4トラックを使って気軽に楽曲のアイデアをスケッチできる機材「Ableton Move」が登場。ポータブル性も良く、どこでも頭の中のアイデアを音に落とし込むことができる。

Pushアップグレードキットを使えば、わずか30分でスタンドアローン版のPush 3に変身させることができる。

<p>Abletonが今年5月に発売を開始したハードウェア第三世代Push「Push 3」のアップグレードキットをリリースした。</p>
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<h3>プロセッサー非搭載Push 3をスタンドアローン化できるアップグレードキット</h3>
<p>Push 3はプロセッサー非搭載モデルとプロセッサーを搭載したスタンドアローンモデルの2種類がリリースされており、今回リリースされたアップグレードキットは、プロセッサー非搭載モデルのPush 3をスタンドアローン化させるためのもの。</p>
<p>音楽制作ソフト「Live」が搭載されたスタンドアローンモデルのPush 3をスタンドアローンモートで使用する場合、従来のPushのようにPCとの接続を必要とせず、Push 3のみで音楽制作を行える。一方、プロセッサー非搭載モデルでは従来通り、LiveをインストールしたPCとの接続が必要だった。</p>
<h3>13万8000円でAbletonの公式サイトから購入可能</h3>
<p>アップグレードキットには、8GB RAMのIntel® 第11世代Core™ i3-1115G4プロセッサー（プロセッサー、RAMメモリー、WiFiを組み合わせた製品であり、Pushに対応した初めてのIntel® プロセッサー）、256GB SSDハードドライブ、リン酸鉄リチウムバッテリー、ヒートシンクといったプロセッサー非搭載モデルのPush 3をスタンドアローン化させるためのパーツ（ネジ、ドライバー、バックプレートリフター、保護マットも付属）が含まれている。これらのパーツはわずか30分以内に取り付けることができ、取り付けが完了するとスタンドアローンモデルのPush 3と同じ状態にすることができる。</p>
<p>アップグレードキットの価格は13万8000円で<a href="https://www.ableton.com/ja/push/upgrading-push/" title="Abletonの公式サイト">Abletonの公式サイト</a>から購入可能。また同サイトではアップグレードキットの使用方法も確認できる。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Learn Push 3: Installing the Upgrade Kit" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/yzpeafCrOTM?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>なお、Abletonは先月、最新版のLiveとなる「Live 12」のリリースを発表している。同モデルには「MIDI変形/生成ツール」や「ソングスケール機能」、「チューニング・システム」といったMIDI系の新機能が追加される他、MPE対応の新シンセ「Meld」を始め、新エフェクトやインストゥルメントなども追加される。</p>
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Ableton、プロセッサーなしPush 3をスタンドアローン化するアップグレードキットをリリース

Ableton Live 12の新機能「MIDI生成＆変形ツール」は、簡単な操作で曲のベースを作成し、さらにアレンジを施せる画期的な機能だ。これら2つのツールを組み合わせて使うことで、より表現力豊かな曲作りが可能になる。本稿では、このツールだけでどの程度の曲ができるのかを検証するために、実際に使ってみた感想をレビューしていく。

