を始めている。2007年に実兄のPUNPEE、GAPPERが組んでいたユニットに加入し、PSGとしてラッパー、トラックメーカーとしての活動を開始する。また並行してソロ活動もスタート、2008年にリリースした限定100枚のCD『I’m Serious』が評判となり、続く2009年にはファーストアルバム『My Space』をリリース。そのアルバムはヒップホップ専門メディアAmebreakのBEST NEWCOMERs DEBUT ALBUMsに選出された。また、同年リリースしたセカンドアルバム『Whalabout?』も好評を博した。そして、同年にはPSGのアルバム『David』もリリースするなど、2009年にはすでに評価を確立した。</p>
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<p>2010年代に入っても5lackは精力的に活動し、2010年にはAmebreakのAWARD 2010 BEST ARTIST、GROUPSの第1位に選出された。5lackはインタビューでも「1日に1曲はできる」とその多作ぶりを回答していたことがあったが、それが最も現れたのが2011年の震災後かもしれない。東日本大震災の2日後には、YouTubeにPUNPEEや仙人掌らと共に制作した「But This is Way」を発表し、震災で大変な思いをしている人々を鼓舞した。また、Budamunk、ISSUGI（MONJU）とのヒップホップユニットのSick Team名義として発表した「逆境」も震災から1週間後の3月18日にチャリティシングルとしてiTunes Storeから発売している。同年9月には，アメリカ・オークランド出身のトラックメーカー、CES2とコラボレーションし、『ALL IN A DAZE WORK』を発表。さらに、11月には「この島の上で」をリリース。この作品は和を意識したようなトラックや、今までにないメッセージ性が震災の影響を伺わせ、トラックメーカー、ラッパーとしての新境地も開拓した。実際インタビューでも「日本人という意識があった」とも答えている。</p>
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<p>2012年にはフリーダウンロードで『情』を発表。久石譲を大胆にサンプリングし、ジャケットにはビートたけしを用いたこのアルバムは、久石譲の情感たっぷりの曲をサンプリングし、トラックメーカーとしての能力をいかんなく発揮した。そこに5lackの心地よいフローがマッチした非常にいいアルバムとなっている。2013年に5lackは福岡に移住するが、そのきっかけは前述した震災のほかにも、その前年にリリースした『50』の制作によるところが大きいだろう。このアルバムは福岡在住のトラックメーカーのOlive Oilがトラックを提供したもので、制作の過程で福岡－東京を行き来することが多かった。そのリリースの際受けたインタビューでは、東京への疲れなどを吐露している。</p>
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<p>2013年には『50』をOLIVE OILと再構築したリミックスアルバム『50 Remixes』、同年8月には5枚目のアルバム『5 sence』、2014年にはSICK TEAMとしてセカンドアルバム『SICK TEAM２』、2015年には、6枚目のアルバム『夢から覚め。』を発表と、1年に1-2枚を精力的にリリースしており，そのどれも高評価となっている。</p>
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<h3>様々なアーティストとのコラボレーション</h3>
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<p>近年，5lackは他ジャンルのアーティストなどの楽曲に積極的にフィーチャリングやコラボレーションを行っている。2016年にはパプアニューギニア出身のジャズピアニストのAaron Choulai（アーロン・チューライ）と共にコラボシングル「Unfounded」を発表。スキルフルなラップはもちろんのこと、アーロンのビートメイクも評価される1枚となっている。同年には東京在住のDJ/プロデューサーである下田法晴のソロユニットSILENT POETS（サイレント・ポエツ）にフィーチャリングする形で「東京」を発表。NTTdocomoのオリンピック特別CMにも使用され、お茶の間にも浸透した。なお、この曲で ACC （日本CM放送連盟）クラフト賞サウンドデザインを受賞した。</p>
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<p>他にもRADWIMPSのボーカルの野田洋次郎との親交も深い。野田洋次郎のソロプロジェクトのillionのアルバムではフィーチャリングとして参加している。野田洋次郎はその制作過程で、「会うたびに他の人とはなかなか踏み込めないところまで話ができる貴重な友を得た感覚だった」、「出来上がったものを聴いて、新しいモノ、新しい音楽が生まれる瞬間に鳥肌が立ちました」などその影響の強さを語っている。5lackの初ワンマンライブではアンコールで登場するなど楽曲提供だけではない交流を伺わせた。</p>
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<p>同業のラッパーからの評価も高い。今までにフィーチャリングしたラッパーは、KOHH、kojoe、NENE（ゆるふわギャング）など、多岐に亘っている。KOHHとの作品は後述する『KESHIKI』に収録され、先行シングルカットもされた「24365」だが、板橋出身の5lackと北区出身のKOHHというご近所ラッパーのコラボレーションが見られたことが話題になった。</p>
<p>また自身のブランドSBB（Skate Bord Bridge＝板橋）ではTシャツなどのデザインも行っており、公式サイトで発売されているので、興味のある人はチェックするといいだろう。</p>
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<p>2018年にはフジロックフェスティバルにも参加した。兄PUNPEEをバックDJにしたがえ、RED&nbsp; MARQUEEステージをロックしたことは記憶に新しい。また同年には3年ぶりのアルバム『KESHIKI』を発表。2019年には初の板橋のホールでのライブもSOLDOUTさせるなどその活躍は続いている。</p>
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<p>written by 編集部</p>
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<p>photo:&nbsp;<a href="https://www.youtube.com/watch?v=mQk31fVxhJo" title="https://www.youtube.com/watch?v=mQk31fVxhJo">https://www.youtube.com/watch?v=mQk31fVxhJo</a></p>
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板橋出身のラッパー・トラックメーカーである5lack。その活動にせまる

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