「今のEDMシーンに幻滅」Steve Angelloへ音楽シーンの未来を問う。

Written by Tom , Atsushi Fukushima (qlius)
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新作「Wild Youth」をリリースするにあたり、&quot;<a href="http://www.youredm.com/" target="_blank" rel="noopener">YourEDM</a>&quot;が「Steve Angello」にインタビューを行なった。彼が語るEDMシーンへの不満、今後の活動の展開など注目するトピックが多数。ボリュームのあるインタビューをお楽しみください。
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<autobr></autobr><autobr></autobr><autobr></autobr><big>もうコロンビアレコーズでは活動されていませんが、SIZE(Steve Angello 主宰レーベル)としての新しい情報はありますか？</big><autobr></autobr>11年間やってきているから、ここまで作り上げて来たスタッフ、ビジネス的な土台が出来たんだ。いろいろ自分でできることに気付いたよ、メジャーっていらないんだなと思ったね。<autobr></autobr><autobr></autobr>インディーの良い所ってフレキシブルに動ける事だよね、ビジネスモデルもすぐに変える事が出来るし。<autobr></autobr><autobr></autobr>メジャーからレコードを出すことは割とシンプルな事だし、自分は15歳からやっていたからそろそろ自分自身で動いてアーティスト達に自分が大事にしているものを提示したかった。<autobr></autobr>だから次のアルバムも自分のレーベルでやりたかったんだ。<autobr></autobr><autobr></autobr>クリエイティブの面ではSIZEをどこにでもプッシュできるし。<autobr></autobr><autobr></autobr><big>具体的にどういうことですか？</big><autobr></autobr>EDMだけじゃなくて、どちかっていうと「James Blake」とかに近いアーティストをピックアップしているんだ。でもやっぱり最初声をかけると「SIZEはダンスレーベル」って印象を持たれてるんだけど、自分のアルバムを聞かせると「EDMじゃないんだ」ってことに気付いてくれて、そこで信頼が生まれるんだ。そこで俺がどういう事をやろうとしているかを理解してくれる。<autobr></autobr><autobr></autobr>一週間にDemoも2500曲くらいは届くし、別に普通のEDMならいつでもサイン出来る状況だけど、<autobr></autobr>そろそろに大人らしい動きをしないといけないと思ったんだ。
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<autobr></autobr><autobr></autobr><autobr></autobr><big>幅広く動きたいと思った理由はなんでしょう、他のジャンルに興味をもっているのか、EDMに単純に飽きているんですか？</big><autobr></autobr>両方だね、正直今ダンスミュージックの方向性には全く興味はない。”Rick Rubin”や”Dave Grohl”から「ダンスミュージックは何か間違ってる」って言われて納得したよ、むしろ自分も同じような気持ちだ。<autobr></autobr><autobr></autobr>でも、ただ文句をいうよりも変えてみたい。成功するかは分からないけどやってみるんだ。<autobr></autobr><autobr></autobr><autobr></autobr><autobr></autobr><big>具体的に今のダンスミュージックにどういった面でがっかりしてるんですか？</big><autobr></autobr>とにかくセーフすぎる、皆お金を儲けようとしているし、「稼げるだけ稼ごうぜ!!」ってスタンスを取ってしまっているよね、それがすごく嫌なんだ。<autobr></autobr><autobr></autobr>家族が聞いていた音楽は「Stevie Wonder, Barry White, Nas や Jay Z」などだったんだけど、彼らはストーリーテラーだったんだ。ダンスミュージック自体ストーリー性がないよね。 作りやすいから同じ音ばっか使ってるし、身の回りのファンの事しか考えていない。<autobr></autobr><autobr></autobr>だけどロックのアーティストは、アルバムを発表して、アルバムツアーをした後は、2年間 次のアルバムの制作期間を設けるんだ。これは自分をアーティストとして進化させる為には必要なものだと思ったから。だから自分もそうしてみたんだ、この2年間は基本的にスタジオで制作をしている。やっと発表できるんだ「Don't You Worry Child」ばかりプレイしなくていいのに安心するよ。<autobr></autobr><autobr></autobr><autobr></autobr><big>「Wild Youth」はアーティストとしての進化との事ですが、リスナーはどう作品を予想すればいいですか？ コンセプトを教えてください。</big><autobr></autobr>まずEDMじゃない、ダンスミュージックでボーカルも入っているけど、ポップスなポーカルではないし、計算して作ったものじゃないんだ。The Temper Trapのドギーとか何人かでコラボして、とにかくラジオヒットは対して狙ってない。<autobr></autobr><autobr></autobr>アートな作品を作りたくて、10年後に振り返っても誇りに持てる作品にしたい。<autobr></autobr>そこがメジャーとインディーの大きな違いだと思うよ。<autobr></autobr><autobr></autobr>将来「あの時 覚えてる？ よくあんな薄っぺらい音楽にハマってたね…」って思いたくない。将来自分も納得するような作品にしないといけないよ。<autobr></autobr><autobr></autobr>ずっとピンクフロイドや、マイケルジャクソンみたいなアーティストばっか聴いていたんだけど、彼らも常に挑戦し続けていたよね。この２年は安定している自分から離れることができたよ。<autobr></autobr><autobr></autobr><big>ダンスミュージックをちゃんとした方向に持っていかなきゃ行けないという責任感を感じていますか？</big><autobr></autobr>少しは感じているよ。でもキャリアが長過ぎて大きなミスする恐怖は無いね。17年間 この業界で活動して、いまこそシーンが１番大きくなっているけど、いい状態ではないと思う。<autobr></autobr><autobr></autobr>Ultraの中継を見て正直がっかりしたんだ、もっと期待していたね。<autobr></autobr>まぁ俺は、自分に対しても周り対しても厳しい方だけど。やっぱりもうちょっと期待してた。刺激を受けたかったんだよ。<autobr></autobr><autobr></autobr>「なんだこの曲!!」っていう衝撃が欲しかったんだけど感じられなかったね。<autobr></autobr><autobr></autobr><autobr></autobr><big>逆にどのアーティストがその動きを出来ていると思いますか</big><autobr></autobr>&nbsp;M83 , The Temper Trap 、Kanye West は音楽の天才だね。彼らは周りの意見を完全に無視しながらとにかくアートを大事にしている、ダンスミュージック界だと色々と気にしすぎている部分があるよね<autobr></autobr><autobr></autobr>「Kanye Westの最新アルバム聞いた？」<autobr></autobr><autobr></autobr><big>「いいえ」</big><autobr></autobr><autobr></autobr>歴史的なアルバムだよ、ラジオヘッドも同じ。だけどEDMだとラジオを意識しすぎて、最近だとダンスのミュージックとSelena Gomezの新曲の違いを聞き分けられないんだ。<autobr></autobr><autobr></autobr>もちろんただのトレンドの動きだけど、誰かが新しい第一歩をリードしてあげないといけないと思う。それぞれのEDMプロデューサーのキャリアはリアルなものだから、皆真剣に取り組まないといけないよね。<autobr></autobr><autobr></autobr><big>簡単なことではなさそうですね、もう既に遅すぎるという心配はありますか？</big><autobr></autobr>”Steel Panther”って覚えてる？80年代のギミックが多いヘアバンドなんだけど。彼らは面白かったんだけど、その後ロックは立ち直れなかったんだ。たまに感じるんだけど、とにかくダンスミュージックはその状況になっていない事を願うね。とにかく表面的な活動に集中するのはやめた方がいいと思う。<autobr></autobr><autobr></autobr>やっている本人がバカにしちゃうとリスナーがちゃんとリスペクトしないし、本当に何年後かに振り返って「あんなクソみたいな音楽聞いてたね」って思いたくないでしょ。<autobr></autobr><autobr></autobr>そこを直していかないと、そうなっちゃうよ。<autobr></autobr><autobr></autobr><autobr></autobr><big>今の話に対してWild Youthはどうチャレンジして行きたいのですか？</big><autobr></autobr>ずっと「アーティスト」になりたかった。俺は本当のストーリー性があるアート的な作品を作るまでは、アーティストとして認めない。ただそれが目標だね。<autobr></autobr><autobr></autobr><autobr></autobr>via <a href="http://www.youredm.com/2015/05/04/steve-angello-on-the-state-of-edm-what-needs-to-change/">YourEDM</a>

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