<p>Ableton Liveの最新バージョン「Live 12」に搭載された新機能「MIDI生成＆変形ツール」は、従来のDAWによる音楽制作の常識を覆す可能性を秘めている。この機能によって、簡単な操作で曲を作れるだけでなく、より表現力豊かな曲のアレンジが実現するからだ。簡単に言うと、MIDI生成ツールは「曲のベースを作るためのツール」、MIDI変形ツールは「作ったフレーズやビートをアレンジするためのツール」と言い換えることができる。これらのツールにより、ユーザーはクリエイティブかつ予想外の方法で多彩な音楽表現を実現できるようになった。<br />
<div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Ableton Live 12：新機能" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/NWn0Uaf9Ygg?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></div></p>
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<h3>驚くほど簡単に曲が作れるMIDI生成ツール</h3>
<p>実は私はDTMをしばらくしておらず、ブランクがあるため、新しいDAWを手に入れたとしても、曲を打ち込みだけで一から作り上げる自信がなかった（ここ数年は一部のパートのフレーズだけを作って放置しているものが結構ある）。</p>
<p>しかし、Live 12のMIDI生成ツールでいろいろなフレーズが手軽に作れるというのであれば、そんな私でも曲をようやく作り上げることができるかもしれない。また、簡単にフレーズが作れるというのであれば、以前から苦手としていたメロディックな曲も作れるはずだ。そう考えた上で、ローファイヒップホップのようなチルでメロウなビートを作りたいと思い、まずはMIDI生成ツールを試してみることにした。</p>
<p>基本的なトラックの構成要素を考え、ピアノコード、ギター、ベース、ビート用に4つのMIDIトラックを用意することにする。</p>
<p>初めに、MIDI生成ツールを使ってコードを作りたいので、さまざまなコードの規則に基づいて1〜4つまでのコードを生成できる「Stacks」という機能を使用することにした。</p>
<p>実際に使ってみると、パラメーターを設定するだけで、1小節に1つのコードが入った4小節のコード進行がすぐに出来上がった。全く打ち込むことなくコード進行が作れてしまったから驚きだ。<br />
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2024/03/28164529/Chord.png" alt="" /><br />
「Stacks」で生成したコード</p>
<p>また、ベースのフレーズ制作にはMIDI生成ツールの「Shape」を、ギターには「Seed」を使用した。「Shape」では、ノートのピッチの形状をプリセットまたは自分で描画する形状に基づいてフレーズを作成できる。さらに生成するMIDIノートの数や長さ、後続のMIDIノートまでの間隔を空けるタイミングなども設定できる。<br />
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2024/03/28164638/Bass-Shape.png" alt="midi" /><br />
「Shape」で生成したベース</p>
<p>一方、「Seed」では、生成するMIDIノートのピッチ範囲、長さ、ベロシティの範囲に加えて、最大同時発音数や総量なども設定可能だ。そのため、単音のフレーズだけでなく、最大同時発音数と総量を調整すれば、単音とコードが入り混じったフレーズも生成できる。<br />
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2024/03/28164711/Guiter.png" alt="mdi" /><br />
「Seed」で生成したギター</p>
<p>これでコード、ベース、ギターのMIDIが完成。次は、ビートのトラックにシンプルなブレイクビーツのサンプルループを入れてみた。再生してみると、ちゃんとチルでメロウなローファイヒップホップ系の曲になっていたので驚いた。これなら私のようにブランクがあるDTMerや、以前DTMに挑戦したものの打ち込みの難しさで挫折してしまった人でも、簡単に1曲作れてしまう。</p>
<p><iframe loading="lazy" title="Live12 Test1 by Jun Fukunaga fka LC" width="500" height="400" scrolling="no" frameborder="no" src="https://w.soundcloud.com/player/?visual=true&url=https%3A%2F%2Fapi.soundcloud.com%2Ftracks%2F1783303269&show_artwork=true&maxheight=750&maxwidth=500"></iframe> MIDI生成ツールのみを使用した楽曲</p>
<h3>よりクリエイティブなアレンジを可能にするMIDI変形ツール</h3>
<p>しかしこれだけでは、どうしてもややフラットで、マシーンライクな曲という感じがするため、もう少し生身の人間が演奏したかのようなニュアンスを加えたいと思った。そこでMIDI変形ツールを使ってアレンジを施してみることにした。</p>
<p>まず、4トラックのみだと音数的に少し寂しいので、アルペジオ・フレーズを追加することにした。この際、MIDI変形ツールの「Arpeggiate」を使用する。先述のコードのフレーズをコピーして、ピアノアルペジオ用のトラックに入れ、「Arpeggiate」を選択。この機能では、アルペジオを構成するノートの進行方向（アップ、ダウン、ランダムなど）や、トランスポーズされるステップ数、トランスポーズ度数、再生速度、MIDIノートの長さを調整できる。これらの設定に基づいて、「Arpeggiate」はコードを瞬時にアルペジオフレーズ化してくれる。</p>
<p><img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2024/03/28164741/ARP.png" alt="MIDI" /><br />
「Arpeggiate」でコードを分解して作ったアルペジオ</p>
<p>次にフレーズの構成要素を入れ替える機能「Recombine」を使い、先ほど作ったベースのフレーズを別のフレーズに作り変える。さらに、MIDIノートやコードの隙間を埋める機能「Connect」を使用して、フレーズを複雑にする。そこから、MIDIノートを伸縮させる機能「Timewarp」を用いて、フレーズのニュアンスを変化させた。</p>
<p>最後にMIDIノートの先頭にフラム（主音直前の装飾音）やゴーストノート（かすかに聞こえる演奏音）を追加する機能「Ornament」を使用した。これらはビートメイキングのテクニックとして知られているが、ベースにも応用可能だ。今回はフラムを追加し、ベースを手弾きしているようなフィーリングを加えた。<br />
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2024/03/28164835/Bass-Ornament.png" alt="MIDI" /><br />
「Ornament」で変形させたベースのフレーズにゴーストノートを追加</p>
<p>また、ギターフレーズのMIDIノートが多すぎると感じたため、不要な部分を削除し、「Connect」で新たなMIDIノートを追加して作り変えた。<br />
