Behringerが格安モニターコントローラー「STUDIO M」を発表

コンパクトで洗練されたデザインながら$49とお手頃で、DAW/DTMユーザーにちょうどいいサイズ感と価格の製品。
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2021.05.13 12:00

Behringerが洗練されたデザインのモニターコントローラー「STUDIO M」を発表した。同社のパッシブ・モニターコントローラーとしてすでに発表されているMONITOR1の上位にあたるモデルで、2系統のステレオ入出力とソース・モニター切り替え、DIM、MUTE、モノラルスイッチなど必要十分な機能を備えている。


コンパクトで洗練されたデザインながら価格は$49と格安で、おそらくは日本で入手できる同スペックの製品としては最安値クラスの製品となりそう。


DAW沼にはまった人にとっては5千円台あたりからはほぼ無料だと感じる価格なので、これまでモニターコントローラーを導入していなかった方は検討してみてはいかがだろうか。





モニターコントローラーの必要性


プロスタジオには確実に設置してあるモニターコントローラーだが、自宅には持っていないという方も意外と多いのではないだろうか。オーディオインターフェイスにそれらしき機能が入っている場合もあるが、やはりこういった物理ボタンと大きなノブを備えたモニターコントローラーがあると便利。


モニターコントローラー導入の主なメリットは以下。


・2系統のスピーカー切り替えがボタン一つで便利

・スマホで音楽を聴くだけの時にパソコンを起動しなくてもDAW用スピーカーで聴ける

・モノラルやDIMスイッチなどはやっぱり便利

・事故的に爆音を鳴らしてしまった時も速やかに音を下げることができる

・大きなノブで繊細に音量調整できる


インプット・アウトプットはステレオ2系統ずつ


Studio Mは2セットのモニタースピーカーを接続できるので、音の特性が違うスピーカー2種をスイッチ一つで切り替えて簡単にサウンド確認ができる。


リスナーが小型のスピーカーを好む昨今、5〜7インチくらいのDAW用ニアフィールドモニターだけでなく、一般的なリスニング環境を想定した小さめのスピーカーでも作品を確認するのは必須の作業だ。


また、インプットもステレオ2系統あるため、例えば一つはDAWのオーディオインターフェイス、もう一つはリスニング用にスマートフォンやハードウェアのシンセサイザーを接続しておき、パソコンを使っていない間もモニタースピーカーでスマホやシンセのサウンドを再生することができる。




ミニマルながらツボを押さえたスイッチ類


コントロールスイッチとしてはモノラル切り替え、DIM、ミュートを搭載している。


DIMスイッチは一時的に音量を20 dB下げることができるので、音楽制作中のミュージシャンとの会話の際に便利。ご家庭ではお母さんに呼ばれたり、恋人が話しかけたりしてきた時やDIMで音を下げてちゃんと会話をしてる感を出すのにも便利だ。こういった心がけでDAWが家庭内不和の原因にならないですむ。


リモートワークさぼりDAW中に上司から電話がかかってきた時などはDIMではなくミュートするようにしよう。


もう一つ重要なのがモノラル切り替えスイッチだ。小型のBluetoothスピーカーやAlexaのようなスマートスピーカーを中心に、モノラルのスピーカーは市場でも増えつつある。


ステレオでは問題なく再生されていた音源も、位相ズレがあるとモノラルスピーカーでの再生時に最悪サウンドの消失リスクもあるので、モノラルでのサウンドチェックは必須だ。


こういった機能についてはDAWやオーディオインターフェイスのドライバー側でできないことはないが、ソフトウェア側とマウスでの操作はつい面倒くさくなって、最後に一度確認するだけなど雑な確認になってしまいがち。一番最後に確認して手直しが必要となると気力も持って行かれてしまうので、制作途中に手元でチャッと切り替えて確認しながら作業を進行できるのは意外に重要なのだ。




クリアな音質


同社によればクリーンなサウンドを長期間にわたり提供するように設計されており、最高級の部材を使用しているとのこと。Behringerの過去のモニターコントローラーも価格から考えれば十分すぎるクオリティだったので、スタジオモニターの手前という最重要ポジションも安心して任せられそうだ。


さて、すでにお気付きの方もおられるかもしれないが、こちらの製品はモニターコントローラーの定番製品であるMACKIEのBig Knob Passiveとデザインやスペックが酷似している・・というかほぼ同じ・・。それでお値段は・・・そう、それでこそBehringer。


スピーカーを切り替えてのサウンド確認が面倒と感じていたり、モニタースピーカーがあるのに普段聴く音楽はBluetoothスピーカーで再生しているなら、とりあえずはこのSTUDIO Mを導入してみよう!


written by Yui Tamura

source:

https://www.behringer.com/product.html?modelCode=P0E88

photo:

https://www.behringer.com/product.html?modelCode=P0E88





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