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2024/03/28164914/Guiter-Connect.png" alt="MIDI" /><br />
ギターフレーズから不要なMIDIノートを削り、「Connect」で新たなMIDIノートを追加</p>
<p>コードに関しては、「Strum」を使用してMIDIノートの開始位置をずらし、微妙なばらつきのある鳴り方にした。生演奏では完璧に同時にコードを鳴らすことは難しいが、この機能を使えば、そのニュアンスを手軽に再現できる。ニューディスコやクラブジャズなど、生演奏感が重要なジャンルでは、打ち込み臭さを消す上で非常に有用な機能と言える。<br />
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2024/03/28164951/Chord-Strum.png" alt="MIDI" /><br />
「Strum」でコードの鳴り方に微妙なばらつきを与える</p>
<p><iframe loading="lazy" title="Live12 Test2 by Jun Fukunaga fka LC" width="500" height="400" scrolling="no" frameborder="no" src="https://w.soundcloud.com/player/?visual=true&url=https%3A%2F%2Fapi.soundcloud.com%2Ftracks%2F1783303731&show_artwork=true&maxheight=750&maxwidth=500"></iframe> MIDI変形ツールでアレンジした楽曲</p>
<h3>MIDI生成ツールとMIDI変形ツールを組み合わせて、リズミカルなパーカッションを制作</h3>
<p>次にブレイクビーツのサンプルループを補強するために、MIDI生成ツールの「Rhythm」を使用してシェイカーとタンバリンのトラックを生成してみた。「Rhythm」は、ノートとベロシティのアクセントを含むリズムパターンを任意の設定に基づき生成できる機能だ。</p>
<p>今回、私はLiveのプリセット「Percussion Core Kit」からシェイカーの音を選択し、「Rhythm」でそれのパターンを作成した。<br />
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2024/03/28165055/Shaker.png" alt="MIDI" /></p>
<p>「Rhythm」で生成したシェイカー<br />
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2024/03/28165032/Tamb.png" alt="MIDI" /><br />
「Rhythm」で生成したタンバリン</p>
<p>次に「Seed」を使うと、作成したシェイカーのリズムパターンに合わせて、空白だった他のリズムパートのMIDIノートがランダムに生成される。これで複数のリズム楽器で構成されるパーカッションパートが簡単に完成する。さらにループの内容を発展させたい場合は「Recombine」を使えば、一気に複数のMIDIノートが変形し、違うリズムパターンに組み替えることができる。<br />
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2024/03/28165211/Shaker-Recombine.png" alt="MIDI" /><br />
生成したシェイカーに「Recombine」を適用して複数のパートを一気に作成</p>
<p>生成したパーカッションパートをさらにアレンジするなら、「Span」を試してみるのも面白い。この機能では、MIDIノートを終了させるタイミングをレガート、テヌート、スタッカートの3つから選択できる。例えば、スタッカートを選択すると、刻むようなキレのあるパーカッションに仕上げられる。<br />
<img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2024/03/28165243/Shaker-Span.png" alt="MIDI" /><br />
「Span」でスタッカートを適用したパーカッション</p>
<p><iframe loading="lazy" title="Live12 Test3 by Jun Fukunaga fka LC" width="500" height="400" scrolling="no" frameborder="no" src="https://w.soundcloud.com/player/?visual=true&url=https%3A%2F%2Fapi.soundcloud.com%2Ftracks%2F1783303704&show_artwork=true&maxheight=750&maxwidth=500"></iframe> MIDI生成ツールとMIDI変形ツールでパーカッションのアレンジを加えた楽曲</p>
<h3>MIDI生成&amp;変形ツールが切り開く、人間とDAWの共創による音楽制作</h3>
<p>このようにフレーズやリズムパターンを生成できるMIDI生成ツールと、それらをアレンジできるMIDI変形ツールを組み合わせることで、私のようにブランクがあるDTMerであっても、手軽に表現力豊かな曲を制作できる。</p>
<p>以前までのAbleton Liveは、自分の頭にあるアイデアを入力して音楽にするツールだったが、Live 12では、MIDI生成&amp;変形ツールの搭載により、ユーザーとLive間のインタラクティブなやりとりが生まれ、人間とDAWが共創するかたちでの音楽制作が可能になった。この点が以前のバージョンとLive 12の大きな違いであり、私が特に印象に残った変更点だ。</p>
<p>Live 12のMIDI生成&amp;変形ツールは、音楽制作フローの利便性を高めるだけでなく、表現力も豊かにする。さらにアイデアが全くない状態から使い始めても、ある程度アイデアがある状態から使い始めても、曲を十分に発展させることが可能なため、使用する価値は十分にあると感じた。</p>
<p><iframe loading="lazy" title="Live 12 MIDI Generators &amp; Transformations test / Arrangement - Sequence ver. by Jun Fukunaga fka LC" width="500" height="400" scrolling="no" frameborder="no" src="https://w.soundcloud.com/player/?visual=true&url=https%3A%2F%2Fapi.soundcloud.com%2Ftracks%2F1783303698&show_artwork=true&maxheight=750&maxwidth=500"></iframe> 完成した楽曲</p>
<p>Live 12に興味を持った方は、ぜひ自分の制作環境への導入を検討してみてはいかがだろうか。</p>
<p>Ableton Live 12:<br />
<a href="https://www.ableton.com/ja/live/">https://www.ableton.com/ja/live/</a></p>
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初心者でも大丈夫 。Ableton「Live 12」の革新的な新機能「MIDI生成＆変形ツール」で音楽制作が手軽で本格的なものに​​

☆Taku Takahashi

<p>様々なジャンルで活躍するアーティスト/プロデューサーをゲストにお迎えし、アーティスト同士だからこそ話せる「深い話」をお届け！さらに、ゲストによるラジオライブセッションも。アーティストの魅力がもっと知れる、もっと好きになるプログラムです。</p>


アーティストやプロデューサー、クリエーターを軸としたプログラム

Diggin’ Deep

<p>頭の中にあるアイデアがすぐに自分の曲に？</p>
<p>Abletonがリリースした最新の音楽制作ガジェット「Move」。アイデアを逃さず直感的に作曲を行えるツールとして注目されている。</p>
<p><module-adv></module-adv></p>
<h3>いつでもどこでも直感的に使える！4トラックの楽曲制作ツール</h3>
<p><img src="https://img.block.fm/wp-content/uploads/2024/10/09152229/3_Ableton-Move-CMYK-scaled.jpg" alt="3_Ableton-Move-CMYK" /><br />
Moveは、Abletonの人気製品「Push」のデザインをベースにした、コンパクトで持ち運びに優れた設計が特徴のポータブル音楽制作ガジェットだ。これがあれば、場所を選ばずどこでも音楽制作を始められる。</p>
<p><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" title="Introducing Ableton Move: a portable tool for intuitive music making" width="500" height="281" src="https://www.youtube.com/embed/qg0BzsVCMGs?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></div></p>
<p>Moveでは4つのトラックを使ってオリジナルの楽曲アイデアを作ることができる。それぞれのトラックに、ドラムキット、サンプラー、インストゥルメントを割り当てて、リズムやメロディーを直感的に描くことが可能。さらに、それぞれの音色はすぐに別の音色に差し替え可能で、柔軟なサウンドデザインを行うことができる。</p>
<p>また、ドラム用の“16 Pitches”レイアウトを使えば、ワンショットのドラムサンプルをピッチ変更して、ベースラインやメロディーに変換することも可能だ。この機能は現在公開中の「Move 1.1」ソフトウェアアップデートにより提供されている。</p>
<p>Moveは内蔵マイクと3.5mmライン入力を備えているため、外部音源をガジェットに直接サンプリングすることも可能。さらに内蔵スピーカーも搭載されているため、別途スピーカーを用意する必要もない。</p>
<p>機材自体のサイズも非常にコンパクトでスリム。1回の充電で最大4時間のバッテリー稼働時間を備えているため、持ち運びにも便利だ。いつでもどこでも、楽曲のアイデアが浮かんだらすぐに手に取って、即興的に音楽制作をするのに適している。</p>
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<h3>アイデアをスケッチしたら、続きはAbleton「Live」や「Note」で</h3>
<p>上で説明したように、Moveはとにかく頭の中のアイデアをスケッチでアウトプットしていくことに特化した機材だ。Wi-Fiに対応しているので、Moveで書き出したスケッチをAbleton「Live」やiOSアプリ「Note」に転送することも可能。外出先で生まれたアイデアをスタジオ環境に引き継いで仕上げを行ったり、iPhoneやiPadで続きのアイデアを作る、といった使い方も便利そうだ。</p>
<p>他にもMoveには以下のような主要機能が搭載されている。</p>
<blockquote>
<p>・1500以上のサウンド/インストゥルメントプリセットを含むコアライブラリ<br />
・32個のポリフォニック・アフタータッチパッド<br />
・16ステップシーケンサー<br />
・9つのタッチセンシティブなエンドレスロータリーエンコーダー<br />
・8種類の内蔵オーディオエフェクト<br />
・Live用のコンパクトなコントローラーとしても機能<br />
・Live 12.1 Introが付属</p>
</blockquote>
<p>Abletonの本格的な音源やエフェクトを使って、手軽かつ場所を選ばずに音楽制作が行えるMove。<br />
価格は6万9800円で、現在はAbleton.comから購入できるほか、一部の国では地域の取扱店舗からも購入できる。<a href="https://melodics.com/partners/ableton/move/learn" title="Melodicsの無料練習レッスン">Melodicsの無料練習レッスン</a>も付属するので、ガジェット的に使えるポータブルな音楽機材を探している人はぜひチェックしてみては。</p>
<p>Moveの詳細は<a href="https://www.ableton.com/ja/move/" title="Abletonの公式サイト">Abletonの公式サイト</a>にて。</p>
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